5先に7号館で展示していたミニチュアの一部をこちらに移動しました。
テーマは城のミニチュアモデルです。
Cinderella Castle(シンデレラ城) by Olszewski
最初に手に入れたシリーズミニチュアです。
東京ディズニーランドのものとほぼ同じにみえますねがワールドのこちらは内部がレストランになっています。
一方の東京も開業時には同じく内部にレストランを設ける計画でしたが予算の関係で泣く泣くあきらめたとか.......。
開業当初シンデレラ城ツアーというアトラクションがありましたが、最後に魔王を倒す勇者ひとりがツアー客から選ばれて魔法の剣で魔王を倒してツアーは終了。
最後の解散時に勇者にはツアー客全ての祝福の拍手の中、勇者の証の記念メダルが授与されました。多くはツアーコンダクター傍のお子さんやお父さんが選ばれることが多かったようです。
ランドに叔母二人を初めて招待し、ツアーコンダクターよろしく園内を連れまわしていましたが閉演近い時間に入ったこのアトラクションで背の低い叔母が子供と間違われたのか抜擢され(もうお子さんはほとんどいませんでしたし)勇者の証を授与される羽目に。バツが悪そうでしたが終わって結構喜んでました。
また復活させればいいのに。
Sleeping Beauty Castle
(眠れる森の美女の城) by Olszewski
東京のランドはディズニーワールドのシンデレラ城がランド中央にそびえていますが、アナハイムは眠れる森の美女の城ですね。
このミニチュアでは白全体のライティングとともに尖塔の一つの屋根を取り外すと
オーロラ姫に今まさに王子がキスをしようとしている場面が仕込まれてます。
芸が細かい。
HOGWARTS Castle(ホグワーツ魔法学院)
by The Noble Collection
映画はすでに完結した「Harry Potter」からホグワーズ魔法院:Hogwarts Castleのソリッドモデルをご紹介しましょう。
このモデルは映画グッズやコレクターアイテムを取り扱うThe Noble Collectionから販売されたハードレジン製のハンドペインティング完成品(商品番号NN7074:完売・絶版)。
今では製造元絶版アイテムなのでオークション等でしか手に入らないでしょう。
DVD全巻セットとの抱き合わせのようなものも最近見かけますがこれと同じなのかは確認してません。(少し前まで100US$程度プレミアが付いた価格で幾つか出品されていましたが今ではとんと見かけません)。
しかしながら届いた商品は2カ所ほど屋根先端部等に変形欠損があったり、ハンドペインティング仕上げについて海は小学生の水彩画の殴り書きかと思うほど荒い刷毛さばきでした。建物もほとんどが烏城かと思うほど黒塗り汚しがきつく、屋根の処理もやっつけ仕事が見え見えのひどい物でした。
ただ造形の方はカタログ写真と比べて差異はなく、雰囲気は秀逸でしたのでここは一発奮起して改造修正する事に。
1)まずは欠損した中型の円錐屋根(なんでこんなところが欠けるんだ?)を
ポリパテで造形し、乾燥後に削り出しと研磨で整形。
2)ベースの湖をクリアーブルーで重ね塗りして深い海)(後日談:湖だった
んですよねの雰囲気を出し、岸辺や絶壁に当たる波飛沫を白でランダムに
表現。
3)建物は明るめのブラウンを基調に薄く重ね塗りをして烏城の下地が墨入れ
の様に見えるよう心がけました。
4)屋根は灰色と青銅色の2種がある様なので青銅色のものは(株)アーテック
のメタリックカラー青銅色で錆表現とし、細かい飾りはゴールドで仕上げ
ました。 庭等も塗り分けのトーンをはっきりさせました。
5)絶壁や庭にはジオラマ用のCITTADELのタフトや芝地を適当に貼り付け、
少し立体感を出してみました(これは好みですね)。
このレジンモデルの造形で一つだけ残念なのが中央の谷をまたいで左右を繋ぐ渡り通路の石橋の陸橋の間が抜けていないことです。仕方なくここは黒塗装でごまかしてあります。
あとは電飾が組み込まれていれば最高なのですが................。
ホグワーツ城
ホグワーズ城の俯瞰
船着き場から講堂へ
と続く坂道
Hogwarts Castle
by Mr.John Stewart
これはアメリカのMr. John Stewartというアーティストに製作をお願いしたHarry Potterの舞台Hogwarts Castle魔法学校です。
先にポリストーン製の精巧なレプリカをご紹介しましたがこれは制作者の完全手作業で造形されたものです。
制作をお願いした当時はまだWebのホームページは作成中とのことでしたが、現在ではhttp://johnstewartgallery.weebly.com/hogwarts-castle.html
において今まで彼が制作したモデルが陳列されています。
このHogwartsも掲載されています。
現在Harry Potterシリーズとしてはこのホグワーズ魔法学校に加え、Hagrid's hut:ハグリッドの家とWeasley's House:ロン・ウィーズリーの家がアップされています。
このHogwartsの制作日数は5~6週間。一からの手作りなので大きさや細部仕様は依頼交渉にて変更可能とのことです。
今回届いたのは指定した25inch×20inchのベースに構築されたモデルで結構大きいのですが米国国内送料は無料でした。
ヤマト国際輸代金も規格内で標準送料を超えませんでした。
オプションで電飾の組み込みを追加で依頼できますのでこれはマストでしょう。当時は70US$でしたが直後に100US$に上がっていました。
もし依頼するのでしたらさらに追加料金を取られるかもしれませんが船着き場からの上り階段の電飾と温室の数をもう少し増やしてもらうことをおすすめします。
どんな形で届くのか心配したのですがこの大きさのモデルがほぼ無傷で届いたのには驚いきました。ヤマト国際便はさておき、米国国内の輸送は雑で心配していたのですがとても丁寧で手慣れた梱包で米国~日本の長旅を耐え抜いてくれたようです。
一部尖塔が外れていましたがボンドで簡単に修復できました。
素材は板紙や、バルサ。アルミホイル等の軽重素材を中心に使用している様で大きさの割に片手で持てるほど軽さです。
9Vの角型バッテリーをモデルの裏左下の洞穴から伸びたスナップ式電極ホルダに接続し、その穴の中に設置されたばね式固定具に収めるとほぼ見えなくなります。
スイッチは向かって左側の岸壁に目立たないように設置されています。
期待を込めてスイッチオン!
