SFTVドラマのメカ展示室2
60年代以降の米国SFテレビドラマ制作に君臨したアーウィン・アレンの作品に登場した宇宙船や探検車、ロボット等のメカニックモデルをご紹介します。
地球の爆発的人口増加による危機的状況を打開すべく宇宙移民の道を模索する人類。
コールドスリープ、恒星間移動技術にもメドが立ち、移住先候補であるαケンタウリ恒星系のαセントリー星に向けた長期宇宙旅行第一陣として抜擢されたロビンソン一家と空軍パイロットウエスト少佐。
この米国を中心とするこの恒星間移住プロジェクトの転覆をはかる某国はスパイとしてDr.Smith(写真一番左の人物)をプロジェクトに医療管理官として送り込んでいた....。
Dr.Smithの破壊工作(搭載ロボットB-9による宇宙船破壊プログラム)に加え、出発前に宇宙船から脱出に失敗したDr.Smithの予定外重量により船はコントロール失って宇宙の迷子になってしまう。
さて広大な宇宙を放浪しながらロビンソン一家は目的地に着けるのか、はたまた故郷地球に帰還できるのかといった本格的なスペースオペラでした。
写真は今は懐かしいLD版ジャケットの一枚ですが幻のパイロット版が収録されています。このパイロット版はプロデューサーのArvin Allen:アーウィン・アレンがCBSにTVシリーズ化の企画提案したもので某国スパイのDr.SmithやロボットB-9は登場せず、宇宙船(Jupiter 2ではなくGemini 12と呼ばれています)が打ち上げ直後に想定外の流星群に遭遇し、自立航行中の船は回避できず損傷を受けてコントロールを失い宇宙の迷子(地球では通信途絶から宇宙船破壊とみなされてしまう)となる導入部でした。
船内では何とか船に備わった消火装置と自動修復機能が作動して一難を逃れますが見知らぬ惑星へ不時着。その謎の星でロビンソン一家を襲う困難の数々を高密度に画いたストーリーになっています(モノクロ52分、TVシリーズ版の第5話位までの凝縮版)。
家族の家となる恒星間光速宇宙船JUPITERⅡの打ち上げは1997年ですからまあ科学の急速な進歩を誰も疑っていなかった時代の懐かしいSFTVドラマです。
TBS系列で土曜8:00に放映されていました。
本国では3シーズン作成されましたが日本では第一(モノクロ)、第二(カラー)シーズンのみが放映されました。米国でも残念ながら3シーズンで打ち切られた未完のドラマとなっています。第二シーズンはカラーになったもののSFというよりはファンタジーやコメディーの色彩が強まって自身も興味を失った記憶があります。
さて話が長くなりましたがまずはTVシリーズ版「宇宙船JUPITER 2」から展示していきましょう。
JUPITER 2 Luna Models
日本ではTVシリーズ放映当時にゼンマイ動力のスケール不詳のもの(記憶ではグリーンの成型色で内部再現は無いもののアクセスドアのみ開いた今井科学製?)や上部船体が全面クリアでその上層階内部のみがデフォルメ再現されたモーターライズ版に加え、リモコン式宇宙探検車やB-9:愛称フライディがマルザンよりクリスマス商戦アイテムとして出ていました。
そういった訳で今は亡き米国Luna Modelsから出たバキュームフォームのJUPITER 2は貴重なキットでした。輸入品ですからそう簡単に手に入るものではなく当時ワークスさんが少数輸入するとSF雑誌に告知された時には飛びつきました。
別売のインテリアキットと組み合わせますと(ガレージキット故に多少の技量は必要ですが)当時としては精密な内部の再現モデルに仕上がるキットでした。今でもe-Bay等に時たま出品されます。
そのインテリアキットや船体底部のフュージョンコア(推進器)の電飾キットの写真も追加しておきます。
そういえば日本ではゼネラルプロダクトからもバキュームフォームのジュピター2号がでてましたね。
JUPITER 2 Polar Lights
Lunar Models消滅後、次に世に出てきたのが左のキット。
上部デッキだけでなく食堂、家族のプライベートルームや実験室等が配置されていた下層デッキまでが忠実に再現されたキットです。
ただTVシリーズ放映時から議論を呼んでいた船体デザインから船内には下層階の存在ありうるのかという問題に対して上・下層の縮尺スケールを変えるという大胆不適なアイデアでこれを実現しています(下層のスケールは上層の半分強?)。
