週刊、月間、季刊等コレクション性の強い雑誌類や資料書籍をご紹介します。
ただし記事内容につきましては著作権があろうかと思いますので写真は表紙・目次等のみのご紹介に限らせていただいています。
ディズニーリゾート物語 Disney Resort Story 講談社
2002年9月4日創刊された隔週刊の東京ディズニーリゾート情報誌で全30巻。
創刊号は発刊日が東京ディズニーシーの一周年記念日とあってディズニーシーからスタートでした。
各巻とも今では懐かしい内容ですがこのシリーズの目玉はフィルムにステンドグラス風に印刷されたランド・シー内の各アトラクション等を題材としたクリアーアートのおまけ。
当時まだ写真が準備出来ていない号も
多くあり、これらのクリアーファイルを一覧紹介したものにはSecretとされていた物も。また10号までは配布順序もこのリスト通りでしたがその後若干配布順序が変更になった号もありました。
とは言え全30号分をコンプリート。もったいないのでクリアファイルもそのまま封印されたまま...。クリアフォルダーにファイリングしてもいいですね。
11号-20号
21号-30号
2号クリアアート Toon Town
蘇る古の時計 HACHETTE
今では時計量販店ではほとんど見かけなくなってしまった懐中時計のみを集めた隔週配布(2006.09.06創刊)コレクションでした。
ムーブメントはクォーツですが特典プレゼントのひとつ、スケルトンタイプのものはねじ巻式のアナログ時計でした。リュウズを巻くと内部で時計機能が動き出すのが見られます。今でも動きました。
基本的に集めて日替わりで使用するのを楽しむというよりも各時計のボディーの形や彫刻、文字盤や指針のデザインを眺めて楽しむものと思います。
100以上のクォーツ時計の電池交換を考えるとぞっとしますよね。
回を重ねるごとに配布号数が延長され、自身は105回でギブアップ。
それらを有料配布の木製飾りケースに入れ永らく放置してました。
過日状況の確認がてらにチェックしましたら配布34号と93号は購入していなかったようです。
また飾りケースに並べる際にリューズに挟まっているストッパーを外して動作確認し、見栄えが良いように針を10時10分30秒にセットしてから再度リュウズを引き上げ時計を止めておいたのですがケースのくぼみが一律のオーバル型だったせいか、中でリュウズが再度下がってしまった様で電池が消耗しているものも数割程ありました。
液漏れしてなければ電池を交換すればまた動くと思うのですがまあ2000円弱の配布価格の時計ですからあえてチェックしてません。
継続購入者プレゼントとして金と銀のメッキチェーン各一本、先に記したねじ巻式のアナログスケルトンタイプ、配布2号と同形の時計のカバー部中央エンブレムにイニシャル刻印のオーダーができたもの、もう一つ変わり文字盤の時計1つの計五点が最後のケースに入っています。
結構購読者プレゼントが多かったコレクションシリーズでした。
2015年には復刻版の配布がスタートしてますね。
表紙と
追加配布の告知
創刊号-30号
31号-60号
61号-90号
91号-105号
購入者プレゼント
トレジャーストーン Deagostini
2001年3月から4年半、隔週で鉱物と宝石の原石各1個を配布したシリーズ。
75巻までは四角いプラケースに鉱物サンプル、円筒形のケースに宝石原石をセットして配布され(数回サンプルが間に合わなかったのか鉱物2つ、次回に宝石原石2つを組み合わせた配布時もありました)、76から100号までは今まで配布された宝石原石を含め、再度ルースタイプのものが毎号一つ配布されました。
さらに100-119は化石シリーズとして毎回一つの化石サンプルが配布されましたが100号だけはアンモナイトの化石がプレゼントとして宝石ルースと一緒に特別配布されています。
自身は化石に興味がなかったので100号で購入を終了しました。
いま再度確認しましたら創刊号から100号まで石はすべてそろっているのですが毎号の資料ブックがいくつか見当たりませんでした。
表紙
鉱物サンプル
鉱石サンプル名
宝石サンプル (原石/ルース)
宝石名
STAR TREK FACT FILE DEAGOSTINI
2003年2月にディアゴスティーニより創刊第一号が発刊され、当初100号で終刊とされていましたが結局314号まで発刊されました。
