第72号の作業追記
レクテナ裏の修正
そろそろ9合目に差し掛かるミレニアムファルコンの製作ですが幾つかのレクテナ裏の塗装色やパターンにミスがあったことに気付かされました。
DeAGO創刊号に見開き4枚の大判のレプリカモデルの写真があったことを今頃思い出し確認。
塗装パターンと色に再考が必要なことが判明(クソ....)。
まずはレクテナ裏面に関して
①裏パネル3枚分の塗装
②根元部は塗装なし
③色はどちらかというとレッド系
④4か所のダメージ痕あり
①と②は創刊号の見開き写真を参考にしています。
③はオリジナルで塗装されているパネル色のグレーよりもレッドに近く、その表面にグレー系の汚しを加えている様に見えます(これで写真によってグレーに見えたりレッドに見えたりするんでしょうね)
そこで根元部の塗装は溶剤を浸込ませた綿棒で除去し、まず一枚分ミディアムグレーで塗装を追加しました。
塗装乾燥後にタミヤのウェザリングマスターBのサビでグレーの霞を全面に載せてみました。
どうでしょう?写真の様な微妙な風合いになったように見えるのですが。
(この逆も「あり」なのでしょうね、多分)
④のダメージ痕についてはパーツ上部にのみ控えめながらモールドがありました!
今回も追加で必殺半田ごても使っています。
最終的には.......
レクティナの設置基部廻りや支柱等の汚しをさきの写真を参考に終えた状況です。
第87号
今回の号ではオリジナルの4つの着陸灯とその点灯機構の組み込みが主な作業です。
その前に72号のレクテナ製作記事に関する追加処理をお知らせして...........
必要パーツ
86号で配布された黄色いリード線のLED発光回路とバッテリーBoxまでの延長(赤黒)コード、1.7x6.0㎜のビス10個です。
当館のファルコンではこの着陸灯にも減光シールを張ってみます。
LED先端の平坦化
LEDの光量をソフトにしたい方はまず砲弾型LEDの先端を削り落とします。オリジナルの回路を指定の取り付け箇所に置くと先端が少し出ますのでこのくらい落としておきます。
今回は平ヤスリ上で大まかに削り落としてから耐水ペーパ上で平滑化処理しています。
こんな感じにしておきます。
着陸灯LED回路の取り付け
説明書通りに4か所に着陸灯をねじ止めします。
次いで左舷後部の着陸脚格納庫内に設置される点灯スイッチ回路も取り付けます。
電気回路上のコネクタ使用状況です。
着陸灯点灯テスト
説明書指示通りに、バッテリーボックススイッチオン⇒メインスイッチ押し込み(オン)で端子盤の赤LEDの点灯確認後にテストボタンBを一度押しておきます。
降着装置格納庫内のスイッチを押し込み、4つのLEDが点灯すればOKです。
着陸灯の減光処理
オリジナルLEDの先端レンズ部を削り落とし、フロスト状にしていますので砲弾型のLEDをそのまま取り付けた場合よりはギラギラ感は減っていますが今回も各LED部に減光シールを張ってみました。
シール貼り付け後の点灯状況です。写真ではあまり効果が出ていませんが目視では結構減光効果が見られました。
シールは下から2つ目の径の円形がジャストサイズです。
第88号
今回は左右に分かれた2つの亜光速ドライブユニットを組立て、船体に組込んで発光テストをします。
使用するパーツ
前号で配布された片側ユニット(左右同一)と合わせてドライブユニットを二つ作成します。
組立は左右端に中央部の穴をビス6本で止めます。
リボンLEDは両端ともに約12㎜のクリアランスを取れば中心出しが出来ます。
ドライブユニットの取り付け
ユニット毎4本のビスで船体下部の指定箇所に固定します。
LEDのリード端子を左右J10/J16に差し込み接続します。
点灯試験
バッテリボックスを接続しスイッチOn⇒メインスイッチ押し下げ(基板の赤色LED点灯)⇒テストボタンBを一回押す。
これで左右のドライブユニットが点灯すればOKです。
第89号
今回やっと主船倉、連絡通路の船体への固定用支持台座が配布されました。
3つの支持台をそれぞれ指定箇所に接着し、全8か所の船体側の固定用ピンに挿せるかと内部インテリアが平行に設置できているかを確認します。
ボーディングランプ部との干渉Shapewaysから取り寄せ、組立交換したリアルタイプのボーディングランプ連絡通路端がオリジナルの連絡通路端と大きく干渉することがわかりました。
干渉が解消されるまでどちらかを切削除去する作業が必要です。
どちらを削るか?