本来打ち上げからαセントリー星までの航行期間はすべて冷凍チューブ内で過ごす予定でしたので船内下層は推進装置とリトラクタブルランディングギアだけというのが基本設定でした。
それが予期せぬトラブルから宇宙の迷子となり、船内で長期間生活するストーリーになったため、TV製作サイドはこの議論については十分承知しながらあえてストーリーに幅を持たせることに重点を置いたとされてます。
この考え方はシリーズ最後の方になるとさらに大胆になり、原子力リアクタールームなる第三層(最下層)がでてきますからもう笑うしかありません。
このキットには特別バージョンとして船体をクロームメッキしたものも出ました。
これは後で追加写真として載せる予定です。
このキット用にもデッキ内の機器類計器パネル等のアップグレードデカールやフュージョンコア用Lightingキットがでていました。
JUPITER 2 Moebius Models
1/35 Scale
Polar Lightsまでもが活動を停止した後、AURORA社の幻のキットのレプリカ再販から今では新規にSFスケールモデルの開発を精力的に進め、素晴らしいキットを出し続けているMoebius Model。ファンはその動向に目が離せませんでした。
JUPITER2では1/35スケールの決定版と言える写真のインジェクションモデルキットを出してくれました。
このキットは無理をせずに上層階内部インテリアのみの精密再現に注力しています。
大型の決定版キットながら価格を抑えて、米国のホビーショップから直接個人輸入すれば80ドル程度で(当時75-85円の換算レートだったはず)手に入れられました。結構多く生産され、お店ではDent‐kit(箱にへこみ、こすれ等の傷があるものの中身は全く問題なし)が60ドル程度でディスカウント販売されたりもしました(自身もこのDent-kitを追加で一つ注文したくらいです)。
このようなキット故にサードパーティーが挙ってアップグレードレジンパーツやらエッチングパーツ、ライティングキット等を出してきました。
それらをざっと写真でご紹介してこのキットの解説を終えます。
JUPITER 2
Moebius Deluxe Ver.
先の1/35スケールキットのインテリアパーツのみを使い、船体をアルミ鋳造品に置き換え、中国の委託組立工場で全世界200個のみ予約限定製造されたデラックス版(Gallery Edition)JUPITER2。
内部電飾もすべて組み込み済みです。
でかい、重い、すごいの三拍子そろった完成品といったところでしょう。
はんだごて嫌いの自身としてはVoodooFXの電飾キットを組み込む自信もなく...........。
フュージョンコアの点滅アクションはランディングギアに隠されたプッシュスイッチの切り替えで「始動➡パワー増大➡巡航スピード」とTV同様の点灯アクションが楽しめます。(動画を撮ってあるのですがホームページにまだアップできず.....)
充電式内臓バッテリーと外部電源の2種で電飾点灯が楽しめるはずなのですが、外部電源を差しっぱなしで充電可能、フル充電で15分程度連続点灯可能の様な事が記されているにもかかわらず、実際指定時間充電後にAC外部電源を外すと数分でへたります。AC電源を常時差し込んだ状態ですと問題ありません。
内部にセット済みの充電池が不良品なのか?と船体を開けて内部にアクセスし、電動ガンのように既存充電回路を避け、直接バッテリーを充電してみると問題無く結構いけました。
今回はプラグからの同時充電は行わずに外部電源と別途充電したバッテリの接続という様な仕様で使えるようにを自身で施しました(これでメーカー保証はパー)。
やはり充電回路の組立にミスがあったのではと思い、現在はバッテリを内部回路から外してAC電源のみで点灯するようにしています。
ただしこれは設計・組立ミスでは無く、もともと製品が米国電源専用仕様の回路設計故の制限だという話も............:日本でこの製品を取り扱っていたプラッツのホームページには「残念ながら日本では電飾ギミックは作動しない」といった旨の注意書きが記載されていました。
最後はMoebius純正の電飾キット。回路はブロックごとに分けてすべて半田・配線済みです。充電器も入ってますのでこれなら問題ないのかな?