STAR TREKファン必携(笑)の資料集ともいうべきボリュウムの内容です。
裏表紙についた小さな三角クーポン4を20号毎に専用台紙に20枚貼り付けて送ると特選ピンズがプレゼントされました。
最初の1-20号(101-120号)の応募で5つのピンズがセットできる紙製の美麗ケースとスタンドがついてきました。当特典ケースに添付されたレターに各ピンズの詳細説明が記載されていました。
残念ながら自身は157号で収集めげました(根性なし)。よってピンズは7個(飾りケース2個)が残っています。
ピンズコレクション
1-100号までのプレゼント
101-157号までのプレゼント
週間タイタニック Hachette
2004.01.14の創刊から100号、約2年間の作業で1/200スケールの木製TITANICが完成するウィークリーパートワークシリーズ。
基本はAMATIの木製キットなのでキットとしても入手は可能でした(当然同梱ブックレットはなし)。
終刊後期間限定でしたがアシェットのホームページに購入者完成品のWeb 展示特設会場に完成写真を展示できました。
とにかくその悲劇の末路故に実船写真が少ないこのTITANIC。カラー写真は皆無のこの船の完成のため何度キャメロンのTITANICを見たことか........(笑)
週間タイタニック制作関連資料類
TITANICは自身一番のお気に入りの客船で、それ故週間タイタニックの制作に関わった2年間は気合いを入れて建造に取り組みました(はは....)。
なぜ、この船にそのようなこだわりがあるかというとそれはたぶん遠い昔の幼稚園時代に遡ります。
幼少時に通っていた幼稚園の音楽集会室。黒板の上に壁いっぱいの大きな客船の絵が飾ってあり、なぜかその船に惹かれて休み時間になるとその部屋に行っては黒板前に一人仁王立ちで見上げていました。
その姿を見留めたのか園長先生がそっとその船のことを教えてくれたのです。
「この船はタイタニック号といって世界一大きくて綺麗な船だったんだけど海に浮かんでいた大きな氷にぶつかって沈んでしまったんだ(当時のおぼろげな記憶から」。
幼い頭の中には「こんなすごい船が氷の固まりにぶつかって沈んだ?乗っていた人達はどうしたんだろう?どうしてぶつかったんだろう?」と幾つもの疑問がグルグルと渦巻き………。
その夜、親に園長先生から聞いた話を尋ねたところ、映画好きの両親は「ああ、あの悲劇の豪華客船タイタニック?乗っていた人はほとんど死んじゃった。助けに来た多くの船が間に合わなくてね。大きな氷山に夜だったから気づかずにぶつかったんだよ。水がどんどん入ってきてね。海の真ん中で沈んじゃったの。今でも深い海の底に沈んでるよ」とまあ不正確な追加情報を話してくれたのでした。
一種のトラウマなのでしょう、これは。
というわけでまずは関連資料本から。
1)The Discovery of the TITANIC by Robert・D・ Ballard
ウッズホール海洋研究所のバラード教授が大西洋の水深4000m下の海底に眠るタイタニックの姿を1985年9月1日に初めて発見するまでの経緯と調査結果をまとめた著書です。
海底眠るタイタニックの船内、船外の状況写真と当時在りし日の写真を対比させた多くの図・写真が載っています。
海底の砂地に横たわる一対のゴム長靴とかビスクドールの頭部の写真(映画でも同様な映像が流れます)といったどきっとさせられる写真が巻末にまとめて載せられています。
2)TITANIC Legacy of the World's Greatest Ocean Liner
by Susan Wels Discovery Channel
当時バラード教授はタイタニック発見場所の正確な位置を公開することを避け続けてきました。それはその後の調査再開までの現場保持という意味も強かったでしょうか教授自らタイタニックと犠牲者への鎮魂の思いが強かったと述べています。
結局タイタニックの沈没位置は公になってしまい公海上故に民間サルベージが横行する事態に。当時「墓荒らし」とまで言われたこれらの行為の善し悪しはさておきRMS TAITANIC協会なる民間会社が引き上げた遺物を管理・展示しています。
一度日本でも展示会が開催された記憶がありますが自身は複雑な感情もあって行きませんでした。
