2016年新春に日本でも配布がスタートしたディアゴスティーニのNew Weekly Workシリーズ。
彩色されたプラパーツ、容易に組立ができるよう考えられた設計に写真を多用したわかりやすい組立説明付なので各号添付されたパーツの組立に難儀されている方は今のところいらっしゃらないでしょう。
ここでは各号の組立において気になった点や追加加工のアイデアを記していこうと思います。
なるべく高度な技を使わず(というよりないし........)お手軽改造で済ませるよう市販の改造パーツもご紹介していきます。
さあ、何号まで続くかご期待の程を。
創刊第1号
遅ればせながら組立は完了。今回は四連装レーザー砲の組立とコクピット背面バルクヘッドのシールセッティングでした。
今回のポイントはダイキャストパーツに僅かに残る上下金型のパーティングラインの研磨処理と背面パネルのライティング効果の確認です。
必要なツールは
①精密平ヤスリか電動ルーター
②#800-1000程度の紙やすりか電動ポリッシャ-
まず金型分割ラインはこのままでも十分とお考えならば実施は不必要です。
レーザー砲本体の側面のラインはわずかながら中心部にひけがありますので研磨すると逆にひけが目立ってしまう恐れもあります。
ただメッキ処理ではありませんので表面梨地部以外は研磨しても元に戻せます。
少なくとも砲身部の研磨は効果的です。後で砲身先端部の穴あけにも挑戦しましょう。(一部砲身部が本体から抜けやすいので紛失しないよう気を付けてください。砲身先端のくり抜きには好都合ですが)
研磨開始
砲身部の研磨
研磨処理完了
組立完了
側面から見ての図
次はコクピット背後の隔壁です。
ここはプラ板パーツに印刷済みシールを貼るだけですが結構大きな面積のシールですので位置決めがポイント。ただ塩ビの様な厚手の柔軟なシートですので何度か貼り直しは可能でした。焦らずにじっくりと位置決めしましょう。
ご覧の通り背面からのライティングでボード上の機器類の電飾効果は十分可能と判断します。
位置決め完了
隔壁背面からの投光による電飾効果確認
第2号
今回は創刊号の中央通路上部パネル固定用船殻ビームの組立、コクピットの操縦席前部パネルにホログラムボード盤テーブル準備といった内容です。
船殻パネル固定用船体ビームの組立は説明書のままで十分でしょう。
今回はコクピット前部パネルの電飾用追加穴あけを追加してみました。
(あくまでご参考まで:成果等一切保証いたしかねます)
パネル用シートには4つの0.7mm程度の穴がプラ製土台パーツとシールにすでに穴あけが成されています。この穴が光ファイバー等による電飾効果用の穴なのかの確証はまだありませんがもしそうだとするとこれだけ?っといったところ。場合によっては部品取り付け穴かもしれませんし(たぶん後から金属製のレバーパーツが4本配布されるのではないでしょうか?)。
パネルシールを貼り付ける黒プラのベースパーツにはそれ以外一切の穴が存在しませんので多分電飾効果は全く期待できないでしょう。
そこで今回ファクトファイルの5ページのコクピットの前面パネルイラストを参考にしてプラベースに追加で穴を開けておくことにしました。
どういったライティングシステムを組み込むかは後で考えましょう。
用意するツール(写真1)は以下の通りです。
これらは改造作業に必須ツールですからご準備の程を。
①ピンバイス
②0.5と0.7㎜のドリル刃
③アートナイフ
④四角形の精密やすり
ドリル刃は0.5-3.0㎜位のチョイスセット品、ヤスリも5本くらいの形状が異なるもののセットが1000円位で手に入ります。
まず、配布されたパネルシートを1/1でカラーコピーします。
右がオリジナル、左がコピー。
コピー部の裏面に両面テープを貼り、切り抜きます。
このコピーパネルシートにオリジナル同様の穴を開けます(位置決め用)。
こういった穴あけには商品梱包の段ボール箱が重宝します。
これを配布された黒いプラ製ベースパーツに貼り付けます。
位置決めは上下2つ以上の穴に爪楊枝を指してプラベースの穴と一致させてシールの位置決めをするとし易いでしょう。
位置が合致している事を確認します。
中央左のディスプレーモニター画面と白いスイッチ類(0.5㎜ドリルで)、右上の赤い警告灯(0.7㎜)の切り取りと穴あけをこの張り付けたコピー用紙のパネルに従って実施します。
背景は第2号ファクトシートの5ページです。
大型のディスプレー部は内側の位置で0.7㎜ドリルを使いまず対角四隅に穴を開け、次いで各辺に沿った内側に幾つか穴を開けます。この辺に開けた穴をアートナイフで繋げるように切断していきます。
切り抜きが出来ましたら四隅と各辺を精密ヤスリで整形しました。
(最終的には美麗に印刷されたパネルシートがこの上に載りますので多少汚くてもご心配いりません)
穴あけ処理が完了し、コピーシールをはがした状態のプラベースが写真8です。前の段階でお好きな穴を追加してもよいでしょう。
このベースに正式なパネルシールを位置決めして貼り付けます(今度も爪楊枝を使うと楽です)。
ライティングシステムが仕込まれた場合の効果はこんな形になるはずです。
(一部ずれたか............くそ)