2015.04.15 追記
Deluxe JUPITER 2の内部
保管場所を移動する必要があったため、完成品の内部を覗いてみました。
この時にエレベーターのフレームパーツが取付ミスか変形していました(写真)。
このまま上部船体カバーを戻すのもしのびなく、デント・ディスカウントで安く手に入ったキットから流用して差し替えました。
Lost in SPACE B-9 ROBOT YM-3
16 inch Model MASUDAYA
日本放映時にはロビンソンクルーソー漂流記にちなみ、愛称「フライデー」と名付けられていた環境計測ロボットの大型ソフビモデル。
1984に増田屋から販売されたソフビ製のトイでボディー胸部内部にライティング機能のついたトーキングユニットがはめ込まれておりドラマの中の有名な名台詞群を胸部ライトと連動して発声しました。
このロボットは海外では正式にB-9と呼ばれていますが箱絵にあるYM-3も一概に間違いではありません。B-9はモデル名で、YM-3はY(試作型)マーク3タイプを示します。
このロボットの造形は映画「Forbiden Planet:禁断の惑星」に登場したロボット「Robby:ロビー」をデザインした日系人ロバート・イノウエです。
Lost in SPACE B-9 ROBOT
with Dr.Zachary Smith
元Aurora社のキットをPolar Lights社がオリジナルキットから型取りして復刻したものです。
Polar Lights社はこの手法で古いAuroraキットを幾つも復刻再販してくれましたが現在ではROUND2に吸収されてしまいました。
Lost in SPACE Robot B-9
1/6 Scale Moebius Models
数年前にメビウスモデルからリリースされた完全新金型によるプラモデルキットとしては決定版的なキットです。
VoodooFXからLighting Kitがでるかな?と楽しみにしていましたが2014年にやっとWeb-Shopのリストに載り、価格は150US$弱と掲示されています。大きさといい改造のし甲斐のあるキットです。
キットのパーツ
GRASS DOOM upgrade kit
for Moebius Robot B9 kit
メビウスモデルよりリリースされていた1/6スケールのB9ロボット(フライデーと呼んだ方がいいですね)用のアップグレードキットです。
同モデル(展示室にて公開中)はフライデーのキットとしてはベスト版と評価が高かったのですが頭部のグラスドームのパーツ構成(中央一周の接着ラインが残る上下二分割形式でかつ底部が外側に向け凸形状になっている)や質感が今一歩でした。
メビウスはこの辺りのファンの意見を聞いてかこのキットの再販とともにアップグレードキットのリリースを告知しました。
発売形態として①シームレストップドームのみ、②ドームと頭部構造部のセット、③これらを含んだロボット本体のキットとなるとされました。
今回は未組み立ての初版ロボットキット(写真)がありますので②を選択。
半年以上プレオーダー状態でしたがやっと出荷の準備が整ったとショップからメールが入り、到着を心待ちにしていた次第です。
さすがにグラスドームは肉厚も薄く均一で透明性も完璧(はじくとキンキンとガラスの音色がします)で比較写真のごとく質感が上がること請け合いです。
同梱されたパーツ類も未確認ながらライティング内蔵を前提に改良されている様にも見えるのですが..........。
でも現時点ではVooDooFXも2009年版のPolar lights版1/24フライデー小スケールモデル用のライティングキットしかリリースしてないんですよね。
先の告知は何だったんでしょう?