折角作ったリアルタイプのランプ部ですがオリジナルの連絡通路を削るとフロアー両端スリット部の間接照明をあきらめることになりますのでここは泣く泣くランプ部の連絡通路端をスコンセス一個分の幅で壁面端上部を削り落とし(切断)してご覧の通り干渉を解消しました。
主船倉、連絡通路の仮固定
8か所の船体下面の固定ピンすべてに支持台の穴が刺さった状態です。
相当高床式に設置されるので電飾系回路の取り回しは思った以上に楽でした。
主船倉下固定支柱
円形連絡通路部固定支柱
直線連絡通路部固定支柱
内部支持具の取り付け
上部船体を支えるための後部支柱金具を2か所取り付けます。
第90号
今号では左右マンディブルの本体取付部近傍外板へのディテールアップパーツの取付が主な作業です。
次回ではとうとうこの左右マンディブルを本体に取り付ける形になります。
まずは左舷マンディブルから
パーツランナーには今回も事前に番号を記入しておきました。
このパーツ中2つが左舷用です。
残りはすべて右舷用となります。
作業指示に従って1つずつパーツをニッパー等でランナーから外してゲート跡は丁寧にヤスリ掛けしました。
左舷はこの様に。
右舷は少しゴタゴタと.....。
汚しの追加
参考になる写真を見ながら取り付けたディテールアップパーツ近傍の汚しを追加してしまいましょう。
まだパーツは取り付ける用ですが次号で主船体に左右マンディブルを取付固定することになります。
おまけの記事
そろそろやっておきたいこと........<通常編②>
電飾配線の整理
ドッキングベイに集めることとした追加の電飾回路類。
主船倉・連絡通路の船体内設置にもメドが立ち、仮置きしたこれら船内インテリア関係の電飾回路の取回しと点灯確認をしました。
バッテリーやスイッチはドッキングベイ端のリング部を取外し式として随時アクセスする方式を考えています。
まずは回路毎にタグを付けて点灯を久しぶりに再確認しました。
第91号(終刊100号まであと9号に)
今号では左右マンディブルを主船体に取付け投光LED回路を接続、次いで亜高速エンジン部のディフューザーストリップを仮置きして点灯試験を行います。
とうとうここまで来ました。
マンディブルの取付
片側8個の2.0mmx6mmビスで船体に左右マンディブルを固定します。先端の投光LEDのリード線を室内インテリア下を通してサーキットボードJ9及びJ15にコネクタを差し込みます。
ディフューザーストリップの取付
貼付されたストリップの両面保護フィルムを剥がし、印刷面が内側になる様(開封時にすでに湾曲が付いていますので間違えることは無いでしょう)に推力偏向板根元の溝にそって仮置きします。
取説の指示に従って亜高速エンジンドライブユニットと先端の投光ライトの点灯試験を実施します。
参考までに
こちらは製作記特別編にまとめたサードパーティー製エンジングリルと併せて設置した場合です。
ストリップのスリット印刷パターンとグリルは綺麗に合い、推力偏向版根元の溝にぴったりと収まります。
うーん、無い方が亜高速エンジンの光量稼げるかな..........