最初から空いている4つの穴はスロットルレバーの様なものが取付けられるはずで電飾対象ではありません。
最後にデジャリックホログラムゲームテーブルについて。
今回配布されたゲーム盤のシールパーツは明らかに打ち抜き位置がずれている様に思えます。
機体完成品や今回の製作過程写真でもすべて同心円です。(配布パーツ確認用写真ではすでにずれていますね)
現在この点についてディアゴスティーニのサポートに確認を入れてますのでなにか情報が帰ってきましたらまたこの場でお知らせします。
追伸 2016.01.23
お客様サポートの迅速対応
Webサポートフォームによる問い合わせ(購読者登録が必要です)をした夜半にはメールで今回の件に対するお詫びと在庫の中から良品をピックアップしてお送りしますとの回答がありました。
翌日にはメール便で良品が到着(この対応の速さには感服です)。
左が送られてきた交換品です。
微妙に偏心していますがこれなら許容範囲でしょう。
このことはサポートの方からのメールにもきちんと触れられていましたので了解としました。
推測ですがもしかするとこのパーツはポンチによる手作業打ち抜き品なのかもしれません。
当初幾つものパーツが印刷されたシートやリボンを暫時自動打ち抜き機で精密位置決めして打ち抜きするのを想像していましたが、まあ生産準備枚数や調達コストを考えると手作業というのも考えられますね。
今回はサポート体制の素晴らしさもあって当館は良しといたしましょう。
キーボードと塗装追加
一難去ってまた一難 トホホ.........の定期購読(2016.02.09)
1/22に直送定期購読を申し込み、すぐに3号からの購読手続き完了のメールが到着したものの、現在創刊号から3号までのが在庫品切れ状態で早くても3・4号の発送が3月中旬以降暫時扱いとなり、また号数飛び越し発送もできない規定とのことで完全に一か月半の遅れで定期購読開始になるとのサポート回答がとどきました。
(問い合わせ回答は前回同様に素晴らしい速さでした)。
これなら書店受け取りにすればよかったな.............。
需要予測を含めどんなマネージメントしてるんだか?
まあ実際在庫があったとしても初回発送は2~3週間かかるとのことでしたからその間の社内手続き中に現状の商品在庫が切れの事態が判明したということなんでしょう。でもちょっといただけません。
まあしかたがない、一か月気長に待ちますか..........
第3号
当初の予定通りに三号と四号が3/17に発送されたとディアゴスティーのマイページにて情報が更新されると供にメールでも商品発送のお知らせが届いていました。
翌日受領したパッケージの中には今回の在庫ショートによる発送スケジュールの遅延のついてのお詫びと今後の発送スケジュールに関するお知らせも入っていました。
さてさてこの三号、取りあえずコクピットレイアウトの仮組みと二号にもどってTF-1からTF-3までの外殻フレームの組み立てです(もう10号近くまで作業を進めて折られる方が大半ですからね....とほほ)
気を取り直して自身のミレニアムファルコン造ろーっと。
外殻フレームは指示通りにフレームをビス留めしていくだけですからまず問題はないですね。今回はコクピットの仮組み中に気がついた点やその対処、またライティングについてこの準備期間に思案したことをまとめていきます。
組み上がった2号/3号のフレーム
外皮パネルは仮置き
パイロット席
フォルムはまあまあの出来で良いんですが色がこんな赤色か?といった点が気になります。
スチール写真や大型モデルでは正面部は黄土色(タン/カーキ)、背部はアースグリーンの2色で構成されているようにも見えます。セット照明の加減なんでしょうか?全面カーキで塗り直されている方が多いようですね。
今回は前面部をタンで。後部をガンダムカラーのMSグリーンでスプレーしてみました(この座席のツートンカラーは正解のようです)。
補助席(後部同乗者席)
これは明らかにおまけ然とした作りですね(塗り分けも雑ですし)。確かにシート背面などはコクピットを組んでしまえばほとんど見えない部分です。
ここは幾つかのプロップ写真を参考にしながら少し遊び心も加えて(これは言い訳だね..)それらしくすることに。
当初アームレストは実際にあったのかと疑いましたが固定式の細いビーム状アームレストが写っているフルサイズセットの写真がありました。
ただ白のヘッドレストやクッション等は今のところ確認できていませんし、ちょっと嘘っぽいのでここも全面改修。少なくとも背中とおしりのクッション部はカーキ色のようです。
ジャンクボックスに残っていたTAITANICの手すり等のエッチングパーツを流用し、シート背部の金属フレーム構造を似せて再現。加えて塩ビテーブルクロス等のエンボス地シートの切れ端表面にメタルブラックを吹き付けテキスタイル地をねつ造。これをシート本体全面に貼ることにしました。この自作テキスタイル地の裏に両面テープを仕込んで貼り付けてあります。
最後にクッション部を光沢カーキで塗った同様の物を重ねて置きました。
映画のセット写真ではこの後部座席が左右に回転しておかれているシーンも見受けられますので次はネオジム磁石を仕込んで回転機構の再現にもチャレンジしてみましょう。