おお、映画のエンディングで良くつかわれていた夜のホグワーズの引きのアングルを再現….......
ベースの裏には作者のサインもされていました。
素晴らしい作品ですが良くみれば細部修正したくなる箇所が幾つかあります。
船着き場からの階段のライトはもう少し多めだったらと思いますし、大広間の中に映画の一場面の俯瞰イラストか写真でも仕込んでおくのもアイデアかな。
思い立った時に少しづつ手を加えていこうと思ってます。
Wands of Harry Potter & his friends 1/1 Scale The Noble Collection
上からハリ-、ロンそしてハーマイオニーの魔法の杖のレプリカです。
魔法横町の杖専門店で山のように積まれていた杖のボックスに納められています。
ハーマイオニーとロンの杖は直接Norbleに注文したもので、ハリーの杖はオークションで落札したものです。
ハーマイオニーの杖は若干長いんですね。
まだ行ってないのですがUSJの「THE WIZARDING WORLD of Harry Potter」のお店で映画同様に自分に合った杖を見立ててくれるというのはこれと同じ様なものなんでしょうかね?
Harry Potter's Wand
Ron Weasley's Wand
Hermione Granger's Wand
空想物件検証録「ルパン三世 カリオストロの城」 (昼 ver.) 1/2000Scale Geplus
ノンシュバンシュタイン城をモチーフにしたとも言われている「カリオストロ城」。
この城が空想物件検証録物件第一弾としてジェプラスから製作販売されたものです。
カリオストロ城、ローマー水道に大公屋敷の廃墟や水門になっている時計台が付属した湖の3パーツで構成されています。
素材はフタル酸系可塑剤不使用の塩ビ(PVC)とABS樹脂を主体にしているとのこと。
屋根等は塩ビ製のため一部尖塔が歪んでいましたが取説にも注意書きされている様にドライヤーや熱湯で加熱で軟化させ歪みをリリース後に再整形して冷やせばもどります。
さてさてこのモデル、本当に良く出来ています。
ご覧お通り湖水はブルーのアクリルで水面表現し、その下には最終版で明かされるカリオストロ公国の謎の宝のローマ遺跡も再現。
それだけではありません。映画の名場面を彷彿させるディーテール部。時計台や城本体は幾つかのパーツで構成されていて、一部の内部構造も見られるようになっています。
惜しむらくはライティングが搭載されていないことでしょう。
後に城のウィンド類を塗装した(夜 Ver.)もリリースされていますのでここは電飾を仕込んで1つに出来なかったかと.........
とは言えディテールの素晴らしさは賞賛ものです。
カリオストロ城
ローマ水道
時計台
干上がった湖
湖面のマスク改修
湖水下のローマ遺跡が最初から見えちゃ興ざめですよね。
ここは薄いブルーのビニールでマスクすることにしました。
①まずアクリルの湖水を模したケースの形をコピー用紙上に鉛筆でトレースします。
②外枠分(ちょい多め)内側にハンドレリーフで切り抜きラインを引きます。岸川はそのままに。
③コピー用紙の裏にブルーのビニール(プラフィルム)を両面テープで貼り付けます。ここではパン屋(ヴイドフランス)の買い物袋の印刷のない部分を使いました。
④コピー紙のラインにそって切り抜き、写真の様にフィルム部を湖面側にしてメンディングテープで留めます。
ミニチュアオリジナルのまま
ビニールフィルムマスク設置後
Minas Tirith ミナス・ティリス
The Load of the Ringより
指輪物語をベースにしたロード・オブ・ザ・リングのミナス・ティリスのポリストーン製ミニチュアです。
このミナス・ティリスはCastleと言うよりも城壁に囲まれた多層構造の
都市と王宮で劇中(小説)ではゴンドールの首都と言うことになっていました。
限定DVDセットのおまけとして付けられていた物で小物・宝飾品入れとなっています。
Falkenstein Castle Lenox
LenoxのGreat Castle Seriesから
ファルケンシュタイン城を。
この城はノンシュバンシュタイン城を造成したルードビッヒ二世が建築を計画したものの、1886年の二世の非業の死によって建築準備の段階で中止されてしまった城です。
城のデザインは当時の画家であり、あのノイシェヴァン・シュタイン城の設計家としても有名なChristian Jank:クリスチャン・ユンクによるもので、ノイシェヴァンの面影があるのはそのためでしょう。
結局この姿は完成案を描いた絵画としてしか残りませんでした。
アルプス地方の標高1277mの山の頂に計画されたこの城の建設計画地には1200年代に建造されたと言われる古い古城跡が今でも残っています。