バラード教授もこのままでは海底に横たわる船体自体が微生物類による腐食であと数十年で朽ち果てると警告しています。
このままにして朽ち果てさせるのがいいのか、朽ち果てる前に可能な限り引き上げ、きちんと管理しながら語り継ぐのがいいのかとても難しい問題ですね。
そういった海底から持ち帰った遺品の写真が多く載せられています。
3)Ken・Marschall's Art of TITANIC
タイタニックやルシタニアといった悲劇の豪華客船を描いた幾つもの絵画で有名な 米国のイラストレーターのケン・マーシャル氏の作品集です。
大西洋を白波を立てて快走するタイタニックや夕焼けに染まる船を描いたもの、ニューヨーク沖で大歓迎を受けながら港に入港するタイタニックの華々しい姿といった幻のシチュエーションを描いた絵がとても印象的です。
映画TITANIC制作時にも参考にされたそうで序文はジェームズ・キャメロンが寄せています。
4)Die Geschichte der Titanic(The Story of Titanic)
TITANICの建造工程から処女航海への船出、大西洋上での沈没までを船体内部状況を交えたイラストで経時的に綴った本です。
イラストが意外に緻密に描かれていて飽きませんよ。
5)ジェームズ・キャメロンのTITANIC
ご存じ最優秀作品賞等アカデミー賞11部門を受賞した映画「TITANIC」の製作過程を綴ったMook本です。
ボートデッキ等の細かいディテール写真は参考になりました。
Book1
Book 2
Book 3
Book 4
Book 5
Collectable Item
映画TITANICが公開された当時、いろいろなコレクターズアイテムが販売されました。
TAITANIC :The Official Story
コレクターズアイテムのセットです。
タイタニックの沈没に関する海事審判の記録や調査報告書と証拠類のコピーが数多くセットされています。
The TAITANIC Collection
こちらもコレクターズアイテムのセットですが一等ダイニングの食事メニュー、演奏楽曲リストや絵はがき類、乗船切符に乗船記録といった船内で使われたものや船会社パンフレット類のコピーやレプリカが中心のセットです。
さすがにこういったものは今では見かけなくなりました。
James Cameron Film TITANIC
Limited Edition Trading Card Set
映画の名シーンや撮影現場のカット等のフォトカードセット。
全世界で1万セットの限定販売で日本には正式流通しなかった商品でした。
革張りのミニトランクに25枚のカードがセットされています。
ちょっとびっくりしたのが今でもAmazon等で幻のアイテムとか称して相当の値段で販売されていたこと。
ほんとにこんな値段で?
軍艦島関連グッズ
今年(2015)「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の一つとして世界文化遺産に登録された軍艦島とも呼ばれる長崎県端島。
当時の島の人々の生き生きとした生活状況とともに今の廃墟と化した状況がわかる写真集とDVDです。
下のクリスタルガラスはレーザー3D蝕刻でクリスタルブロックの中に端島の現状の3Dマップと島の全形(背景として)が刻まれているものです。
どれもまだ入手可能でしょう。
それにしても活況当時の島の高層建物に煌々と明かりが灯った端島の夜景は見る位置によって本当に現代のメガクルーズ船かと見まごうものだったことがわかります。
軍艦島写真集
閉鎖までの記録
島の現状
廃墟の記録
3Dクリスタル
真上から
背景には島の
全景写真が
del Prado Car collection
2001年4月から配布されたカ-コレクションシリーズ。集めて飾ってプロポーションを楽しむシリーズでした。
1/43スケールのミニカー(飾り台付)とスペック表が配布されていました。
トミカより一回り大きなダイキャスト製ミニカーは車軸以外可動部はなく、車内インテリアもバスタブタイプのプラ製といったシンプルなものでしたが車体塗装、フロントグリルや足回りはそれなりに良く再現されていました。
日、独、伊、仏、米の有名どころスポーツカーばかり未開封で衣装ケースに入って残ってました。
どうも当時気に入ったミニカーのみチョイスしていた観があります...........
