映画、テレビドラマに登場した車やスパーカーとしてもてはやされたスポーツカー等のキットをご紹介していきます。
KNIGHT 2000 from 「KNIGHT RIDER」
1/24Scale mpc
主演のデビット・ハッセルホフがスターダムにのし上がった「Knight Rider:ナイトライダー」よりKnight 2000を。
ハッセルホフ演じるマイケル・ナイトは元々刑事でしたがある事件をきっかけにナイト財団の創始者ウイリアム・ナイトの養子となり人工知能(K.I.T.T.)を搭載した相棒とも言うべき愛車Knight 2000を駆って悪と対峙するといった筋書でした。バットマンを彷彿させますね。
このKnight 2000はポンティアック・ファイアーバードトランザムを改造したものですが黒い車体のボンネット前部の赤いフラッシャーを明滅させながら疾走する姿に惚れた人々も多く、この黒のトランザム実車が売れに売れたという逸話があります。
キットは古いものですがMPCからリリースされた1/25スケールのKnight 2000と同時にサードパーティーからでたフラッシャーキット(別売)です。
KNIGHT 2000 prototype K.I.T.T.
KNIGHT RIDER Season より
長い時が経過し、数年前に突然アオシマからこのKNIGHT RIDERのキットが完全新金型で2つも出ました。
一つはこのKNIGHT 2000(K.I.T.T.)で最初から赤いLEDフラッシャー回路が付いています。また劇中で車体が変形するスーパー追跡モードも再現できるようになっていました。
もう一台が初代人工知能K.A.R.R.を搭載したこのKNIGHT 2000のプロトタイプ。
フラッシャーは同梱されませんでしたが車体のツートンカラーが塗装済みでした。
アシモフのロボット三原則の如くK.I.T.T.(キット)は何よりも人間を守ることを最優先しますがこのK.A.R.R.(カール)はプロトタイプ故にプログラムが完全ではなく、自己保全を最優先する仕様でした。このカールのプログラム欠陥に気付いたナイト財団はカールを搭載したKNIGHT 2000試作品の運用を放棄し展示品としてしまいます。ひょんなことから目覚めてしまったカールは自身への仕打ちにナイト財団、とりわけK.I.T.T.とマイケルへの復讐に燃え.........といった敵役に。
残念ながらこのプロトタイプKNIGHT 2000(K.A.R.R.)は買いそびれました。
K.A.R.R.モデルはフラッシャーは付属せずに車体が設定どおりにツートンカラーで塗装済みという形でした。
De Lorean from「Back to the Future」
1/24scale AOSHIMA
誰もが知るマイケル・J・フォックス主演映画「Back to the Future:バック・トゥー・ザ・フューチャー」のDe Lorean:デロリアンを。
デロリアン社の実車DMC-12を改造した設定でしたが、ガルウィングとステンレススチール製の車体(これが映画でも伏線になってました)のクールな姿はさすがGiugiaroデザインです。
キットはアオシマの1/24スケール(これはIMAIの再販だったんじゃないかと思うのですが)。
このキットシリーズには同映画のパート編に応じ、タイヤが鉄道車輪のもの、空中飛行タイプのものもありました。
このパート1は箱絵を変えて再販されています。さすがに鉄道車輪タイプは見かけなくなりましたが空中飛行タイプはまだ手に入りますね。
De Lorean from「Back to the Future Ⅱ」
1/24scale AOSHIMA
劇中2015年の未来(笑)で改造を受け空中飛行タイプにもなるデロリアン。
キットはつまみ一つで通常走行タイヤ仕様から映画通りに四輪が同時に水平遷移するギミック付きでした。
De Lorean from 「Back to the Future Ⅲ」
1/24scale AOSHIMA
西部開拓時代が舞台になるパート3。
パラレルワールドのごとく複雑に絡み合う主人公達と時間軸の中、先に1885年に飛ばされたドクがデロリアンを鉱山に隠し、後発隊となるマーティーが1955年にこれを掘り起こした形となったデロリアン。70年も経過した車はタイヤはボロボロ(ここで車体がステンレス製という伏線が......)自走できる状況ではなくなっていたデロリアンに鉄輪を履かせ線路上で機関車に押させてタイムスリップ起動速度まで加速させました。
キットは基本的にPART1のものと同じで、履き替えさせた鉄輪と線路が追加パーツとして入っています。
追加パーツ
ECTO 1A from GHOST BUSTERS Ⅱ
1/24Scale AMT
「Ghost Busters:ゴーストバスターズ」より主人公達が依頼現場に駆け付ける際の営業用作業車ECTO-1A。
これは古い中古のCadillac Hearseの天井に作業装備をマウントしただけ。
キットはAMT/ERTLの1/24スケールものです。まあ自社のキャデラックのキットにデカールと特殊装備類パーツを追加しただけのお気楽キットかもしれませんが今となっては珍しいでしょう?
