SF映画に登場するメカ展示室 3

ここでは世界のSF映画に登場するメカニックを中心にその模型(プラモデル/ガレージキット)やグッズのコレクションを展示していきます。


「Forbiten Planet 禁断の惑星」より 

「宇宙水爆戦」とともにSFスペースオペラの一時代を作った「禁断の惑星」。

地球からの移民先遣隊が消息を絶った惑星アルテア。その先遣隊の捜索救助のため到着した光速宇宙船D-57乗組員の冒険を描いた一作でした。

卓越した科学力を有しながらも突如謎の絶滅をしたアルテア先住民が残した地下巨大施設は今もなお活動・成長をし続けており、その遺構をアナログシンセサイザーによるスペースサウンドとセット実写、マット画やアニメーションとの合成による映像で見せてくれました。CGでどんな映像もリアルに描ける現代の映像技術からすれば稚拙に見えるかもしれませんが自身はこれはこれでアリだなと納得しています。

お気に入りの古典的SF映画の一作です。

 

 

C-57D STARCRUISER   1st.Edition

1/72 Scale Polarlight

「FORBIDDEN PLANET:禁断の惑星」よりハイパードライブによる光速巡航可能なスペースクルーザーC-57Dの大型キット(初版)です。

直径28インチ(70㎝)、ドーム内部の移住区インテリアが精密に再現され、3つのランディングギアも可動するギミック付き。

この宇宙船のオリジナルインジェクションキットがPolarlights社から発売されるというニュースが発表されたときは皆驚いたものでした。 
以前バキュームフォームのキットがLunar Modelsから出てましたが(1/144位の大きさ)、Polarlightsのキットは正規インジェクションキットで倍の大きさでしたからやっぱり凄い! の一言でした。

映画の舞台となる惑星アルテア4で登場するRobby the robotとともに人気を二分するメカキャラで、共にこの映画公開後にいろいろなTVシリーズ(The TWILIGHT ZONEは良く使ってました)においてゲストメカとして幾度となく登場しました。

残念ながらこのキットも今では製造元絶版アイテム(以後メーカーも活動停止)となっていましたが 2009年にラウンド2という中国メーカーから2nd. Versionが再販されました。

これは初回品に映画後半のワンシーンを再現できるように宇宙船周囲に張り巡らした電磁柵やそれにトラップされたイドの怪物がおまけでつけられたものです。


先に映画放映後のゲストメカ出演に言及しましたが、制作元や時代が近かかったこともあり米国TVリシーズ「The TWILIGHT ZONE:邦題ミステリーゾーン」では何度も登場しています。

特に記憶に残るのは「Episode51  The Invaders:邦題 遠来の客」。

人里離れた農家に一人で暮らす老婆の家の屋根裏に突如現れた謎の円盤(これがC-57Dです)。その乗員とおぼしき小人のエイリアンと老婆の死闘を描いた短編ですがエンディングまで一切の会話というか台詞がないストーリー展開に加え、最後のどんでん返しが秀逸でした。
老婆はTVシリーズ「奥様は魔女」にて魔女サマンサの母親役を演じたAgnes Moorehead

これはだいぶ前にDVDシリーズとしてリーリースされたコレクションVol.1の第一話として収録されていますし、昨年の2014年、Hachatteからもほぼ全話に近い放映回を網羅したDVDシリーズとして配布中です(後日完結後にご紹介ということで)。

「33号機の漂流」「狂った太陽」や「マネキン」といった回もストーリーが秀逸でお気に入り。

また意外な大物有名俳優、女優さんがまだ若い時に抜擢され、主役や脇役を演じているのを再発見する面白さもあり、TVシリーズを観たことない人にはお勧めです。

 



「TERMINATOR ターミネーター」より

少し前に「Night Museum3」を観に行きましたがその上映前の新作予告篇でカリフォルニア州知事を辞めたシュワルツネッガーがまたまたターミネーターの焼き直し版に出演する予告が流されていました。

今回は審判の日が回避できるかもしれないといった話の様です。

さすがに莫大な製作費がかけられている様で映像もクールでした。

この映画の第一作はシュワルツネッガー、マイケル・ビーン、リンダ・ハミルトンの主演3人の出世作ともいえるもので、その後各人幾つもの大作・人気作に出演していきました。低予算で製作されたためシュワルツネッガー演ずるT-800が骨格だけの真の姿になったクライマックスはCGというよりもアニメーションでした。

この辺りを後日、監督のキャメロンが残念がっていました。シリーズも回を重ねるごとに個人的には審判の日までの辻褄合わせ的ストーリーが中心で人気も下がり気味?だったように思います。

今回の新作はそういった意味で重ねすぎたシリーズのリセット的な意味もあるような気がします(まだ公開もされてないのに予告篇だけでここまで言うかってところですがね)。

 

 

TERMINATOR 2 

T-800 ENDOSKELETON

1/6 Scale TSUKUDA HOBBY

箱絵はターミネーター2の最初のシーンに登場したT-800のカットでしたか?