生地の貼付けと背面フレーム
クッション部と背面部仕上げ
後部座席の可動化
まず座先側のコの字型取り付けタブを
切り取って研磨しておきます。
セッターの貼り付け
ネオジム磁石の吸引用セッターを座席裏に取り付けます。
ネオジム磁石とセッターの径は当初4~5㎜程度は必要かと思いましたがコックピットフロアー側の座席取り付け凸部の大きさから3~4㎜径が限界かと思います。
セッターの裏側に粘着テープが付いていますが念のため瞬間接着剤で固定しておくとよいでしょう。セッターの固定位置は座席の中心ではなく、最初のタブのあったコの字型の跡に取り付けておくとよいでしょう。
ネオジム磁石の取付け
3.0φ・厚み2.0㎜のネオジム磁石をフロア側の座席取り付け凸部に埋め込みます。
凸部の中心に3.0(実測2.9)φのドリルを付けたピンバイスで貫通穴を開けます。(少し後ろにずれてしまいました。先に細めのドリルで位置決めしておくべきでしたね)
この穴に瞬間接着剤を垂らし、ピンセットに吸引させたネオジム磁石を真上から挿入していきます。
真横から見て面一か心持ち磁石の頭が見える位置で接着固定させます。
接着固定後にネオジム磁石の穴を開通させておくといいでしょう。
座席の取り付け
座席は置くだけです。
向きの自由度と固定力は今回の3㎜径でも十分だと思います(逆さにして軽く振ってもOK)がコクピットを船体に内臓後、万一衝撃で外れる危険もありますから可能なら4.0㎜径にアップしておくとよいかもしれません。
またネオジム磁石にシャフトを通せる穴がありますからセッターを穴あきタイプに取り換え、短いスチールピンを座席裏側に打ち込んでセットしてもよいでしょう。
同様にパイロット席も改造可能ですがキットの座席とサイドコンソールのクリアランスがぎりぎりで後ろにスライドさせることしかできそうにありません。
このままとしました。
コクピットアクセスドア
このモデルはバスタブ型のコクピットアクセス通路部のバスタブ底にドアのプリントシートを貼る形になっています。
今回のドアシートも微妙に左右がずれて打ち抜かれていましたが、まあこの程度なら目くじら立てる事もないでしょう。
オリジナルの作例で一つ気になったのがドアまでの奥行きがすこし深いことです。
多くの写真でドアは相当手前(コクピット側)にあるように見えます。
ただバスタブ式のこのパーツは後の工程でさらに裏側に部品が付く設計のようですのでバスタブ内に適度なスペーサーをかませその上にシートを貼る形としました。
シートは貼る前に下端からコクピットのフロアーの厚み分をカットしておくことをお忘れなく。
こんなもんですかね?アクセスドアの位置は...........いやいや左右のバルクヘッドにマウントされている制御機器類の存在を考えればもう少し奥かな?
仮組みなので後でも修正可能ですから。
最後にパイロット席のサイドコンソールを白枠、パネルを灰色、黒を使い正面コンソールと色使いを併せて塗り分けておきます。
サイドコンソールのノブや操縦桿はライティング加工等に邪魔になりますからまだつけていません。なくすといけませんからね。
通路内部にスペーサーを
ドアシート下端のカット処理
ドアの奥行き
(もう少し奥?)
コクピットのライティングについて
3号が届くまでに時間がありましたので
今後のコクピットパネル類の電飾について少し検討していました。
初期はバックライトと一部の点滅ライトのみをLED点滅回路で済まそうと思っていましたが、先行する皆さんのコクピットに対する手の入れようが半端なく、みな力作揃い。
もう少し追加しないと恥ずかしいかなと思い、二十年ぶり(思えば宇宙戦艦ヤマトの地球防衛軍旗艦アンドロメダ以来)に光ファイバーの植え込みにチャレンジしようかと..............
その他、利用できそうなパーツもちょこちょこ集めてみました。
光ファイバー
安価になりましたね。
今では蛍光染料でファイバーそのものが着色されている多色ファイバーまで(単価が高いのが難点)。
ここは通常の品質的な評判もそこそこで安価なものを調達。
クリアーカラーで先端処理する方式でいいでしょう。瞬間接着剤も低白化な物も出回っていますのでエポキシ接着剤でなくてもいいかと思います。
クリアカラー類
ファイバー固定用瞬間接着剤
お手軽LED点滅回路セット
埋込み用超小型高輝度LED回路(各色)
回路組込み用三分岐回路
組込み用LED点滅回路
小型ボタン電池、スイッチ回路
これらを端子プラグ差し込み式に繋げていくと3色の超小型高輝度LED点滅回路が簡単にできてしまいます。
半田ごては全く不要!
ちょっとの格納スペースがあれば組込めるお手軽電飾回路セットですね。
この一式の組立て回路ロジックを変えれば常時燈に点滅燈を混在して組むことも可能と思います。
これで5mm通常LEDタイプがあれば最強なんですが..........
点滅球(3V)
これはLEDではありませんが点滅回路が内蔵されている5mm麦球です。しかも一ヶ180円弱。
幾つかのファイバー束に対してこの点滅球を個々仕込めばたぶん点滅タイミングがずれた電飾も出来るかと思うのですが.........やってみないと判らないかな?