オリジナルパーツとの差違の有無が確認できましたらまたご報告します。
少なくとも同梱透明プラパーツもオリジナルのものに比べ硬質感がある(オリジナルが劣化しているのか:笑)ように見えます(特にネック部のリング状パーツ)。
初めて購入される方はこのアップグレードキットにリプレースされたニューリリースのロボット本体キットをご購入されることをお勧めします。
写真では判りづらいかもしれませんが破損防止用エアーパッキングにパックされたものがシームレスドームです。さらに紙製ボックスに格納されていました。
箱裏
B9 本体kit(初版版)
パーツ一式 エアーパッキング内がシームレスドーム
左側がオリジナルのクリアプラ成型パーツ
右側がグラスドームと底部プラ成型パーツ
CHARIOT 宇宙探検車
1/24Scale Lunar Models
古いガレージキットです。
レジンパーツの車体にグラスパネル組み立て式だったボディーは塩ビ製のバキュームです。
キャタピラーは細かいモールドなのですが脆い樹脂キャスト製で車輪に巻きつけるには細心の注意が必要。
マルサンのワイヤーリモート式の電動Chariotが幻のキット的な状態でしたからこの難しいガレージキットもそれなりに売れたはずです。
余談ですがこの探検車のデザインは秀逸ですね。これは当時の実際の雪上車を改造したもので本当に走行できる実車とリモートコントロール式のモデルが適時使われていました。
パーツ内容
CHARIOT 1/24Scale Moebius
Lost in Space関連キットを精力的にリリースしてくれているメビウスモデルのCHARIOT決定版ともいえる完全インジェクションキットです。
動力機構は搭載されていませんが転輪は回転式、内装も完全再現され両サイドのドアパネル開閉可能といったプロップ顔負けの内容です。
このように決定版的なキットですのでJUPITER2同様に幾つものサードパーティーからライティングキット、ディテールアップパーツやデカール類、そしてプレキシグラスパネル接合枠塗装用の全面マスキングシートがリリースされています。
完成品のご紹介
これは「親父の電飾モデル工房」さんより譲り受けたChariotジオラマ完成品です。
数々の市販キットに電飾を施した完成品を展示されているお方で見ていて楽しくなるブログ/ホームページです。
「素人の製作なので細かいところの出来はそれなりとご理解ください」とおっしゃっていましたが、素晴らしい完成品でした。
前記の如く自身もこのキットを完成させるぞと意気込んで改造パーツ等も揃えましたがこの完成品を受領したら一気にその意気込みが失せました。
素晴らしい完成品をありがとうございました。大事にしております。
CHARIOT 1/35Scale Doll & Hobby
レベルやMPC等の古いキットの金型
(またはその改修版)による再生産販売やポーラライツ等が得意とした復刻金型版モデルのリリース等で鼻息荒いD&H。
最近復刻金型(New-Tool)までを自社で造ってリリースするまでになった様でその一つがこの1/35CHARIOT。
当展示室でも展示中のMoebiusの1/35スケールJupiter2との統一スケールが売りで同一スケールのB9ロボット9(フライデー)にジョン・ロビンソンに息子のウィルまで同梱されてます。
記憶ではMoebiusの1/35スケールJupiter2に続き1/24スケールのChariotがリリースされた直後に同社から1/35統一スケールキットとしてB9ロボットとともに開発中アイテムとしてリストアップされながらその後何年も開発進捗の続報がでずに数年前、取り扱いショップもリリースのメドが立たないとして異例の受注予約取り消しをしたキットだったと思います。MoebiusのHPではB9は同梱物でありマルチマテリアル(スチレンパーツ、レジンパーツにエッチングパーツ)キットとしてSpace Pod と新開発アイテムとされていました。
当館ではこのアイテムの企画・開発の引継ぎをしたんじゃないかと下衆の勘繰りをしているのですが....(MoebiusのHPではこの1/35キットがComing Soonとまだ記載されてます)
結局本品はマルチマテリアルキットではなく、1/24スケール版に比べ左右キャタピラは一体式貼り付けパーツ、クリア成型ボディー内の内部インテリアは完全再現されているものの左右乗降口ドアはボディーと一体になっています。