今度部屋を暗くして比較してみますね。
ジグは使いましょう。
マンディブルは結構重いので上部の船体フレームが設置固定されるまではジグの上に置いたほうが良いでしょう。
上部船体を仮置きしてみました。
第92号
この号は船体上下のフレームを接合する側面フレームを下面船体フレームに並べて固定します。
右舷側面フレームの固定
SF-01、02及び03を船体下面の指定箇所に2.0x4.0mmのタッピングビス2個ずつで船体下面フレームに固定します。
前部中央側面フレームの固定
SF-04を2つの指定ビスで下面船体マンディブル間に立てて固定します。
ネジは下から隙間を通してねじ回しを差し込みながら回していくと簡単にネジが入っていきます。
左舷側側面フレームの固定
SF-05、06と07の3フレームを固定します。
バッテリーボックス延長
Boxを上部船体前部に納めるために87号で配布された延長コードを取付け、Boxを前面部に移動しておきます。
また写真の様に2つの支持板を船体下面のスリットに立て、ネジ固定します。
砲台連絡縦坑の取付
内部ラダーは上部の砲塔ルーム出口にカーブした取っ手部をつけてこの縦坑内にぶら下げるようにインサートするように支持されていますが、当館のファルコンは下面に取り付けています。
上部船体の仮置き
長期保管における船体フレームにゆがみ等も生じていますから置いただけでは浮き等が見られますが、個々のネジ位置にきちんと押し込め、ネジ位置が一致するようになっていればOK、大丈夫でしょう。
次号ではコクピット部を取り付ける様ですのでその電飾回路の取り回しや上部砲塔部の発光システムの最適化もしないといけません。やることまだまだあるな。
第93号
今号では上部船体の取付固定を最終目的とし穴メカ類の船体取付、コクピット部の最終組立仕上げと取り付けに加えて上部砲塔の取付を順次進めていくことになります。当館のファルコンはコクピット部は最終組立済み、穴メカも取り付け済みですのでコクピットに仕込んだ追加の電飾回路等の取り回しと上部レーザー砲のパルス発光回路に加えレーザー砲塔と室内計器発光ギミック用のLED光照射外筒の取付に関わる追加加工を進めていき、最後に上部船体を固定して全電飾の一切点灯チェックを行いました。
この号の作業はオリジナルの作業と大きく異なりますのでご容赦ください。
コクピットの固定と電飾回路の取り回し
コクピット部を上部外板TP-06にネジ止めします。
最終的にコクピットの背面通路部には追加でアルミテープを張り、光漏れ防止に留意しました。
追加の電飾用LED回路、光ファイバー類を引き出しておきます。
電飾回路取り回し②
9号で配布されたオリジナルの背面LEDバックライト点灯用の延長線コードを接続し、引き回しに不要な物は背面スペースに押し込む様にセットしてあります。
バッテリーボックスの取付
バッテリーを船体上部前面裏の正規位置に固定し、延長コードで後部の制御回路板との接続を行います。
当館ではこの延長コードを連絡通路下に通しましたのでコードの繫ぎ部はバッテリの凸コネクター、延長コードのコ凹ネクタをそれぞれ同じフレーム開口部から外に出しておき、上部船体固定後に両コネクターを接続して船体内に戻しました。
コクピット部の取り付け具合
と船体上部主船体下部に被せるとこんな感じになります。
根元部下部には側面フレームの無い部分がポッカリ開いてます(う~ん)。
上部砲塔部の調整取り付け
サ-ドパ-ティー製の砲塔室は微妙に主船倉角の既存切り込みにフィットせず、微妙に位置合わせが出来ません。
そこで今回少しばかり主船倉の角壁を切り落としました。
またバックライト用のLED取付外筒は周囲前面の1/3をカットして壁との干渉を防ぎました。
この筒壁の切り落としによるバックライト効果低下を少しでも補正できるように主船倉壁外側には追加でアルミテープを貼り付けています。
上部船体の固定
2.0x3mmタッピングビスで左右と前部の側壁フレームにネジ止めします。
全電飾の点灯確認
取り合えずこの段階ですべての電飾をOnにしてみました。
やっとここまでたどり着けました............。
第94号
この号では93号で配布された右舷側、左舷前部と中央全面のプレート類にディテールアップパーツを取り付け設置します。
下準備:93号配布パーツを例に
このように墨入れや、底部の塗装を深さに応じて三段階の濃さでグレーの汚し塗装を施しておきました。
後はフレームに固定後、ウェザリングを施します。
ディテールアップパーツの取り付け
説明書の順序通りにパーツを取り付けていきます。
説明書写真の上に完成パネルを置いて写真を撮影しました。
取り付けるまでは外スイッチとなるプラパーツをなくさないようにテープ等で止めておくといいですね。
電源元スイッチの取り付け
ブルーの押しスイッチをどのように
側面パネルに取り付けるのか興味がありましたが、ディテールパーツを使った隠しスイッチ仕様だったのですね。
94号分の舷側パネル取り付け完了
説明書ではパネル裏ピンを各フレームの穴に押し込み接着固定するとなっていますが、上部船体を必要時に取り外せるようにするため、差し込み穴部に両面粘着テープを使いフレームの固定穴に押し込むようにして仮固定としています。
右舷後部
右舷前部
前部中央
左舷前部
それにしても今号までに配布され、使用時まで大事に保管するよう指示のあったディテールパーツがいくつも保管されてます。
残すところ後6号でこれらすべての取り付け指示が明記されるとしたらそれだけでも相当なボリュームになるような気がします。
うーん、いままでに取り付け指示の見落としなかったか................