スイッチを入れるタイミングで調節しないとだめでしょうかね?
実は今米国のShopからParagrafix社のコクピット改造キット(キット新情報に詳細アップしてます)を取り寄せてます。これを使うとなると座席以外はすべて総入れ替えになりそうで..........。
まあ「もの」を見てから採用するか決めましょう。
サードパーティー製のディテールアップキットを使い始めるといろいろドツボにはまるのは必須ですから(笑)。
第4号(前編)
第3号に続き外殻フレームの延長と最初の船体外板の固定です。
これも問題ないですね。
外殻フレーム
船体外板のビス留め
制御コンソール端パネル周りの改修
コンソールエンドパネルは適当に塗装しておきます。
取敢えずコンソールパネルのカラー配色を基本にして白やグレーにセミグロスブラックを。配管類はアルミやステンレス色で行いました。
あとコンソールパネル背面(ウインドウサイド)の傾斜部はプロップモデルではもっと大面積のものが前方に傾斜しており、その左上に大きなブルーの光源が入っている窓が開いています。
まあここはコクピット窓からも見える部分でしょうから5mm角のブルーLEDを使ってこの背部の光源部とコンソールのレーダーディスプレーの電飾を仕込むことに。
この背部の窓開けはパーツの構造上、非常に開け辛いのでけがをしないよう気をつけてください。
四隅を1mmくらいの細めのドリルで開け、その対角線中心に大き目なドリルで穴開けしてから四角の精密ヤスリで四隅の角度と辺出しをしています。
操縦桿の加工
パーティングラインを軽く精密ヤスリで削り落とした後にメッキシルバーの塗装を施します(結構オリジナルのままでも艶はありますが...)。
コントロールスティック(操縦桿)
このディアゴスティー二版ではコントロールスティック(操縦桿)が床から伸びている形です。
確かに(初期)プロップは第二次世界大戦中の輸送機(ビッカースバイカウント)から流用したものが使われていたようで、両操縦席間のサイドコンソールの形状とともにこの組み合わせは時期としてオリジナルのままで問題はありません。ただその後はコンソール上に直付けされたタイプに変っています。
ここは写真の位置にピンバイスで穴を開けて短くカットした操縦桿パーツを付けることにしました。1㎜φ、1.5㎜φ、最終的に2.0㎜φのドリルで取り付け穴を広げながら開けました。
左側の穴を目測誤り(夜中に作業するから....雑になる)で少し外側に開けてしまい
ましたが白いラインのパネル枠の中線内側下がジャスト位置でしょう。
穴を開ける際はきちんと両位置を計ってくださいネ。
<後日追記>
実は左の方がビンゴでした。右のようにコンソールの中心ですと座席に座ったパイロットは非常に操縦し難い位置になってしまいます(操縦なんて出来ないんですがね)。
支柱のカッティング
まあこんな位置でしょう。下端のピンを含めて9㎜分をカットしています。
こんな感じに。
後でフロアーの操縦桿取り付け穴はパテ埋めしておきます。
パイロットシートがオリジナルの位置ですと少し後ろ過ぎますので、前進位置調整としてやはりこちらもネオジム磁石固定仕様に変更しました。
幸いなことにオリジナルのパーツでも前進位置にはできますが外れやすいのでオリジナルの位置と前進位置の2ポジションが選択できるようシート側のセッターを縦に2枚タンデム式に取り付けています。
左はハン・ソロ用に前進位置、右はガタイのでかいチューバッカ用としてオリジナル位置を選択した写真です。
(フィギュアー載せるんかい?)
さあ電飾だ!
コクピットコンソール周りの電飾とパネルのディテールアップは次回4号後編にて..........
第4号(後半)
5mm角の大判角型ブルーLED
コンソールのレーダーと背面2箇所の大面積ブルー発光部の裏面に置いてその上をアルミシールで固定する方法を検討してみました。
この組み合わせは発光効果は絶大なのですが正直を言って失敗でした。
まずコンソール裏が狭いのにLED根元の抵抗内臓部が面積を取ってしまい後で処理する光ファイバー電飾部を幾つか塞いでしまいました。ただブルーの樹脂部分が大きくカッティングや取り付け用の切り欠き等の処理ができるので重宝はします。
ワンタッチLED回路キット
制御コンソールライト類を光ファイバーの植え込み法で電飾する案として先にご紹介したお手軽LED回路キットを組んでみました。
このキットはピン/コネクターを繋いで行くだけ(赤線印:アノードを合わせていきます)。
三分岐ハーネスで一本を点滅ユニットを介してLED(白)を繋ぎ、その他は常時点滅の白と緑を接いだ案です。
この回路キットで注意が必要なのはレッドとオレンジのLEDを混在させるときにはその他の色との組み合わせに適・不適があり、不適の場合はさらに調整抵抗をかませる必要があるとのこと。
そこでこの回路例では赤系LEDは入れていません。
でもよく考えてみたら光ファイバー端子のクリアーカラー処理で多色発光させる計画ですから点滅、常時点灯のクールホワイト2つでいいんですね。
樹脂部の加工
0.08㎜のアルミシールで遮光処理を
光ファイバーは左右でまず数か所ずつ紙バン等で束ねて取り回しながら床下に固定します。
最近の光ファイバーは本当にしなやかですね。昔はぺキぺキ折れたものです(いつ頃の話じゃ..........)