週刊ミレニアムファルコン DeAGOSTINI
昨年欧州での先行配布が開始された本シリーズが今年2016年1月から日本でも開始されました。
本キットは旧2作目:帝国の逆襲(新Episode V)で使用された1/43スケール、80cmの映画プロップの1/1コピーということになっています。
現在手に入る市販ミレニアムファルコンでは最大のスケールモデルになるでしょう。
すでにTVCMがガンガン流れていますし、横浜そごうで完成品の展示もされているとのこと(見に行くか........)。
まずは創刊号。
4連レーザー砲とコクピットの床と背面パネルがセットされています。
レーザー砲は金属素材(ダイキャスト?)で、砲身上下のパーティングラインが目立つのがちと気になるところ。
背面パネルはプラ製ボード表面にシールを張り付ける形で、説明書にはコクピット内部の照明でパネル印刷部が良く見える的な記載があります。
しかしながらプラ製ボードには配置機器類に応じた型抜きがされており、これはコクピット背部からの投光で機器類のライティング効果が得られる仕様なのかな?とも(TVCM版はそのように見えるのですが)。
添付のシールに透過性があるかまだ確認してませんのでこの点はまた後日に。
本シリーズでの完成品の特徴(売り)は
①大きい!(場合によってはデメリット?:笑)
➁プロポーション考証の正確さ
③リモートコントロールの電動ギミック
④塗装要らずの誰でも比較的簡単に組めるお手軽キット
ということになりますね。
唯一の欠点は今のところ総額20万円強(粗組として)というモデル価格でしょう。
現在配布中の本シリーズ、注文殺到による初回生産分の在庫切れということで現在数か月遅れで追加生産分の時差配布が行われています。
当館でも製作記を立ち上げましたのでご興味のある方はそちらまで。
2017年12月完成を記念して
Del Plade World Fighters
世界の有名戦闘機、爆撃機や輸送機等のダイキャストモデルとそのファクトファイルとともに毎号航空技術に関する解説記事が掲載されたブックが付いたシリーズでした。
い一巻の値段に比べても特徴を良くとらえた塗装もそこそこの良いモデルが付いていたと思います。
旅客機中心のコレクションだった世界の航空機100年物語ではついていた着陸ギアはなく、すべて飛行形態のみで展示用の専用スタンドが付いています。
日本法人のデルプラドジャパンはだいぶ前に倒産し、デルプラドは日本から完全撤退していたのですね。
もう十年以上前のシリーズですから未開封ブリスターパックも黄変しているものもちらほら。
残念ながら一部のモデルのみですが展示しておきます。
Doll's Houseのウィークリーパートワークシリーズ
My Doll’s House DeAGOSTINI
週刊マイ・ドールハウス
こちらはDeAGOから2001年01月09日創刊、2003年12月09日に終刊したドールハウスをWeekly Part Workで作り上げるシリーズ。
初回からオーバル形状の木質リビング大テーブルの組立てが課題でした。
当時まだ日本では少数の方以外の高尚な趣味、一般的にはなじみが無かったドールハウスが作れるとあって購入をはじめたのですが仕事が忙しくなり結局最終号まで積み上げていくだけに。
当初100号まででハウス本体を完成させるシリーズでしたが徐々に人気がでたとかで(記憶が確かならば.......)101号から15巻追加され、ハウス横に繋がる温室やハウスの各部屋の高級ライト器具関係の完成品パーツが配布されました。これで終刊と思いきや、今度は逆サイドにアンティークショップを追加でジョイントするシリーズがスタート。惰性で150号まで購入し続けた次第。
当館今だ、この創刊号から最終号まで積み上げて保管しており、製作はまだまだ先。
結構なボリュームで今更ながらどうするか保管場所に困っています(作ってやらないとナ)
3号はバインダー
仕様で配布
めでたく最終号
COVID-19に打ち勝とう!
「STAY HOME」プロジェクト(なんて......)
終刊から17年の歳月がたったDeAGOSTINIの「マイドールハウス」。
GWのステイホームの初日、古いピアノ鍵盤の下に乱雑に詰め込んでいたこのシリーズを半日かけて創刊号から最終200号までをチェック、順番に並べなおしてから仕舞いなおそうと重い腰をあげました。
いや待てよ、時間はたっぷりあるんだから徒然に作り出そうか?と思いついたのが失敗でした。
まあ製作記を綴るほどの意気もないので徒然に完成パーツ等を掲載していきます。
乞うご期待。
European Palace DeAGOSTINI
週刊ヨーロピアンパレス
全150巻の週刊マイドールハウスが好評だったことでさらにパワーアップしたドールハウスのウィークリーパートワークシリーズを刊行したDeAGOSTINI。
今回はロココ様式の貴族の館を模したもので螺旋階段を設けたエントランス。地下にはワイン貯蔵庫も.........