キットはだいぶ古いものですがパーツも結構細かく、良くできたキットです。

 

 

 

 

 

TERMINATOR  2 SOFT VYNIL Kit

HORIZONより発売されたCyberDyne T-800のリアルタイプ(ダメージ)とエンドスケルトン、敵役のT-1000のソフビキットです。

これらもだいぶ古いキットです。

 

T-800

T-800 ENDOSKELTON

 

 

T-1000


TERMINATOR 1 Real Leather Jacket

こちらはターミネーター1でシュワルツネッガーが身に着けた革ジャンのレプリカです。Windlass Studiosというメーカーがターミネーター25周年記念として発売したものです。

シリーズ3の革ジャンと同じく4㎏程もあり、鉛を羽織っている様な...........。

こちらはShop直輸入でサイズが選べました。

Mサイズですが日本人標準体型の方はSサイズでも行けるかも。

3の革ジャンは各部にプロテクターが仕込まれたような近未来的デザインでしたがこの1と続編2はライダージャケットそのものです。

 

後身頃

メーカータグ

 

 

商品添付タグ表

添付タグ裏


GARGOYLES Sunglass

多分ターミネーターが身に着けているサングラスとほぼ同じタイプのものだと思います。

映画公開後にデザインが気に入ってメガネ屋さんで購入したものです。

ブラウンのポリカーボネートによる全面グラスタイプのサングラス。さすがにこのタイプはもう見かけなくなりました。

 


TERMINATOR 3 JACKET

2003年5月にサントリーが実施したT3映画とのコラボレーションキャンペーンの懸賞で500着限定のT3レプリカブラックレザージャケットです。

シリアルNo.とシュワルズネッガーのサイン入りの重たい革ジャン。

サイズはMですが標準日本人の体系ではS-XSがジャストサイズだったみたいでMでも大きすぎました。試着のみでずっと箱にしまったままでした。

 

 

 

 

 


TERMINATER 3 METROPOLA  Watch

TYPE F17-RPS-03

TERMINATOR 3でシュワルツネッガーが腕にはめていた腕時計ということになってますが自身は確認していません。容器缶入りで10年保証の小さな紙切れが入っていました。

最近電池を交換してもらい、問題なく機能することは確認しました。

結構時間合わせが面倒なので、電池交換時に動くことを確認してもらえばいいですとお願いしておきましたがマルイの時計屋さんはさすがプロ!きちんとセットまでしてくれました。

 

 

 


Lost in Space 1998年映画版

60年代のTVシリーズの焼き直しの映画版。

焼き直しとはいえ踏襲しているのは設定だけで、メカデザインやストーリー展開は全くの新作。

ただ旧TVシリーズのキャスト陣がちょい役ながら皆健在な姿を見せてくれたり、デザインを一新した主役メカのジュピーター2号の打ち上げ時の保護フェアリングに旧作の船体デザインを採用してこれをジュピター1と呼んでいたりとTV版のファンにはニンマリするところが満載の映画でした。

TVシリーズのように次回作を期待させるエンディング(Lost in Spaceのまま)でしたが続編製作話はとんと耳にしません。

ただ幻となったTVシリーズSeason4(故郷への旅路)の焼き直しと思われるLost in Space 2016も結局日の目を見なかった様で...残念。

 

 

映画版 JUPITER2

ご覧の通りTV版とは似ても似つかぬデザインのジュピター2号。

唯一船体下部にはクラッシック版の推進ディスク機構が残っています。

光速飛行時には船体左右のダークグレー部分がせり出すハイパートランスモードに変形する新たなアイデアも。

先のLost in Space 2016ではクラッシックデザインに戻されていました。

 

 

 

 

 

 

 

 


Con-Am 27 Shuttle from Outland

映画パンフレット展示室のSF映画コーナーにて展示中の作品、1981年公開のOutland:アウトランド(主演:ショーン・コネリー)に登場したスペースシャトルのレジンキットです。

木星の衛星イオのチタン鉱石採掘基地に労働者や物資を届ける定期輸送シャトルであり、映画中ではコネリー演じる主人公の保安官を基地に届ける短いシーンながらも2001年宇宙の旅やALIENのシーンを彷彿させるようなプロットで登場する劇中ピカイチのメカでした(ノストロモ号の劇中モデルも同じ製作スタジオでしたからね)。

名前の由来は運営会社Conglomerates Amalgamated の採掘場27番専用シャトルといったところ。

40年近くたってまさかこれほどの精密なキットになって世に出るとはだれが考えたでしょう?

ずいぶん前からFantastic Plastic Modelsの次期リリース製品リストには載っていたのですが最近リリースがショップメールで通知され、希望者は問い合わせで受注可能となっていました。その第一期分が完売となった後、再度ショップのバーチャルカタログに載り再受付が可能となっています。

そういえば映画プロメテウスのプロメテウス号も再受付されたようですが現在は完全にSold Outとなってます。

 

1/350スケール、総パーツ数267(一部エッチングパーツ)当時の映画プロップモデルを緻密に再現した造型師さん渾身の力作です。

パーツ割りや完成写真のディテール等はShopに鮮明な写真が多数掲載されていますのでそちらを参照ください。

届いたキットを見た限りでは船体左右に張り出した4つのエンジン廻りの組立加工が精緻すぎてチョットやっかいかな?というのが最初の感想ですが、完成すれば逆にそのリアルさが際立つでしょう。

 

本体部パーツ割り

ディテールパーツ類

組立説明、エッチングシートやデカール等