清水焼 菊花紋抹茶碗 光山窯
胴部に2輪、見込みへは1輪の菊花の半文様を載せたように描かれている清水焼の抹茶碗です。
口縁が少しうねった山道で胴部も二段に削られた造形です。
釉薬もまるでスプレー塗装をしたかのような細かい斑紋が現れた面白い景色です。
共箱の蓋裏に陶歴が貼られており、共布付きでした。
購入した骨董屋さんから淡交社の表紙を飾ったことがある京都光山窯の作品で昭和60年代の作品ではないかとのことでした。
桐の共箱
胴部
墨書きと落款
見込み
陶
茶碗裏
共布にも落款
高台横のサイン
本釜釉抹茶碗 九谷陶泉作
1300℃以上の高温で焼く本釜釉の抹茶碗です。
お手頃な価格ながらも厚く塗られた釉薬の流れるようなまだら模様が気に入ってます。
箱裏の墨書きに銘「鍾乳洞」と書かれていますがずっと見込を覗き込んでいると確かに洞窟に入り込んだかのような錯覚にとらわれます。
供箱
蓋裏
仕覆
茶碗見込
茶碗裏
作者陶印