前回シリーズも手を付けていない状態でさらにストックを増やせないとこれまた2号で購入をやめてしまったシリーズでした。
創刊号はエントランスホール扉に
ラウンジテーブルの製作と盛りだくさん
My Dream Doll's House Del Prado
週刊マイドリームドールハウス
日本法人が倒産し、撤退してしまったDel PradoのWeekly Part Work。
DeAGOSTINIのシリーズと異なり家具や装飾品類は完成品として配布され、より初心者へのハードルが下げられていました。創刊当時125巻で終刊と記載されています。
良きも悪しきも完成品の家具の出来がイマイチで創刊号で購入を止めてしまいました。この判断が後で............。
配布半ばで日本法人が倒産し、シリーズの配布は中途で終了。ただし定期購読契約者には何とか残り全号が後日配布されたとか........。
当時は今と異なり書店での長期継続購入も可能な時代でしたのでこの方式でコツコツ作り上げてきた人は大打撃を被ったようです。
ご覧の通り配布家具は木調仕上げのプラ製品。この世界では木製製品が高級なホビー、最近出てきたプラ製品は安価なおもちゃと見られるきらいがありました。
当時本格的な木製彫刻に高級木調ニス仕上げされた高級家具調製品群が台湾から完成品やキットの形で輸入され、それらを取り扱うお店が身近になってきた時代でした。
欧州品に比べれば安価でしたがプラ製家具よりはやはり高めの価格帯でした。
ただプラ製はどうしても質感の低くさが目立ってしまうのが難点。
それでも作りやすさとハウス自体の出来も意外と立派といった全体的なハードルの低さからか結構人気を博したシリーズだった様です。
THE TWILIGHT ZONE DVD Collection Hachette
隔週刊ミステリーゾーン アシェット
昨日、最後の84巻が送付されてきたミステリーゾーンDVDコレクション。
1960年代TVを代表する1話完結のドラマシリーズの完全版コレクションとあって幾つもの名作がデジタルリマスター版でまた見られると購入を決めました。
隔週刊故に2013年9月4日の創刊から3年以上の配布期間を経てやっと終刊です。
以前から輸入盤のコレクションシリーズ等もありましたが、これは当時日本でTV放映された物は当時のままの吹き替え版(英語も選択可能ですが字幕無し)で、57巻からのカラーシリーズは(日本では未放映?)は日本語字幕版でした。
途中1巻スペシャルオファーされたものにはパイロット版として作られ、TVシリーズの第1話をかざった「そこにはだれもいなかった」を含む伝説の3話を収録したものがプレゼントとして提供されました。
その他にスチール製専用棚(実際には追加で3つ購入しないと.........)やムックの専用フォルダーも2個分無償プレゼントとして送られてきました。
TVドラマ界、稀代の天才脚本家ロッド・サーリングがほとんどの脚本を執筆するとともに番組企画制作のみならず番組導入部における案内役をこなすしたこのシリーズはtwist endingのオンパレード。
不条理ものあり、心理サスペンスあり、ちょっと心暖まるファンタジーありとどれもお勧めの作品ばかりなのですが
「廃墟」、「誰かがどこかで間違えた」、「放たれた矢」、「ヒッチハイカー」、「マネキン(カラー版でもリメイク)」、「弱き者の聖夜(これもカラー版でリメイク):またワンシチュエーションドラマのやっぱり猫が好き「クリスマス」のエンディングは絶対にこの回のオマージュ!)」、「33号機の漂流」、「二万フィートの戦慄(映画版でリメイク)」、「幻の宇宙船」とリストアップしてるときりが無く................。
中でも「遠来の客」、「疑惑」、「狂った太陽」は秀逸でした。
いまでは大物俳優、女優達が当時まだ駆け出しとして役を演じているのを見つけるのもまた楽しみの一つです。
さすがに後半のカラー版になると映像は綺麗ですが往年のパワーはすでにないと言われてもしかたないかな............
全84巻
ナンバリングのない特別版
おまけの専用棚とファイル
懐かしのSFコミック
整理していた書棚の奥から懐かしいSFコミックや小説が出てきました。
まずは虫プロで手塚修さんの後継者とも目されていながら49歳の早さで急死された坂口尚(ひさし)さんのショート集。
余韻がいつまでも続くエンディングカットの作品ばかり(珠玉のショート集っていうと大げさかな....)
立ち寄った書店で何気なくこの本に目が留まり、
ぱらっと開けた途端「これは!」とすぐになけなしのお金を払って購入。その夜に寝床で読んだ記憶があります。
本当に惜しい人を亡くしました、日本漫画界は。
懐かしのSFコミック2
第二弾は星野之宣さんのあの未完のブルーシティーとSF短編傑作集。
ブルーシティーは未完(休載)8年後に続編とされるバトルブルーという連載企画があった様ですが
残念ながら見逃しました。
書籍になってないのかな?