第95号
今号では92号と94号で配布された両舷ドッキングポートの作り込みと設置が主な作業となります。
パーツ共通の事前加工
ドッキングベイの側面パーツに墨入れと側面パネルの準穴メカ相当部分のベース塗装を実施しました。
この辺りはレプリカモデルではあまり濃いめの塗装(汚し)はされていないようにも見えます。雑誌等類の参考写真では撮影時の光源との関係もあるのでしょうが暗めの汚し塗装されている様にも見えます。
当館のファルコンは少し濃いめの塗装をマンディブル側面に施してしまったのでバランスを取るべく同様な扱いとしています。
まあこの上にズラッとディテールパーツが取り付けられますからこの位でもうるさくないだろうと考えました。皆さんはご自身の考え方で適時実施してください。
まずは墨入れ
パート内部にも墨入れ
内部ニュートラルグレー塗装
右舷ドッキングポート(SP-04/04-D)の追加加工
後は下面に大きく描かれたダメージ痕。
コクピットのある右舷側を集中攻撃されたという設定なのでしょうね。
ただいつもの如く扁平くぼみで全く実感が伴っていませんので今回も半田ごてとウェザリングツールのお世話になりました。
ダメージ部に半田ごてを.......
周囲をスス等でウェザリング
エアーロックリング仕上げと外壁塗装
ディテールパーツは説明書通りに順次取り付けます。
今回SP-11の取り付け穴等が細めだったりしましたのでここは慌てず精密丸ヤスリ等で少し広げて対処しましょう。
尚、パーツ取付前にニュートラルグレーの塗装面にはウェザリングマスターの白で表面をさらに汚し処理しています。
問題は薄いグレー系で施されているリング上の縦縞塗装パターン。上面部はDeAGOの表紙写真や創刊号の大判写真や今月号パーツ説明写真等で確認できます。
(左写真のエアーロック部の両側面側面パネルが入れ替わってますのでご注意ください)
下面部は参考にできる写真がありませんでした。
今回はパラパラ解剖図の下面写真を参考にしています。
(左写真のエアーロック部の両側面側面パネルが入れ替わってますのでご注意ください)
右舷部ドッキングポート取り付け
まず追加電飾回路用バッテリーやスイッチ類を内部に戻します。
9Vバッテリーのボディーに小さめの厚目粘着テープ片をつけて簡単な固定をしています。
(でも何がなんだか..........)
指示通りに側面パネルを先に取り付けます。
尚、接着は船体下部だけとしました。
次いでエアロック部は今のところ押し込んだだけの状態です。
押し込みがきつい場合は無理をせずまず両サイドの側面パネルを再度外し船体上部の固定ねじを少し緩めてから再度トライします。きちんと入りましたら緩めたねじを再度締め直していきます。
左舷部ドッキングポート部取り付け
第96号
今号と次号で船体後部上面に6つの排熱ノズルの取付と多数のディテールアップパーツの取付作業が課されます(やっぱり予想通りというか最終直線コースで鞭が入りました..........)