とはいえ待たされただけあってキットの展示用背景ボードも入って、至れり尽くせりのおまけてんこ盛りのキットです。
パーツ等一式
新旧キットのスケール差
SPACE POD & Accessaries
1/24 Scale Lunar Models
第3シーズンで本来のスペースオペラに復帰したLost in Space。
その話の展開を膨らませるために宇宙空間でのミッションや未知の惑星への調査着陸用スペースポッドが突然登場します。ジュピター2号の格納庫から発進(どこにこの大きさのPodが....)。
これらも映像マジック。
デザイン的には明らかにアポロ月着陸船(LM)の影響を受けていますね。
キットはレジンキャスト製で内部もそれなりに再現されています。かちっとした出来でルナモデルのキットとしてはレベルの高い部類でしょう。
他の2点は同TVシリーズの第1.2シーズンでよく出てきた
①武器類セット(レーザーライフル、ブラスター等)と
②装置類セット(地中レーザードリル、電磁バリア発生装置や自動洗濯機 etc)
当時ルナモデルのキットを度々購入していたお店から長期不動在庫品なのでプレゼントしますと併せいただいたものです。今では貴重な一品、ありがたや。
SPACE POD
1/24 Scale Moebius Models
同社のJUPITER2,Chariotに続いて発表されたSpace Podのインジェクションキットです。
精緻な多くのパーツで構成され、前述のルナモデルのレジンキットよりはクオリティーの高い製品です。ポッド内部の再現は十分でしょう。
後日このキットを使った完成塗装品も販売されました(思ったほど売れなかったからでしょうか??)。
写真はキット発売当時にサードメーカーから販売されたディテールアップパーツ類です。VoodooFX社よりLaighting-kitも販売されています。
ディテールアップパーツ
DERELICT 1/350 Scale MOEBIUS
Lost in Space TVシリーズの第一シーズン第二話に登場する異星人の古い遺棄宇宙船のキットです。
メビウスモデルが展開してきたLost in Space シリーズキットの最新作です。
第一話で妨害工作によって宇宙の迷子になってしまったジュピター2号の前に現れ、その船内にジュピター2号は飲みこまれてしまい........
さながら宇宙に浮かぶ食虫植物の様な巨大な宇宙船はクラッシックなデザインで幽霊船の如く内部に張り巡らされた蜘蛛の巣の様な構造物?も異様な雰囲気を醸し出していました。このキットでは印刷された板紙でこの船内状況を再現しています。おまけにクリアープラで成形された同一スケールのジュピター2号が2機セットされており、それぞれ着陸脚を格納(飛行形態)、降下(着陸)にしてこの謎の宇宙船内部のドッキングステージにセットしたり、宇宙船の展示台に併置して飛行状態でも展示できます。
そうそう書き忘れるところでしたが後部扉は取り付け根元のリングを差し替えて分割ドアを開閉状態にできます。
まあTVシリーズ放映当時にだれがこんなキットまで手にできると思った事でしょう?(古い話ですがレジンキットで見かけた記憶はあります)。
キット内容
エピソードの一場面
Lost in Space Collectable Cards
全72枚(通し番号付きカード分7)のコレクションカード一式です。
主演俳優陣のブロマイドあり、TVシリーズの放映シーン、コマーシャル用の特別カットから当時の撮影現場での息抜きの場面まで。チェックリストのカードもついていました。
あれ?ドン・ウエスト役のMark Goddardのカードがない.......!
モリーンロビンソンのカードに重なってました(やれやれ)。
Lost in Space Space Jamp Suit
ご存じ60年代米国TVシリーズ「Lost in Space 邦題:宇宙家族ロビンソン」で一家が放映初期エピソードの船内で着ていた銀色の宇宙服のレプリカ。
とは言えハロウィーンの仮装レベルのものです。
実物はもっとアルミ箔のようなギラギラした素地だったことが当時のスナップショットからも判ります。
衣替え整理中に衣装ケースの奥から出てきました。
5~6年前に購入した様な記憶も。
着用したかはご想像にお任せして....