この方の作品は絵に切れというかスピード感がありテーマも壮大。その分少し気疲れしてしまうというか............
それでもショート集サーベルタイガーの中の一篇「サージャント」という一作はSF映画「月に囚われた男」に繋がるところもあってお気に入りの一つでした。
思い出のSFノベルたち①
ロボットの社会進出黎明期からその存在がもはや必然となる未来社会を描いた短編集。アシモフの「われはロボット」と「ロボットの時代」。
学生時代のお気に入りのハヤカワSFノベル達が年末の大掃除で出てきました。
アシモフのロボット三原則はSFファンのみならず有名です。
ポジトロン(陽電子)型電子頭脳にこの原則を焼き付けられ、人類の友となるべく世に送り出されたUSロボティックス社の高性能ロボット達が起こした不可解な事件の数々を同社の主任ロボット心理学者であるスーザン・キャルビン女史らがその三原則を通してロボットの行動の正当性を解明していく短編集。
SF映画「アイ・ロボット」はこの小説をベースにしていました。
読者としてはアシモフのロジックにうまく丸め込まれていく心地よさが癖になる作品集でした。
当時はパソコン通信がまだ電話回線による時代。米国モデムメーカーに「USロボティックス社」というスタイリッシュな高速(56K!)モデムをだしている会社がありました。So-netのモモちゃんや海岸に流れ着くボトルに手紙を託した時代です。
似たような作品があの2001年宇宙の旅の原作者アーサー・C・クラークの短編集「白鹿亭綺譚」。
これは有名作家や記者が夜な夜な集まる場所も判らぬバーで語られる夜話を集めた短編集でクラーク自身が聞き手と言う設定です。
希代の発明家なのかおおぼら吹き?か得体の知れぬ紳士、ハリー・パーヴィスの語る科学講談を集めた形という内容になっています。
現代物理学や化学に関する豊富な知識を披露しながら奇想天外な発明や事象・事件をここだけの話として詳細ははぐらかして語っていくパーヴィスの話のどこに嘘があるのか読者も聞き手の一人であるクラークと騙されまいと聞く面白さ(幾つかは見破りましたよ)という一風変った作風の作品集でした。
もう一冊のSFロボット学入門は小説ではなく当時のロボット/サイバネティックス事情の現実とその未来を小説や映画を絡めて解説していた本。
内容は登場人物名以外当時の思い出で書いてますのでいささか(大いに)不安です。不正確な記述もあろうかと思いますがそこはご容赦を。
SF名作シリーズ 22
宇宙家族ロビンソン 偕成社
本棚の奥に入っていた1971年刊行のこのSF小説、当時小学生等子供たちに良質なSF作品を与えようと刊行されたシリーズ全27巻の一冊です。あと数冊読んだ記憶があるんですが...........
TVシリーズの設定のまま、オリジナルの書き下ろしの様な内容でした。
この宇宙家族ロビンソンの翻訳者の福島正実氏を筆頭に、南山宏、野田昌宏氏といった日本SF界の重鎮や塩谷太郎、久米穰氏ら著名な児童文学作家・翻訳家面々がシリーズ解説者として名を連ねています。
当時はピカピカのニス引き表紙がかけられていました。
アンジュール ある犬の物語
2018年が戌年のためか、街の書店には必ずと言っていいほど犬に関する書籍コーナーが開設されていますね。
外出先でちょと時間つぶしに覗いた書店にも子犬の写真集やら犬の飼い方How to 本やらてんこ盛りのコーナーがありました。
その中で「ん?」と目に留まったのがこの一冊。
「感動の一冊、絵本の原点」とかかれた横長の本を手に取り、中を開いてみると鉛筆デッサン画のみで一文字も文章はありません。何やら犬が疾走しているページが続いているだけで.........