コクピットのバルクヘッド床下部に3.0㎜の穴を3か所開けてファイバー類を後ろに逃がしてあります。
束ねた光ファイバーにはこのバルクヘッドに開けた穴の位置に少し多めに紙バンを巻き、擦れの保護をしています。
コンソール端パネルもうまくはまりました。
CR1220ボタン電池一個をセットしてスイッチを入れると設定どおりに白と緑の常時点灯に加え白色LED一個が点滅を開始。左下のクールホワイトのLEDが点滅回路を介したものです。
ご覧の通り常時点灯よりも光量が落ちているように見えますがこれは写真撮影のタイミングの問題で実際は眩しくて常時見ていられないくらいです。
ただしこのLEDはピンポイント照明用に適しているようです。光ファイバーの束の光源としてはあまり適していません。この光源自体をファイバー束を収めたケースの中でエポキシ樹脂等で注型・固着しないと小さすぎて光を均一に分配しません。
光ファイバーの植込み
ブルーライトエフェクト用LEDの選択ミスでコンソールの光ファイバー発光箇所は右に8か所、左に4か所の計12本です。
瞬間接着剤を裏から落として固着後に
表の余分なファイバーをカットします。カット面はなるべく滑らかな平面になるように片刃のアートナイフで落としていきますが、近頃は光源が高輝度のLEDが使えますので爪切りやニッパーで落としても問題ないでしょう。
切断面に爪楊枝の先端に付けたクリアー塗料を落としてお好きなパターンで着色していきます。
ブルーLED発光部
光ファイバー発光部
光ファイバーと光源LEDの接続
接続用LEDホルダー/コネクターが販売
されています。
これは砲弾型5.0㎜LEDと径1㎜の光ファイバー用ですが0.5㎜の光ファイバーは接続穴に2本入りますので14本の光ファイバーがコネクトできます。
まあ使用するLEDの径に併せた内径の
プラパイプやアルミパイプをカットしたものや端子絶縁用硬質プラ製筒等がDYIショップの電気コーナーで数十個入って数百円で売ってますから適時探してみてください。
LED電源/スイッチ
ホビー用の抵抗内臓型LEDは5V~12V対応が多いので9Vバッテリーが最適でしょう。
数百円でスイッチ付ケースが市販されていますがこれはファルコンの筒状部床下には入りません。
9Vバッテリー本体だけなら何とか入りますのでバッテリー端子だけのスナップ式(150円位)とスライドスイッチ(100円位)を模型店等で買って組むことをお勧めします。
どちらにしても最終的な格納位置と配線取り回しはもう少し回が進んでから最終決定しましょう。
現状光ファイバーもすべて1mのままです。
コンソールのディテールアップ
オリジナルのコンソールは印刷済みのシールで再現されています。
電飾まで施すならここは少し手を加えて立体化したいところです。
写真の様なモデル改造パーツが市販されていますので適当に使ってみました。
右上のH型クリアーロッドは1㎜幅のクリアーロッドを作りたくて(市販されてない様で......1㎜厚のクリアボードでもよかったかな?)調達しています。
この1㎜幅のクリアーロッドはコンソールパネルの角型ボタンの列に張り付けています。低白化接着剤で固定すると下のシールの印刷パターンが結構透けて見えます。
この辺りのディテールアップグッズはこの後の回でも利用できるでしょう。
写真のO-BOLTには航空機コクピットコンソールに良く見られる機能切り替え選択式の回転スイッチノブを模したパーツがありますので重宝します。
後日もう少しパーツを盛っていく予定です。
今回初めて製作過程の途中報告の動画をアップしてみました(とうとうYouTubeに手を出してしまったか)。
広告が入るYou-Tubuは使いたくなかったのですが、このホームページ作成ソフトでは直接動画を張り付けられないので悪しからず..............
パネル突起物用パーツ
計器ガラス/ライト類用パーツ
1㎜幅のクリアープラ材
キットオリジナル
(シートのみ)
デコレーション後
(中間状況)
第5号
5号は大きく分けて3つの作業です。
①コクピット連絡通路の船体内部遮光テープの貼り付け
②アクセスドアパーツへのLEDバックライトボードの取り付け
③コクピット両サイド先端部の内壁の仮取り付け
遮光テープの貼り付け
上下船体取り付けタブ部を事前カットした後所定の位置に貼り付けるだけ。
取説記載の事前カット部の寸法は船体固定タブの細い支柱用のもので受け側となる太い支柱部分ではもう少し大きめになります。
うーん、この細い帯だけでいいんだろうか?とも思いますがここは信じましょう。
LEDバックライトボードの設置
バックライトボードは9号で電源コード/バッテリーボックスが届くようですのでこの時まで作業の邪魔にならないようにまだ固定していません。
コクピット先端部の内壁の取り付け
さてさてここで問題発覚です。
操縦桿を短くしカットしコンソール上に取り付けたことでシートを前進位置にできるように加工しましたが、今回の内壁と前進位置のシートが干渉することが分かりました。
まあシートをオリジナル位置に戻せばいいだけなのですがここは初心貫徹、シート幅を削ることに。
ひじ掛け部から下の両サイドを0.5㎜程研磨して再塗装しましたらぴったりフィットしました。
シート両サイドの再研磨
そして再塗装
クリアランスの擦り合わせが済みましたらサイドウォールの塗装を実施します。
白線による計器パネル枠だけでも実施するとだいぶ見栄えが変わる思います。
クリアランス的には裏から光ファイバーによる電飾も施せそうですが....