SEAVIEW 1/128 Scale Moebius Modelsアーウィン・アレンと言えば映画「Voyage to the Bottom of the Sea:邦題 地球の危機(1961)」のヒットとそれを題材にした最初のTVシリーズとなる「同名:邦題 原子力潜水艦シビュー号/海底科学作戦」とその舞台となる原子力潜水艦シービュー。
海軍提督であり海洋研究所所長でもあるハリマン・ネルソン提督が設計した原子力潜水艦です。その外観上の特徴が船首から張り出した両舷のヒレと船首観測室を取り囲む様に設置された透明観測窓(小田急のロマンスカー的な)でしょう。映画とTV第一シーズン(モノクロ)のプロップモデルはこの観測窓が上下二段の計8枚の透明窓によるのものでしたが、カラー番組となったTV第二シーズンからは上下段のない左右各一枚(実際は各2パートに区分されているので4枚窓に見えます)の2枚の大型観測窓になったものがあります。これは空中飛行可能な小型の潜水艇:フライングサブを艦首観測室の下部に搭載すべく改修されたことになっていました。
キットはTV第二シーズンのモデルで新興Moebius Models社からリリースされた1/128スケールの超精密キットです。
展望室とコントルールルームが完全再現され、展望室下のフライングサブ格納庫も精密再現された大型キットです。
このキットがCult Man’s TVのWebshopでComing soonとの告知に加え、そのテストショット写真が掲載されたのを見た方は狂喜乱舞したことでしょう。
かく言う自身も即座にEarly-Bard価格で予約をいれたので大分安く手に入れることができました。非常に良くできたキットですのでその後いくつものディテールアップキットがサ-ドパ-ティーメーカーから出ています。
まずはVoodooFXのlighting kitでしょう。これはマストハブだと思います。
船首大型ライトにブリッジ航行灯や船尾フィンの後部航行灯に加え展望室、コントロールルームの内部電飾に船尾下部のマンタフィン部の照明にフライングサブ格納庫の照明まで。
別途コントロールルームの計器板等のデカール類も販売されました。これを使うのも一手ですが、なんとインジェクションキットのコントロールルーム機器類のパーツを透明シリコン系の成型パーツに置き換えてその内部に電飾が仕込める様に追加加工できるパーツ類も発売されていました。
エッチングパーツは一部の外部船体パネルに加え船内の梁まで再現できます。
サードパーティーの力の入れようが異様にすごかったキットでした。
ただこのキットにはCASWELL社から電子制御、ラジオコントロールの電動推進部、バラスト制御部のパックを搭載出来る様になっていました。またCCDカメラまで搭載出来るオプションも。まさにいたせり、つくせり。
このキットはTV第一シーズン用の8枚窓のパーツが差し替えられるようになっていましたが後日船首の2階建ての内装を再現した映画オリジナル版も発売されています。
SEAVIEW UNION
キットは緑商会から出ていた(中)シービューがユニオンから再販されたものです。
緑商会がまだ存在していた当時はビックシービューと称した電動水中航行のキットもでていました。
この(中)シービューも当時は電動走行タイプでした。ともに映画版でありながら船首下にフライングサブが搭載できるようになっていたのが面白い点です。特にビックシービュー版では格納庫が設けられておりハッチが開閉可能になっていました。
この(中)シービューはガランドウの船首にサブをはめるといったいい加減なものですがそれでも当時手頃な価格でお買いになった諸兄も多いのでは?