そろそろ時間だとそのまま本をコーナーに戻せそうとしましたが、なぜか後ろ髪を引かれ、結局購入して自宅でゆっくり拝見ということに。
その夜、「あ、そうだ。本買ったんだ」と寝そべりながら扉を開くと最初のページから犬好きの人にはいきなりドキッとさせられる絵が目に飛び込みます。
捨てられた主人公の犬アンジュールが必死に飼い主達の乗る車を追いかけるデッサンが続きますがやはり車には追い付けません。それでも必死に飼い主の臭いを求めて歩き続けるアンジュール。絶望と孤独、そして..........。
いやいや、犬好きが試される一冊でしょうか。
2023.11.20
行商猫のクリストフ
YuTubeで偶然見つけた動画、読み聞かせ物語「行商猫のクリストフ」
だいぶ前にご紹介介した「アンジュール」に続く動物もののお話をご紹介です。
少年と黒猫の出会いから始まるこの物語。
猫好きの方にはたまらないファンタジーでしょう。
敢えてストーリーは伏せておきますが挿絵が素晴らしい........。
残念ながらまだ絵本としての書籍化はされていないようでこれを視聴された方は皆さん書籍化を望むとコメントを残してます。
Storynoteさん創立5周年記念の作品。お時間があったらどうぞ読んで(視聴して)みてください。(上記添付画面はキャプチャーなので再生しません。ご容赦を)
THE LOAD OF THE RING
Cinema Figure Collection DeAGOSTINI 2018.07.13
最近ケ-ブルテレビでロードオブザリングとホビットの冒険の各3部作を久しぶりに通しでみました。
懐かしさと共にやっとこの2つのシリーズの時代背景や繋がりが整理できた次第(今さら.......)。
そう言えば日本でも異常な人気を博したロ-ドオブザリング3部作が完結後(日本では完結編公開直前に)DeAGOSTINIから映画の登場人物達のフィギュアーコレクションシリーズが刊行されていたのを思い出しました。
2004年1月創刊、隔週刊形式による全40号のシリーズ。
当時、自身も映画の完結後にはさすがに興味が薄れたのかこのコレクションも16体しか残っていません。
たぶんに購入時に選り好みをしていた記憶があります。
ご覧のように結構よく出来たメタルフィギュアーばかりで、創刊号には中つ国のマップポスターが同梱され、解説書内の掲載された写真に付けられた2つのルーン文字を使ってマップ上の位置が判るようになっていました(変形X-Y座標マップですね)。
中つ国マップ
ゴラム
アラゴルン
フロドとサム
レゴラス
白のガンダルフ
フィギュア裏のシール
ギムリ
P-MAN COMPLETE PROJECT DVD
久しぶりにDVD類の整理をしていましたら懐かしいBoxが出てきました。
横浜生まれのインディーズヒーロー「Pマン」の総集編(Episode1-15)。
このヒーローにぶち当たったのは2007年に横浜赤レンガ倉庫で開催されたYOKOHAMA-EIZOフェスティバル。当時横浜では2009年の横浜港開港150周年記念の前哨戦如くに幾つものお祭りが開催されていました。
主人公と製作スタッフへのライブインタビュー映像を見て「これは!」と当時のPマンネットのホームページで注文したDVDでした。
今で言うご当地ヒーローの走りとも言える存在ながら秘密兵器の細かいメカ設定に加えてクオリティーの高いコスチューム:主人公(扮するは監督自ら)だけですが.....、ロケハンによる実写主体の映像にアナログ画像加工を加えて描かれる1話5分の完結もの(あっ2話連続の回もあった)。
ただ終わりには必ずお約束のごとく(戦いは)「つづく」とでます。
かのディレクTVでも2年間放映されていたとか..........。
主人公よりもセリフ回しが異様にうまい悪役集団のF団の面々(ダンスも異様にうまいらしい)、突然出てくる秘密基地とか突っ込みどころは満載。
このDVDには秘蔵映像として初期の映像や製作過程とその変遷とか「スタッフ思い出ばなし(前編)」が収録され、この思い出ばなし後編を見たいと総集編Vol.2を購入しようとしましたらすでにホームページがなくなっていました。
数年前に再開されたホームページにはすでにストアーは無く、またこのサイトも直ぐに閉鎖されてしまいました。
最近まだサイト構築中とされながらも新たに「Pマンミュージアム」として再開されているのを見つけ、懐かしくチェックさせていただいている次第。
大人の科学 学研
