週刊ミレニアムファルコン製作記 番外編2

    <主船倉のディテールアップ>

 

1.Shapeways取り扱い3Dプリンティングパーツによる

  ディテールアップ

 

オリジナルパーツの改造で仕上げた主船倉ですが、基本的に見えない部分のディテールやパーツが省略されているのが気になるところです。

 

 

 

 

 

 

 

 ①テクニカルステーション上部パネル

 ②ステーション横の支柱上部構造

 ③ベットサイドと隔壁ディテール

 ④回路端末室側の隔壁ディテール

 ⑤チェアー等備品類

 

パーツの自作も考えましたが自身の腕を考えるとあまりにハードルが高いのでこれらはShapewaysから3Dプリンター出力パーツを取り寄せてみました。

 

<Shapewaysについて>

購入取り寄せには登録(住所、氏名にメールアドレス等の個人情報)が必要ですが、それを済ませるとデザイナーの出品している数々のグッズが選べるショップと自身の製品を出品できるマイショップが使えるようになります。

購入の場合ならばカテゴリーメニューからほしい製品を選択してカートにいれ、個数の変更や購入取りやめはカート内の編集で修正しておきます。

購入画面に移動し、支払い/発送の方法を選んでConfirmすれば製品の製造オーダーがスタートします。

オーダー製品の出力と検品が完了すれば発送の運びになりますが、一部製造できない物も未だメニューから削除されていないケースもあり、即座にオーダーキャンセルが通知されてきたり、製造中に解決できない不具合がでてキャンセルされるケースも(その場合はこちら/発注側には一切の債務は発生しません)。とは言え中々洗練されたビジネスモデルです。

このショップの良心的なところは追加発注の場合、まだその前回オーダーが製造過程等の同梱可能な段階ならば送料フリー扱いにできるところでしょう(発送方法欄に自身で選択する項目扱いになります)。

梱包も完璧な形で送られてきますので安心です。

 

 

ディテール追加検討1

まずは取り寄せたパーツ類を取付位置に仮設置してみます。

白や半透明の樹脂パーツが取り寄せ追加装備パーツ類です。

こちらはステーション横の回路室に繋がる壁です。

ステーション横の支柱はオリジナルでは上部が省略されていました。

今回はオリジナルの塗装済みパイプを生かせるタイプを選択してみました。

Shapewaysでは支柱のみ、パイプも一体化されたものといった幾つかの選択肢がありますので価格と相談の上、お好みのものを選べます。

 

 

ディテール追加検討2

こちらは寝台横がのっぺらぼうの逆サイドの方向を俯瞰した写真です。

寝台上の張り出しはジオコレ情景小物のアーケード天井のジャンクパーツです。

急遽床にチェアー固定用のネオジム磁石を追加で仕込みました。

 

 

 

 

 

ディテール追加検討3

こちらはコクピットへ繋がる連絡通路と反対側の回路端末室へのアクセスドアが開いている壁です。

この壁は全くディテールが施されていない壁です。

悩ましいのは回路端末室のドアが細身で高さがあり過ぎるのと、向かって右側の壁のディテールに幾つかバリエーションがあることです。

まず回路端末室はShapewaysに精密に再現された回路室パーツセットも単品出品されていますが結構価格が張るのと横に接続される連絡通路と干渉するので通路の整形が必要と注意書きがあります。

そこで今回は安価なドア一枚を購入して閉じてしまうことに。何もない筒抜けよりはなんぼかましでしょう。

むろんこの部分の壁一枚が精密に造られた完全互換のパーツもあります。

次回は各パーツの出来等をご紹介します。

 


2.入手したディテールアップパーツと塗装処理

前処理

3Dプリンターによるこれらパーツはナイロンで成形されている物が多いので塗装前には専用プライマーを吹き付けておきます。

レジンキットのような離型剤等の脱脂処理は不必要と思います。

 

 

 

 

 

 

 

追加チェアー

ステーション脇に置かれていたチェアー(オビ・ワンがルークのトレーニング中に腰掛けていた)やその対面の壁側におかれていたイスです。

 

入手した追加チェアーのパーツ

 

 

塗装完了品


工具類や備蓄品ケース類

工具バッグや工具箱、小型コンテナー類のパーツです。主に壁面の棚に収納されていました。

棚に置く小物ケースやボンベ類の小物パーツ

 

 

塗装完了品


寝台側隔壁面ディテールアップパーツ

物品整理棚を兼ねた支柱類。背面に大型のパイプが設置されています。

構造体はオリジナルの隔壁パーツの色調と合わせました。

先の連絡通路床にはMr.Color呉海軍工廠グレーを用いましたが気持ち明るめでしたので今回は佐世保海軍工廠グレーを用いたとことビンゴでした。

背面の大型パイプは明るめのグレーで塗り分けた後にジョイントしています。

配管や電気配線類はMr.ColorのイエローF533531やメタリックブラック等で適当に。

天井支柱の2本配管のうち、上はブルーで。

下部のグリルはラッカーカラーで墨入れで処理しています。

入手したパーツ

 

 