コクピットのウィンドウから見えちゃうかな?
レーダー画面の遮光覆いはラッパ型に上方に開いてついていました。
KOTOBUKIYAのM.S.G.モデリングサポートグッズの「フック」からフックパーツの大、中、小を重ねて接着した後に下面を研磨して角度出しした自作パーツです。
艶消し黒塗装後、コンソールパネルに上に開いた形状で付け直します。
現状ではこんなところです。
今回コンソールのライトの点滅パターンを変えてみました。
背面隔壁への追加電飾
左上の大型円形ディスプレー(航法コンピューター)とアクセスドア上部の赤色デジタル数字の表示部電飾を追加してみました。
大型円形表示部は印刷表示を生かすためにちょうど同じ径のクリアーレンズパーツの表面をクリアーレッドで塗装後(塗装はいらないか?)に接着取り付け用リング(ブラスエッチング)を介して接着固定しています。
アクセスドア部は裏面に小さなウインドウを切り抜いたアルミシートをまず張り付けた後、そのウインドウ部にドアパーツサイドに開けた穴から入れた極小LEDを置いて再度アルミシートで遮光処理しドアシートを再び設置し直しています。
これらのLED配線は後から設置されるバックライトボードからの投射光を遮らないように中央ドアパーツに這わせるように固定しています。
クリアレンズ塗装
接着用真鍮
リングの取付け
背面パネルへの
取付け
裏面の遮光処理
LED配線の処理
コクピットサイドパネルの電飾追加
実際の歴代セットではこのサイドパネルにあまり派手な電飾は施されていない様です。オリジナルパーツのままで十分だと思うのですが、ちょっと遊んでみました。
当初一部の写真で確認されている先端部のパネルブロックに電飾を施す予定でしたが、さすがに本モデルの先細りの形状から光ファイバーを仕込む空間がないと判断して手前側に左右3本ずつ仕込んでいます。
作業工程は以下の通りです。
サイドコンソールには各3か所の植え込み穴(0.5mm)とコンソール支えの手前二つに下から斜め45度位の傾斜をつけて1㎜の穴を開けてあります。
床にも光ファイバーを後部に逃がす
2㎜の穴を開けます。
瞬間接着剤で固定したファイバーの逃がし方の例です。
最終的にはこんな感じで後ろに逃がしています。
後部座先の再加工
座席配置のコンセプト図や新たな写真を参考にして背部の突起とヘッドレスト側部にあるダイアルノブの様なディテールの追加とともにネオジム磁石に対する軸受シャフト(1㎜径の真鍮ロッド)を仕込んでみました(外れ難くはなりましたが、逆に作業時の再セットに手間取るようになって.........まあいいか)
後部座席のディテールアップパーツの追加
回転軸シャフトの取り付け
第6号
この号では
①後部座席を覆うように設置されたトンネル状計器パネルの仮設置
②操縦席正面コンソールの4本のスロット状ノブの取り付け
が主な作業です。
後部計器パネルの仮設置
まず天井まで張り巡らされた計器類のライトに電飾を施すかどうかこの分厚いパーツを見るとため息がでますが、取りあえずここはまず操縦席コンソールパネルの加工時のようにまずオリジナルシートのカラーコピーを取って仮のシートとして使用する方法を取りました。
この仮シートの印刷画像を使ってピンバイスで開ける穴の位置を決めることにしましょう。
テーブルの位置はオリジナルパーツから高い位置に取付け直しています。
左がコピー、右がオリジナル
カラーコピーで仮シートを作成。
サイドテーブルの位置の修正
またまたオリジナルパーツに理解不能な設計が........
両サイドの内壁から飛び出している板はサイドテーブルのはずです。
しかしながらオリジナルの位置では足置き?にしか使えません。
後部座席を回転可能にしたのはこのサイドテーブルとの関わりからでした。
ここはオリジナルのテーブルをパーツから切断して再度取り付け直しましょう。今回は位置決めだけです。
ラインチゼル(けがき用ナイフ)でテーブル上下の根元を数回けがきしてからゆっくりと指で押倒せば綺麗にテーブルが切り離せます。
テ-ブルの切断面は共にヤスリでフラット(テ-ブルの方は斜め角度を残して)にしておきます。
テ-ブルの再取付け位置は後部座席アームレストよりもちょい下の位置です。またテーブル表面は白で塗装しておきます。
下段の帯状ライト
このモデルでは省略されていますが
テ-ブル取付け位置のすぐ上にこのテーブルを照らす下段の白色ライト帯部がありますのでこれも簡単に再現しておきます。
実は電飾用にアクリルパネルをはめ込んではみたのですが上部帯も含めてこの部分のライティングは断念!端に白いテープを貼ってもいいでしょう。
写真では透明アクリル板を仕込んでいますが、最終的に再度外して白い光沢ビニールテープのみに変更しました。
電飾用穴開け
さーてしょうがない。失敗覚悟で電飾作業にはいりましょう。
まずは大きめなディスプレー部、円形ライト部を抜いておきます。
とにかくプラが厚いのでけがに気をつけましょう。
まだ内壁シールはコピーシールのままです。また今回ウォールの裏にはアルミシールを全面に貼ってから穴開け作業をしています。円形の小ライト部分は0.5mmのピンバイスで、少し大きめな着色された発光部分は1㎜や1.5㎜のドリルに付け替え開口してあります。
穴を開けた部分裏のアルミシートはエリア別に最小面積でカットしてから剥がして開口状況の確認や整形/修正がしやすいようにしています。
仮シールを剥がした状態です。
0.5㎜の極細ドリル刃を3本も折りましたよ.....