子供のころ学研の「科学」の付録を楽しんだ大人向け?に2003年の初刊一号から販売されている付録付き変則季刊(年4回)の科学雑誌シリーズ。
2022年年末の大掃除で出てきました。
歴史的にもエポックとなった科学的アイテムのミニ復刻物やら最新科学原理の実験モデルキット等の知的好奇心をくすぐるキットの付録がついたものが今までに47のナンバリング版として刊行されてます。
その他に特別号やらキットの組立ての手間を省いた完成品のみを販売した「製品版」も少数ながらありました。
最近は特に過去評判・復刻要望の高かったアイテムをセレクトして復刻再販(一部の仕様改良も含む)した「大人の科学Best Selectionシリーズ」もでています。
写真はいつか造ろうといまだ未組み立て状態で手元に残っている号
①No.2 (2003.07):探偵スパイセット
②No.4 (2004.04):鉱石 ・ゲルマニウムダイオード付きラジオキット
③No.11(2006.03):ニュートン式反射望遠鏡
④No.17(2007.09):テルミンmni→キットは改良再販版
⑤特別版:シンセサイザーSX-150(シンセサイザークロニクルの付録キット)
→最近markⅡとして改良版が再販されてます。
⑥特別版:磁界探知式鉱石ラジオ(鉱石4種)
最初は子供向けの「科学」の付録の延長?の様なものからスタートしたこのシリーズですが回を重ねるごとに凝りに凝った付録がついてきて。とはいえ創刊前から10号位の一~二年分は企画・準備していないとシリーズ刊行化は無理。刊行コンセプトは昔「~の科学」の付録で遊んだ記憶をくすぐりながらそこに大幅にグレードアップした付録をぶつけてきていたように思えます。
想定通りに昔の学研「学習と科学」で育った団塊の世代に受け入れられたことでここまで続いたんでしょう。
自身は2010年辺りからからおまけ物のコレクションにつかれが出てきて........。
とはいえまず作りましょう。
完成しましたらまたお披露目を(笑)
ぴあMAP 東京・横浜 1996-1997
クローゼットから1990年代の雑誌類が出てきました。
ほとんど紙類の再生回収に出してしまいましたが懐かしい幾つかのものは写真を撮って中を確認。
当時は毎年買ってたんですが残っていたのはこの一冊のみ。
こんな古いぴあMAP、今では役には立ちませんがShenmueの思い出一杯の秋葉原とか当時の各地での懐かしい思い出等がマップ内の街並みからこぼれてきます。
例えばこの当時の横浜は「みなとみらい21」開発プロジェクトの竣工初期段階でした。
先行する中央18~25地区のパシフィコ横浜、ぷかり桟橋や横浜インターコンチネンタルホテルのウォーターフロント部やクイーンズスクエアから既存の横浜博跡地周りの駅前地区を除き新港地区などまだ何もない埋め立て地が広がっているだけ(MAP内では建設予定地とかかれた更地群)
とはいえこれら埋め立て開発地の淵辺りの新山下にはあのプリンスがプロデュースした大型ディスコ「グラムスラム」の閉鎖された施設(今ではライブハウス横浜ベイホール)、その後某局深夜お笑いTV番組のロケ地で有名なになったナイトクラブ(だったと.....)等々大人のお店が点々と存在していました。
ただ一番の思い出はサラダバーのような野菜のワゴンテーブルを引いてきて客の席前で作ってくれる大きなグラスボールサラダが絶品だったブッチャーズテーブル。ほんと懐かしい。
もう一つは当時東京西新井にあった「ウォーターパーク東京マリン」の一日入場券(半券)。ぴあマップに挟まれていました。
数々の大型ウォータースライダー類や波のプール、流れるプール等、「としまえん」や「サマーランド」にも引けを取らないウォーターアトラクションをそろえた施設で、市街地のただ中という立地ゆえか周囲の視線を避けるためにプール施設全体が高いステージ構造上にあってちょっと空中庭園の様な独特の雰囲気がありました。
足立区長の肝入りもあってできた民間レジャー施設ですが立地ゆえにプール施設のみで遊園地的な併設施設はなく、夏季限定(Jun.-Sep)の季刊営業設備という性格から他のプール併設遊園地に比べて経営環境はちょっと苦しかったのでは......。のちにローラースケート施設も開設されたようですが2001年9月に最後のシーズン営業を終えて閉鎖・解体され跡地には大型マンションが。
東京マリンの名前だけは今でも当時の東京マリンの血筋を引くスイミングスクール施設に引き継がれて跡地近くにあるようです。
思い出故に不正確な記述が多数あるかもしれません。ご容赦のほどを。