バットマンCAR
1/32 Scale IMAI
「BATMAN:バットマン」からBatmobile:バットモービル(バットマンズカー)。
TVシリーズは今更述べるまでもないでしょうがゴッサムシティーの大富豪ブルース・ウェインが闇の仕置き人として相棒のロビンを引き連れ、コウモリを模したスーツに身を包んで犯罪者に鉄槌を下していくストーリーでした。
写真の箱絵が主人公の愛車のバットモービルです。原子力駆動というところがまたまたすごいところで。
この車、元はFORDのLincorn Futura:リンカーン・フューチュラという実車が基になっています。このFuturaはフォードのコンセプトカーとして1955年に発表された未来カーでした。ハリウッド映画に何度か登場した後、このバットモービルのプロップモデルに。
フューチュラのキットはブラジルレベルから再販されたものですが確かに面影があるでしょう?
この初代バットマンカーは海外では人気があるためにオーロラ版が現在も再販されてます。
このバットマンと似たような筋立てのTVリシーズにGreem Hornet:グリーンホーネットがありました。そうそう、あの今は亡きブルース・リーがロビン的な役のMr.Kato役として出ていました。主人公の愛車でありこのカトーが運転手を務めるBlack Beauty号もPolarlights社から発売されていました。
たぶんオーロラかどこかの再版ものだったと思います。
FORD LINCOLN FUTURA
キット内容
Bond Car LOTUS ESPRIT
1/24 Scale NICHIMO
007シリーズの主人公ジェームズボンドの愛車、ボンドカーの一台にもなったロータスエスプリです。
初代ボンドカーとして有名なアストンマーチンDB5に並び歴代ボンドカーの中でも秘密兵器が満載の車でした。
このキットはボンドカーではありませんが映画(私を愛したスパイ)の公開当時にシュノーケル、ウインドにはシャッター(はめ込み式だったか?)を装備し、タイヤは着脱式で外からラダー付きのカバーを差し込み潜水艇モードになるキットが出ていました(作りましたから)。
そういえばギミック満載の今井製DB5やニチモ(当時MZ-2500で管理していた収蔵キットリストが見付かり、グンゼ品であることが判明しました)からのTOYOTA 2000GTが買い置きしてあったはずなのですが今だ発見できてません(うーん、車好きの友人とか誰かにあげたかな?)。
BONDCAR LOTUS ESPLIT Submarin
1/24 Scale AOSHIMA
007 私を愛したスパイで登場したロータスエスプリのサブマリンタイプのキットです。
映画公開当時に造ったキットの再生産品かと思っていましたが車体下部からタイヤ周り、潜行舵の付いたタイヤハウス部カバーの取り付け方が全く異なっており新金型製品のようです。
映画の実車を改造したプロップモデルは永らく行方不明でしたが、最近古い個人貸倉庫で美麗なまま見付かり、本物であることが証明されて2013年にオークションにかけられています。競り落とした匿名人が誰なのかについては色々と憶測が.....
キット内容
BLADE RUNNERに登場した車たち
①POLICE SPINNER 1/24Scale AOSHIMA
古くはブロークンヒーローズ(これは良く出来ていました)やゼネラルプロダクからレジン製キットが出ていたポリススピナーですがつい最近アオシマから精密なインジェクションキットがリリースされました。
まさか今になって完全インジェクションキットが出るとは思ってもいませんでしたので即買いしました。
地上走行モードと飛行モードの形態が選択できます。
Box
Parts
②Deckard Sedan
次いでアオシマからリリースされたのがこのセダンのキット。
映画では主人公デッカ-が捜査を終えてアパートに帰宅する時や情報収集に向かうときに利用していた車です。路上生活の子供達に車体からパーツを盗まれるシーンが有名ですね。
これも古い外国のガレージキットが存在していただけではなかったでしょうか?
初回限定配布としてデッカ-ドブラスターのキットがおまけで付いています。
Box
Parts
初回限定配布のブラスター
③POLICE CAR No.27
ポリススピナーの陰であまり目立たない存在でしたがセダンタイプのポリスカーの実物大プロップが映画内で数カット登場します。
レプリカントのプリスがJF・セバスチャンに接触するために夜のロサンゼルスの町を歩いて行くシーンでプリスの後ろに半身で,さらに俯瞰で全体が登場。
箱絵はまさにそのシーンでしょう。
Box
Parts
The Mach 1/24 Scale IMAI
マッハ号(Mach Go Go Goより)
懐かしのTVアニメシリーズ「マッハGO GO GO」より主人公三船剛が操るスーパーレーシングカー・マッハ号のキットです。
当時から人気のアニメでしたのでキットもゼンマイ走行品(モーターライズもあったような......)を中心に幾つかでていましたがこのキットは2002年のイマイ消滅直前、同社の渾身の力作キットの一つと言えるでしょう。
子供たちをわくわくさせたあの6つの車体内臓ギミック(実際の機能操作ボタンは8つあった)が可能な限り再現され、フロントグリルの下部からせり出す丸鋸もエッティング金属板で再現という懲り様でした(当然ケガに注意の警告付きの完全ディスプレイ版です)。
その後、米国で製作された実写版映画も公開され、このキットを超える超合金モデルも出ましたがプラモデルではこのキットがベストではないでしょうか。
少し前に青島科学から再販されたはずです。
マッハ号 ARCENCIEL
これはゼンマイ走行版で古いキットの再販版ではないかと。
The Mach Fiull View Ver.