タイミングよくディアゴスティーニから本日5号/6号が届きました。
すぐに船体外板パーツとの組み合わせ状況/クリアランスを確認したところ
おっと、1㎜くらいしかありません。
これではリボンLEDも仕込めないですね(光ファイバーも無理でしょう)。
先にご紹介したお手軽極小LED電飾回路キットのLEDなら何とか入りますが基本的に大きく開口した部分のピンポイント光源としては有効とでしょうが、丸ライトの列の様な列状の開口部分の光源としては置いただけではほとんど効果がありません。
まあ内壁裏を大きくグラインディングするか、せっかく開けた電飾穴ですが
このままシート印刷のみで済ませるかもう少し考えましょうか。
コンソールレバーの取り付け
4本のプラ製レバーを指示通り穴に差し
固定します。
穴が少しきついのでピンバイスですこし大きめにしておくとピンセットで起きやすくなります。
きついときに無理に差し込もうとするとパーツがどっかにすっ飛んで行ってしまってえらい目にあいますよ。
今一つ捜索中(笑)。
ただオリジナルのバーの位置はプリントされたコンソールのパターンを無視してないか?と最初から首をかしげたくなるものです。
また自作したレーダー画面の覆いとも干渉しますし.........。
ここは一番右側にスライダー状のものが印刷されている位置にピンバイスでもう一つ穴を開け、一番左のバーから移動させた方がいいと思うのですが........
(くそ、レバー見つからない...............自作するか)
紛失レバーの自作
レバーのプラパーツ径を計ったところ1.2~1.3㎜位でした。ジャンク・材料のストックボックスに1.5㎜の真鍮線があ
りましたのでこれで自作をすることにしました。
真鍮線をピンバイスにセットして精密ヤスリやニッパー等で溝や取り付け部を削り出します。
ホビー用の電動ローターに同じように真鍮ロッドを噛ませて固定しながら回転させ旋盤のようにヤスリを当ててもいいかもしれませんが気を付けてください。
新たに開けた取り付け穴に自作レバーを取り付け、メッキシルバーで塗装。
まあ何とかごまかせるでしょう。
(写真は未塗装時)
第9号(前編)
デアゴスティーニから7~10号の4冊がまとめて送付されてきました。
おまけの作業用シート(おまけにしてはなかなか!)も同梱されています。
全号の同梱パーツと作業内容をチェックしたところコクピット部の完成を急ぐため9号に一旦飛んだ方がよいと判断しました。
9号では
①LEDバックライトの点灯による電飾効果の確認と
②コクピットへの連絡通路船体外板のディーテールアップ
の2つが主な作業になります。
また7号からパーツの接着固定の仕方や塗装・汚しのテクニックとともに必要なツール類も紹介されていますので(すでにこの製作記ではご紹介済みですが)一度目を通しておいた方がよいでしょう。
さて、コクピット後方のトンネル状コンソールパネルの電飾ですが、最終決断として今回大きな開口部の発光のみで細かい穴の電飾は断念しました。
ここはParagrafixのエッチングパーツを使ったコクピット製作記<特別篇>に期待してください(なんてね)。
バックライト点灯!
ほお?! すごいすごい。ここまで明るいとは(写真が少しハレーションしてますが.....ポリポリ)。
後部テーブルの位置と色を白に変更した効果が結構出てますね。よしよし。
ほら、やっぱり.......
遮光シールの効果が不十分でした。作業ミスかはたまた設計の問題か?
まあここは連絡トンネル内側に円筒状に加工したアルミシール(アルミフォイルでもOKです。素材的に柔らかく外側から入れ辛いので2~3回折りたたんで厚くしたフォイルにするといいでしょう)をコクピット隔壁まで達するよういれ、外壁内に固定しました。
これが一番確実です。
こんな感じです(カッコ悪くても問題なし)
光漏れは根治です
この段階での追加加工
さあコクピットを一旦閉じる時期に。
まずはコンソール先端部のブルーライトエフェクトをそれらしくするために実セットの写真を参考にして板紙裏面に両面テープを張り、パネルのイラストとピンバイスによる開口処理を施してコクピットのコンソールに貼り付けます。
ゲッ、作業中に飲んでた缶コーヒーのボトルを撤去し忘れてた(けっして広告ではありませんのでご容赦を...........)。
眩しかった青色LEDの電飾に減光効果も。
少し拡大して.......