当館ではすでに排熱グリルはサードパーティー製のもので取り付け済み(特別篇5にて)ですので次週97号と2回に分けディテールパーツの取り付け作業を。
オリジナルの排熱グリル
届いてびっくり、いやいや良い味を出してるじゃないですか、DeAGO製のオリジナルグリル。
メッシュ部の開口こそしていませんが汚し処理は素晴らしいです。
下がDeAGOのオリジナルパーツ。
中を見せるなんて自己満足の作業を考えなければこのままで十分使えるパーツです。
これを基本塗装処理で消してしまうのはちょっと惜しいところです。
多分皆さんここは筆塗りになるでしょうね。
排熱グリル廻りの汚し
まずは当館ファルコンのグリルはShapeways 3Dプリントパーツを塗装して載せています。あとはグリル側面と内側にウェザリングマスターグリーンをこすりつけました。
一回目は水平に一周方向、二回目は根元から上部に向かって縦に軽く、少しづつ位置をずらしながら一周。
次はススでグリル上部端廻りを中心に汚しを追加しています。
ディテールパーツの取り付け①
今回の96号分のパーツを取り付けたエンジンルーム上のカバーパネルです。
これに汚しを追加して今号の作業は終了です。
指示最後のドッキングベイ周りのパーツ取り付けは次回にて。
第97号
今号もエンジンルーム上部カバーパネル上にディテールパーツを載せていきます。
パーツの搭載①
まずランナーAのパーツ類を指示通り接着固定していきます。
先に汚し処理をした部分にもパーツが載りますので再度修正処理を行います。
搭載パーツへの墨入れ
まず追加搭載したパーツの凸部やメッシュ部表現部にPannel Line Accent Colorを落とし込み、メリハリをつけておきます。
再度の汚し処理
ランナーBのパーツを載せる前に
可能な限りパネル上の汚しを修正再現しておきます。
パーツの搭載➁
次いでランナーBのパーツを載せていき、最後に写真を参考に追加したパイプ類パーツへの汚しも加えておきました。
次号以降に排熱グリル中央下部にもパーツも載せることになるでしょう。
おまけ
前号で指示があった左舷のパーツ盛りとエアーロック部に追加した汚しの状況です。
第98号(一部99号の作業含む)
今号は後部エンジンルーム上の船体パネルへのディテールパーツの取付けと95号から配布されてきた着陸脚の組立です。
これら二つの作業が99号にまたがっていますので、今回は後部パネルへのデティールアップ作業のみを99号分まで実施します。
後部の着陸脚(ダブル脚)はこれらを連結するパーツがこのオリジナルキットには含まれていませんので現在Shapewaysから取り寄せています。
少し改造も必要ですので着陸脚の組み立ては次号以降に回しました。
98号分のディテールアップ作業
細かいパーツが多いのでまずはランナーのままで墨入れ処理をしてみました。
各パーツ番号を説明書写真を参考にランナーに付記しておきました。
まずは指定の通りにパーツを取り付けたところです。
99号のディテールアップ作業①
まずは墨入れしたパーツ1のみ取り付けウェザリングマスターのススで汚しをさらに追加しています。
次いで残りのパーツを取り付けた後にパイプ類等にもさらにスス汚しを載せます。
作業完了。
99号のディテールアップ作業➁
92号で配布されそのまま保管していた2つのパーツを組立・汚し処理後に指定の左舷マンディブル付け根下面に取り付けます。
今回は汚しまで済ませて船体を裏返しにするまでこのまま保管としました。
99号のディテールアップ作業③
左右マンディブル上面と主船体にかけて設置される偏向シールド投射装置の組み立てです。
今回は内部電飾回路へのアクセスの可能性を考慮して上部船体をねじ止めだけで済ませ、取り外しできるようにしていますからこの投射装置も両面テープで押し付け固定しているだけです。
あとは残り3パーツを取り付けて今回の作業は完了としました。
95号で見落とした作業
左舷後部の側面パネルの設置が滞っているのに不審を感じてパーツが配布された95号から組立作業手順を再度見直してみたところ95号の見開き1ページ分を見落としていました。
多分次ページを開けてしまったのでしょう。
やっと船体上下と側面のパネル全てがはまりました。
あともう少し.............
船体上部用ジグの組立
シリーズ号中ほどで配布された船体上面用のジグですがいままで必要性を感じず組み立てていませんでしたが終刊までの残り数号にて着陸脚の組立と取り付けが必要になりますのでご覧の通り組み立てておきました。
第99号
98号と併せ、降着装置の組み立てに入ります。
降着装置は3種、5カ所分を一気に組み立てます。
船体に載せる形になる格納庫天井内壁となる3種の頑丈なベースに同一仕様のランダ―(脚部)7つを作成して取り付ければ完了。
ただし後部の並列配置のランダ―の取り付けには注意が必要です。DeAGOSTINIにはこの後部降着装置の2つのランダ―間をリンクするT字のパーツが欠落していて、これを自作やサードパーティー製のパーツを準備し取り付ける場合は作業指示が間違った形で記載されています。
パーツの前処理
組立説明書では組み上がった降着装置にインシグニアホワイトを全体に吹き付ける方法が記載されています。
当館も降着装置は船体の色とコントラストを変えて白めのグレーに汚しをかけようと思っていましたのでランナーの状態でまずインシグニアホワイトを塗布しました(裏表の塗装が必要なパーツもあります)。
ランダーの接地パッド裏のみ墨入れやスス汚しを先にしておき、紙のマスキングテープで塗料が回り込まないようにしています。
インシグニアホワイト塗装後です。
(船体は塗装してないくせに......)