写真左が再販初期のものでモールドは白(なんか黄ばんできたかな?)。
右はその後の1983年再販記念版としてモールドは紺にかわり再販記念のミニシービューが付いています(ミニシービューの金型は1960年当時のものなので傷等があると断りの紙が入っています)。
このユニオンもすでに模型界から姿を消してしまいました。
UNION 再販初版
1987年限定再販版
FLYING SUB 1/60 Scale MONOGRAMモノグラムの古いキット(オリジナルはAURORA製です)ですが船尾のエンジンルームを含め内装インテリアが完全再現されているキットで胴体上部中央パネルが外れていつでも内部が見られる設計です。
この後にご紹介するMoebius Modelsの1/32スケールキットが出るまではサブのベストキットでした。
Flying Sub 1/32 Scale Moebius
US のMoebius Models から2008年に予告され、2009年にリリースされた大型のFlying Sub。
先のMonogramの1/60スケ-ル品がベストキットとして君臨していましたが永らく絶版状況でした。何度か再版されましたが今ではネットで見かける程度でしょう。
今回のキットはさらに大きく、出来が良い究極版です。
またLunar modelsのバキュームフォーム版も会社の身売り後、サブの内部をVoodooFXのライティングキットで完璧に再現できるキットが手に入らなくなっていましたが、今回このキットがお手軽・お値打ち価格で手に入るのは喜ばしいことです。
Lunarのキットは全般的に上級者向けガレ-ジキットという印象がありますがこのMoebiusのキットはインジェクションキットなので組立に難儀することは無いでしょう(組立説明図は相変わらずですが)。
CultTVman’sのWebshopでBoxに多少の傷(変形)のあるデントディスカウント品の方を注文しました。Boxの四隅の一箇所がつぶれ気味なのですがキットには全く問題はなく(Shopが保証)、この程度の外箱変形で15$ディスカウント(当時は1ドルが100円換算でしたので約1500円引き/-23%)なのでものは考えようですね。
キットは1/32スケールで思っていた以上にデカイ!です(写真2:右下に参考までに25.5インチの足先が写ってます......て、撮影ミスを.........)
内部のインテリアはキットオリジナルのままでも十分な出来なのですがこれに満足出来ない方はTSDS Inc.からリリースされたClear Vinyl Floor とDecalsを使う手もあります(写真3)。
メタリックブル-地の透明版にヘキサゴンパターンを抜いたデッキフロア-2枚(メインとコクピット部)とイエロ-のヘキサゴンパタ-ン、壁面の機器パネルやインテリアのデカ-ルとの組み合わせで簡単に臨場感を増すことが出来ます。これに先のVoodooFXのライティングキットを組み合わせるのも一興かもしれません。フロアがクリアー素材なのでフロアーの間接照明も再現できるでしょう。
ただVoodooFXのホ-ムペ-ジにはこのMoebius用のライティングキットがComing Soon(キット発売当時)となっていたので先のLunarのキット用とは少し異なるのかもしれません。今では商品リストに正規アイテムとして掲載されています。その反面VoodooではLunar用のライティングキットは販売中止にしたのか現在掲載されていない様です。
またキットの下部ボディ-内部には正面部位にマジックハンド格納庫、両サイドと尾部に3点式の主脚と尾輪格納庫の扉のモールドが存在していることが話題になりましたが後日それぞれオプションキットとしてリリースされました。
最後にCrows Nestからネルソン提督やリー艦長ら三人のフィギュアーとコントロールスティックを握った状情態にできるパーツを同梱して発売されていました。
短期間ながらイカルス宇宙船やプロテウス潜航艇等内部インテリア完全再現したすばらしいキット達を出しながらいつの間にか消えてしまったCrowsNest。今どうなってるんでしょうね?