1/24 Scale IMAI
マッハ号のボディーを上面クリアー、下面をクリアーブルー成型にし、内部構造パーツを新金型で追加し、先の通常版では再現されていなかったベルトタイヤ装着機構等まで再現(表現)された完全版。
ゲリーアンダーソンコーナーに展示中のサンダーバードシリーズと同じ販売方法でしたね。
Lamborghini Countach LP500
1/24 Scale MARUI
懐かしのスーパーカーブームと共に皆さんもこのマルイのシリーズを一台位は造った記憶がありませんか?
マルイ1/24シリーズは完全ディスプレータイプながらガルウィングドア、リトラクタブルライトにハンドル連動の前輪ステアリング機能等ギミックも満載ながら良くできたアイテムが多かったシリーズでした。
最初に作ったのはDe Tomaso Panteraだったと.......
MARUI Hi.So.Car Series 74
HONDA PRELUDE2.0Si 1/24 Scale
1985年6月、2代目アコードとして直噴4気筒 DOHC 16バルブ PGM-F1を搭載して登場した2.0Si。当時4WALB:四輪アンチロックブレーキを初搭載、前輪にダブルウィッシュボーンサス(後輪はストラット式)を搭載していました。
家人が1.8Lに載っていたためプレリュードには愛着が。このプレリュードから日本車にも楔形車体にリトラクタブルライトのデザイン花盛りになった気がします。
その後1987年4月に4WS、4WALB(ABS)に四輪ダブルウィッシュボーンサスにグレードアップ。
箱絵はこちらの型番車(北米仕様車)ではないでしょうか?
FORD GT Mark Ⅳ 1/25 Scale Union
その昔今は亡きユニオンからでていたメモリアルコレクションシリーズからFORD GT MARK Ⅳ 1/25スケール。
このキットはリアエンジンが精密再現されているとともにフロント開閉、リアフード取り外し式で内部が見えるようになっていました。
とにかくメモリアルコレクションの名を打つだけあってBoxが凝ってます。
まだパーツ出てこないよといった感じの手が込んだ装丁でした。
Boxカバー
カバーを外すと箱絵が
ボディーとまたBoxが.....
パーツ類は最後のBoxに
PORSCHE 911GT1
1/24Scale TAMIYA
昔タミヤからでていたフルビュー仕様のPORSCHE 911GT1 1/24スケール。
ボディーはすべてクリアー成型で車体フレーム、サスペンション、ルーム内装やエンジン等がすべて精密再現されているキットでした。
このシリーズにはフェラーリF-50、BMWウィリアムズFW24やフェラーリF2001などがでてました。
SUBARU ALCYONE
4WD TURBO XT COUPE
1/24 Scale TAMIYA
1985年デビューのこの車、楔形の車体、リトラクタブルライトのデザインで一世を風靡。
国内販売に先行して米国デトロイトで公開されたこのXT(クーペ)半年後に国内でも販売開始されました。
翌年ホンダのプレリュード(2代目)も同様なデザインをひっさげ登場。
当時の流行りとなりましたね。
空力特性を考えたというこのアルシオーネの車体デザインは他の追従を許さないほど鮮烈な楔形でした。
AMTRONIC 1/25 Scale MPC
1969年に初版が販売されたFuture CarモデルのAMTRONIC。
タイヤメーカーGood Year社のデザインコンセプトをキットメーカーMPCが手堅く造形化したキットでした。
ヘルメスの靴を象ったGOODYEAR社のロゴが承諾の上にタイヤ等にモールドされています。
タービンエンジン2基を後部ハッチ内に搭載し、2シーターのハイスピードカーとなる前部と今風のワゴン車的な4シーターの後部に都度分離・合体して用途に応じた使い分けができるコンセプトカーでした。
未来的な車内外のデザイン、エンジン等が再現されたこのキットは初版時には板紙印刷ながらも組み立て式の専用高速レーンを模したディスプレー台がセットされていました(ガードレールはプラパーツ)。
永らく再販されませんでしたが2000年にERTLからミレニアムエディションとして記念再販された時にはボックスが小さくなりディスプレー台は同梱されませんでした。
ただしプラパーツのガードレールだけはそのまま入っているというちょっとおざなりなキット。
2012年に初版当時のパッケージで再びディスプレー台もセットされた2回目の再販がされました。
写真のキットは車のキットのみのミレニアム記念バージョンです。
2012年版は今でも多く在庫流通している様です。