追加塗装等
油圧シリンダー部を外筒は白、軸はクロームシルバーといった形で適当な色を盛ってみました。
まずは船首部中央の降着装置一基が
完成です。
後部降着装置の留意点
<ミッシングパーツについて>
DeAGOSTINIの説明書にも書かれていますが撮影用モデルのレプリカには脚がつけられていませんので写真もないとされています。
着陸状態で展示する方はその辺を考慮して自身の感性で完成させましょうといった記述になっています。
ただし後部のダブル型降着装置には2つのランダーをリンクさせる左の様なパーツが写真集等でも確認できます。
上の写真は現在取り寄せ中のShapewaysで取り扱いしているパーツの写真を流用させていただきました。
これを取り付ける場合にはDeAGOの説明書の組立指示通りに組んでしまうと取り付け不能となってしまいます。
その場合はまずベースに取り付ける2基のランダーの支柱部は写真の様にシンメトリーに取りつけるのが正解となります。
ただしこれに取り付ける接地部分は並列配置(同方向に配置)することをお忘れなく。
さてさて、Shapewaysからパーツが届くまでは今号の正規作業はここまでということに。
遊びで心で.....
脚柱や油圧シリンダー類の汚しに加えて動力パイプ・コード類を適当にアレンジしてみます。
パイプ類はビニールコードを8cm程度に切断して瞬間接着剤で固定後にラバーブラックやグレー等を塗装してあります。
主船倉壁のパイピングに使用したメッシュチューブを使ってもいいですね。
ぶら下がりコード類の製作
こんな感じで取り付け用プラ基材に植毛する感じで量産中.......
船体前部の三つの脚部は取りあえずこんな感じにしました。
あとは接地パッド部の汚しを加えれば船体に配置です。
コードユニットはべース部(天井)に粘着テープで固定するだけにとどめてます。
コード類は左右脚部でシンメトリー配置を基本として、その曲がり等は修正可能ですのでバランスをとる様にします。
心持もう少し細いコードの方がリアルに見えるかもしれませんね。
第99号の続き
後部ダブル降着装置の完成
Shapewaysからパーツが予定通りに届き、取付け作業が完了しました。
まずは完成した降着装置から.....
ミッシングパーツ:リンク装置の導入取付け工程
写真1
①まず中央に3㎜φの窪みをピンバイスでドリリングします(貫通不要)。
➁両サイドの降着装置台上に幅約31.5㎜の位置に同じく窪みを造ります。
写真2
③外径3㎜φの真鍮パイプを約15.0㎜に切断し、両端を研磨後中央部に
瞬間接着剤で設置します。
④同じく長さ6㎜にパイプを2つ分カットして両端に瞬間接着剤で設置。
写真3
⑤リンクパーツが載るか仮置きしてみます。
写真4
⑥取り付けたパイプをクロームシルバーで、リンクパーツはインシグニア
ホワイトで塗装し、乾燥後に再度リンクパーツを載せ接着固定します。
写真5
⑦ぶら下がり動力パイプ等を取り付けて完成です。
写真1
写真2
写真3
写真4
写真5
最後の確認
5つの降着装置の高さがすべて揃っていることを確認して、取り付けに入りましょう。
第100号(最終配付号) Part ①
とうとう配布最終号を迎えました。
創刊号から2年、今号でパーツ配布は完了となりましたが前号・今号で添付された大型のカスタム塗装ガイドを参考にこれから船体の塗装や汚しを本格的に開始される方も多いでしょう。
当館のファルコンも塗装残しのチェック、汚し処理の最終調整、そして最後に降着装置格納庫ドア類のリアル化パーツ導入を予定しています(番外編6)。年内完成は微妙なところですが.........