1/128スケールSea View付属
Flying-Sub改造キット
先にご紹介したMoebiusのシービュー号に船首下部格納されるフライングサブのキットの内部を改造するキット群です。
まずはブラスエッチングで室内構造を形作るParagrafixのパーツです。
もう一つがTSDSのデカールシート。
これだけでも室内の内部構造は再現できますがこの二つを組み合わせると非常に塗装の手間は省けますね。
これは米国アリゾナ砂漠の地下で極秘に行われている国家的研究プロジェクト「Tick Tuck:チックタック」計画が舞台。
タイムトンネルは一種のタイムマシンで長大なコイル状のトンネルの一端を異なる時空間と接続させることで現代からその時代に人やものを移動可能にする装置です。また同調させた次元の映像をトンネル内の投影装置に写し、モニタ-しながら会話することもできました。
今風に言えば莫大なエネルギ-によってワ-ムホ-ルをトンネル内に発生させ、次元同調制御しようというもの(TV序盤で主人公の科学者トニ-が原理を説明する場面がありました)。
しかしながら思ったように研究が進まずプロジェクトは中止直前という設定からスタートします。
まだまだ研究段階で制御が難しいことを表現するために、すぐあちこちのコンピュ-タ-や制御装置のコントロール機器類がオーバ-ロ-ドして派手に火花を蒔き散らし、研究員が逃げ惑う場面が何度も画かれます。
これら制御装置類は宇宙家族ロビンソンで使われだしたものと思うのですがその後も他の映画(有名なところでは同じくアレンのタワーリングインフェルノの防災管理室に置かれた機能不全の防災集中管理コンソール)等で何度も使いまわされています。
そんな完成途上の装置ながらその有効性を実証し、国防予算の継続を訴えようと自ら実験台となったトニ-とそれを追う同僚の科学者ダグを現代に戻すことを試みながらも歴史上の有名な大事件発生直前に飛ばされてしまい、それを看過できない彼ら(というよりいつもトニ-)が歴史を変えようとタイムトラベラ-ご法度の行動をするのですが.............。
そう最初のエピソ-ドが氷山衝突前夜のTITANIC号の船上でした。
当時お気に入りの番組だったのでフジミのキットを何度か作りました(すみませんね。コレクションとか言っておきながら)。
フジミからでていたものはノンスケールのジオラマ風キットで一種の幻灯機でした。今ではびっくりするようなプレミア付きの幻のキットです。
(追記:2017年位にレジンでこのオリジナルモデルを復刻し予約販売する話もありました)
トンネル手前の制御卓にスイッチがあり、これをOnにするとタイムトンネル端の光源部の豆球が点灯してその手前にセットした歴史上シーンの印刷されたスライド映像がドラマのように次元映像投影装置を模したフレネルレンズを通し拡大されるといったアイデアものでした。
デフォルメされたトンネルはさておきコントロールルーム(フロア-)があっさりながら再現されていました。
海外ではLuner Modelsからレジンキットが発売されていましたがこれは本格的なジオラマモデルでコントロ-ルル-ムの制御装置類は充実していました。ただやはりトンネル自体の出来が.........?
この2つのキットが合体すれば夢のタイムトンネルのキットになるのに。
たぶんこの二つしかキットは世に出ていなかったと思うのですが....?
Spindrift:スピンドリフト号
Allenの未完の三部作TVドラマとして
最後の作(となる「巨人の惑星」から宇宙定期便Spindrift:スピンドリフト号のキットを。
Irvin Allen もTV製作に息切れしが見られ「どうせまた打ち切りだろう......」と本作は自慢ではないのですがまったく見ていません。
宇宙定期便の612便はロンドンを目指して宇宙航行中に磁気嵐に遭遇し、地球に似て非なる巨人の星に不時着してしまうところから話が始まります。
この唯一のメカであるスピンドリフト号はデザイン的にも気に入いっていました(宇宙家族ロビンソンのジュピ-タ-2号みたいな存在でしたから)。
子供のころIMAIかどこからか出たものを作った記憶があるのですが(なぜかドアだけ可動だったような?)ベストキットはやはりオ-ロラからリリ-スされたものでしょう。
永らく絶版だったものをPolar Lightsが復刻してくれたのがこのキットです。
客室コンパ-トメントとコックピットの内部インテリアが再現されており、別途船内外の電飾キットもリリ-スされています。このキットはすべて塗装で仕上げるように指示されており、デカールは入っていません。
また電飾キットには客室を潰す形のタイプもあってこれはお勧め出来ません。
本キットの出来に不満な方にはそのディテ-ルにこだわった客室/コクピットインテリアのディテールアップキットやデカ-ルも別途発売されています。
上記の箱内のデカールはこの別売のものです。
あとは海外メ-カ-からバキュ-ムのモナカキットが出ていたかな。
TYRON PRODUCT Cockpit detail up kit