塗装完了品


ステーションサイドの壁面ディテール

オリジナルでもそれなりの再現がされていましたが支柱上部がカットされていたりと不十分。それでも塗装済みの帯入りパイプはもったいないのでこれを生かすパーツを導入することに。

まずはオリジナルの支柱を取り外し、床置きの細パイプも撤去(これはステーション上部のディテールアップに生かせるでしょう)。ここに塗装済みのパーツを差し込むようにセッティングします。

入手したパーツの正面

 

 

入手したパーツの裏側

塗装完了品


ステーション背面(上部)パネル

このパーツは元来ステーション背部のオリジナル背面隔壁とリプレースする物ですが、ステーション自体を前傾姿勢を忠実に再現したリプレース品に置き換える必要があります。

今回オリジナルのステーションパーツに大がかりな改造を施した関係上、全取っ替えは断念。

このパーツの(写真マジックで描いたライン)上部のみを利用することにしました。

厚みも相当減ずる必要があり、この修正にも手こずりましたがその分少しは導入効果があったと自己満足。

最近、このような厚みを調整しないでもよいタイプの薄手のパーツもアップされています(早く出してよ~)。

上下のカット

 

 

厚みを修正

塗装完了品


回路端末室サイドの壁面ディテールアップ

オリジナルではのっぺらぼうのこの隔壁面。

回路室ドアも開けっ放しであまりに寂しい状態です。

回路室自体も精密再現された3Dプリンター出力パーツが出ていますがここはドアのみ購入して閉じてしまいました。

その横のウォールランプも立体化されていましたので今回電飾を仕込みにチャレンジです。

またアクセストンネル横の壁面パーツにはいくつかの組合せ(エピソード違い?)があるようであまり参考写真も入手できず、適当に塗装してしまいました。

左の正方形のパーツがスライドドアという形に。

半アーチ状の構造材の3つの窪みには本来配線類がごちゃごちゃ納まっているのですが.............。

 

入手パーツ

 

 

塗装完了品


ベットサイド横のディテールアップ

実際この追加パーツは不必要かもしれません。

その前に設置される支柱パーツでほとんど隠れてしまうからです。

実際にこのディテールの部が写っている写真もあるのですが天井支柱はもう少し後退したところに置かれています。

つまりDeagoオリジナルの主船倉フロアーのままでは先の天井支柱後ろに配置された大きなパイプがその横の寝台下に貫通していないと配置的におかしいことになりますからこのディテールはやはり不要でしょう。

とはいえ隙間が結構できますのでつけておきました。

入手した寝台横壁面パーツ

 

 


フロアコンピューター端末

このコンピュータも主船倉に常時固定されているわけではない様です。

最初のSTAR WARS(エピソードⅣに相当)ではルークのトレーニング中のカットに端末回路室の前、床のメンテナンスハッチ後ろに置かれて映っています。

このDeAGOのモデルとなった帝国の逆襲(エピソードⅤ)版では撤去されてトンネル横の壁面部に荷物と一緒に置かれています。これもエピソード依存のアイテムなのでしょう。

キーボードのキー表現もきちんとされていますから写真を参考にして塗り分け、2つのディスプレイは塗装後に上にクリアースチレンボードを切って貼付ています。

クリアースモークを軽く吹きかけて反射防止パネル(実際そうなっている様です)の表現にしても良いですね。

 

 

次回はいよいよこれらのパーツを実際にセットした写真をアップする予定です。

 

 


3.主船倉のディテールアップの完了

 

さてさて主船倉のディテールアップ完成の程度は如何に..........

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テクニカルステーション廻り

いかん!浮かれてテクニカルステーション上に3本の細パイプの増設を忘れてますね。

ステーションの電飾は点滅回路搭載です。

 

 

 

 

 

 

ステーション横から回路端末室まで

支柱下部の土台に小物アクセサリーを置き、回路端末室アクセスドアを閉めてウォールランプを点灯!

 

 

 

 

 

 

 

 

配管の設置

実はこのDIAGOのキットではテクニカルステーションサイドの配置も微妙にスタジオセットとは異なるようで回路端末室のアクセスドアと5本の支柱のディテールそしてテクニカルステーションの位置関係が微妙で上部の配管がストレートに設置できません。

Shapewaysではその辺りの修正パーツ類も手に入りますが、そうなると床、連絡通路の接続するアクセストンネルのある2箇所の隔壁も併せて改修品にしないといけません。

そこで写真の様に今回プラ棒で自作する3本の上部配管はステーション前で曲げ加工して這わせてみました。

 

 

寝台横から奥まで

こちら側には多くのケミカルドラム等の大物荷物や貯槽コンテナが積置きされていますがこれらパーツ到着が間に合わず見切り発車です。

後日追加で写真をアップします。

 

 

 

 

 

 

連絡通路トンネルから

向かって右側、テクニカルステーション方向を望んで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

連絡通路トンネルから2

本来はもう少し奥まった位置にあるべき向かって左側の寝台方向を望んで。

この角度が結構気に入ってます。

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

届いた小物類の設置

塗装・汚し処理してこんな感じで置いてみました。

固定は粘着両面テープです。