さて本号では今までの未使用パーツ群に加え、最後の100号パーツ群を一気に船体に取り付け、最後にリモコンによる動作チェックをして基本作業は終了となります。
まずは船体上面のディテール完成までを。
最後のディテールパーツの取り付け
以前に掲載しましたが100号解説書に掲載されている残りのパーツ群です(残っててよかった.......)。
残りのパーツは基本的にブロック毎に分けられた形となっています。
各号のランナーにパーツ番号を転記しておくか、今号の12ページだけコピーしておきこれでパーツを確認しながら作業をすると捗ります。
墨入れができそうなパーツはランナー切り出し前に処理しています。
各号写真は残りのパーツを取り付けた直後のものです。
47号:上部砲塔廻り
49号:右舷通路上部
52号:直線通路上部
53号
54号
63及び66号(A/B)
第100号 Part ➁
さて着陸脚の装着です。
また92号の右舷マンディブル下面のコクピット連絡通路基部のパーツも固定してしまいましょう。
船体上面用ジグに裏返した船体を載せ、格納ドアを外します。
各降着装置ベース裏の取り付け用のピンは少し入り辛い部分がありますから無理して押し込まず、一旦外してから船体の押し込み穴を丸ヤスリで軽く広げてやればきつめながら綺麗にはまります。
降着装置の取り付け
別の角度から
当館のファルコン、後は番外編6で製作中のShapewaysから取り寄せた格納ドアの取り付けをして組立は終了となります。
以下は番外編6でディテールアップした降着装置廻りの写真です。
後は下面汚しの再確認後、もう一度ひっくり返してリモコンの動作確認を残すだけですね。
はたしてボーディングランプはきちんと地面に着くでしょうか............
第100号 Part ③(製作記最終回)
とうとう週刊ミレニアムファルコン製作記も最終回を迎えました。
完成した船体をひっくり返してベース台に乗せ、リモコンによる動作確認に加え改造ボーディングランプの可動スパンの微調整を済ませ、取り敢えず2年間に渡った作業を終えます。
べース台への設置
永年お世話になった船体ジグを取り外し、ここに仮置きとしました。
着陸脚はすべて問題なく接地。
船体にガタつきはありませんが安全を見て500x500x1.5㎜のシリコンゴムシート(1500円程度/枚)を展示ベースの上に敷いています。
現在300㎜φロープロファイルターンテーブルを注文中で、ベース板を上下二重にして使う案を考えています。
400㎜φあれば船体を直接載せられそうですが見つかりませんでした。
リモコン動作は如何に
さあリモコンに23A-12Vのバッテリーを入れて作動チェックです。
ご覧の通りA/Bボタン機能作動OK。
40LED亜光速エンジンも始動........
(改造記事は番外編5へ)
電動ボーディングランプの動作
展示ベース台が2枚のボードをヒンジ止めしている形のため完全に水平ではなく、微妙にくの字型をしてますので写真ではランプ片側が浮いているように見えますが平坦な場所ならば綺麗に接地します。
ランプ可動スパンの微調整
オリジナルの可動機構の方はこの調整はできませんのでご容赦を(詳細は番外編4を参照ください)。
金属シャフトの部分を約30㎜㎜内外に設定すれば地面に綺麗に接地して停止します。
外部電源ACアダプターはどうなる....
57号で取り付けた下面のACジャック口。
外部電源でもオリジナルのライティング回路は駆動できる仕様になっていましたが、いつの間にやら忘れさられた存在に.......。
パーツ配布も終わった頃にファルコン専用のACアダプターがDeAGOのセレクトショップでひっそりと?予約開始されています。
仕様は入力100~240V、50/60hz対応となっており出力は9Vですが出力mAとジャック端子寸法が公開されていません。
Amazonで取り扱っている(同等品と思われる)一般的なアダプターを取り寄せ中ですが端子寸法等が異なると使えませんので値段が高めな気もしますがオリジナル品も予約ということにしました。
ただし予約期間が2018.01.21まで。お届けが4月上旬以降とのことです。
敢えて失敗したくない方はこのオリジナル品のお買い逃がし無きように.........
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スターウォーズ・エピソード8の前夜祭には残念ながら参加できませんでしたが日本公開初日・第一回目の上映を見てきました。
今回ミレニアムファルコンの活躍はあまりありませんでしたがそれでも後半から終盤にかけルークが懐かしいこの船に再び搭乗したり、チューバッカの操縦でその雄姿を見せてくれます。
着陸灯の数や亜光速エンジンドライブの発光表現とかいろいろと気になる点に目が行ってしまいました。とはいえ残念ながら今となっては............ですね。
組立は終わりましたが映画の設定の如く、完成モデルへの追加修正はまだまだ続いていくことになるでしょう。
最後になりましたが2年の永きに渡り当館の週刊ミレニアムファルコン製作記にお付き合いをいただいた皆様にお礼申し上げます。
Akkie Museum 館長