コクピット天井部のディテールアップ
前回後部座席の改造で使った塩ビシートの切れ端を今度はシルバーで塗装します。
塗装が乾いたら、ペンでキルティング上の格子柄を引いておきます。
このシートをコクピットウィンドウ上部端に両面テープで貼り付けます。
ここにプロップセット写真を参考にジャンクパーツや自作パーツを盛っていけばOK。後でクリアー窓パーツが入るはずです。これらパーツもすべて両面テープで固定してあるだけですのでその時はすぐに撤去可能です。
室内側ウィンドウ枠に施されている配線等の追加ディテールも今のところはやめておきましょう。
第9号 後編
まずは前編でコクピット前方天井 のディーテール追加に使ったパーツのご紹介を忘れていました。まず最初にここでご紹介しておきます。
後編では第6号に付属していた外板ディテールパーツ11個の取付けと
「汚し塗装」とともに防御外板の「弾痕の表現」をご紹介していきます。
<前回の追加>
今回、WaveのオプションシステムU・バーニア フラット(1)からパーツ30、40と50を使ってみました。
実セット写真に見られる吊皮状のレバー類はパーツ30の片側に付いている本来は落として使うランナー端をそのまま残して使っています。
まあさほど設置面積もないのでこんなところで。
こんな感じで(蛇足かな.........)
フリーのリングパーツ保護用のランナーはこのまま切り離さず利用しました。
外板ディテールパーツの取付け
釈迦に説法ですが基本的にこういったパーツは一つ一つ作業分だけ丁寧に外していきます。
ニッパーもいいのですが当館では爪切り(握り手の背中に細かいヤスリが付いたもの)も多用しています。
切り離したパーツのゲート切断部は細かいパーツでもきちんとヤスリがけしましょう。
デアゴスティーニの取説写真にはこれを実施していないようなパーツも写っていますので(笑)。
爪切りの背中のヤスリはとっても重宝しますよ。
今回も解説書の写真を参考にパーツ番号順に順次少量の瞬間接着剤で取付けて行けば問題はないのですがパ-ツ5とパーツ7との取付け位置関係が少し不親切ですのでここで追加写真を載せておきます。
これで正解のはずです。
パーツ5と7の位置関係
取付け状態
上部パ-ツ取り付け完了
下部パーツ取り付け完了
汚し塗装
オリジナルの外板パーツにはすでに汚し塗装がされています。
ただ如何せん控え目過ぎかな?
防御外板間の溝の汚しは墨入れのテク二ックの応用で、汚し塗装は今回タミヤのウェザリングマスター等を使ってみます。
セット内容は幾つもの種類があるのですが弾痕表現に有効なBセット、キットの整形色とファクトファイル表紙の完成写真から外観汚しに有効と思われるEセット
をまず選んでみました。
エンジンなど、キットに内蔵されるような部分の汚し用なら100均で手に入るアイシャドウセットの様な粉ものでも十分役に立ちますが、船体外板となると意外と触ってしまうことも多いので定着性の良いものがいいでしょう。
このタミヤのツールがも使ってみないと何とも言えませんが...........
腕に自信のある方ならアクリル塗料を多用されるでしょうがピースコンの様な精密塗装ツールの技量が必須ですね。一番苦手な作業なので何とか使わないで済ませたいところです。
第5号の表紙を参照にこのコクピット前面部にまずウエザリングとレーザー弾痕の処理を追加してみました。
弾痕表現
高エネルギー弾(ビーム)が当たってもファルコンの防御外板はなんとか耐えてきました。
とは言え、無傷ではなく写真の様に傷だらけです。
防御外板は自身がエネルギーを吸収し溶融(アブレーション)して耐えていますから月のクレーターのように弾痕外周には素材の盛上がりが生じているケースが多いのが判ります。
そういった意味でこのような傷は半田ゴテを使うと簡単に表現できます。
半田ゴテを当てる位置のマーキング
写真を参考に付けたい弾痕の中心位置にマジック等で印を付けておきます。
暖めた半田ゴテを軽く押し当てていきます。
深さや広さは半田ゴテを当てる強さや時間で調整していくと良いでしょう。
一列に並んだパルスレーザー痕は同じ大きさで並べた方がよいですし、当たった角度等も色々再現してみると面白いですよ。
(どこがパルスレーザーだか判らん)
火傷にはくれぐれもご注意を。
弾痕の中心部は黒とかガンメタルの様な塗料を面相筆で落としていきます。
ここで外板ウェザリングもしておきましょう。
ここは皆さんの感性にお任せすると言うことで。
ここではまず弾痕周りをセットBのススでウェザリング。
無傷部はセットEのグレー、グリーン(修正はイエローの後塗りで)等を適時完成品写真を参考に真似ながら付属のスポンジで載せていきます。
最後に弾痕に白系のウェザリングを軽く行います。
こうするとクレータ外周部に白が定着して盛り上がりが明瞭になります。
ウェザリングツールの解説書にも書いてありますけどね。
これをファルコンの船体全体に施していくのですから気の遠くなる作業が....
(まあゆっくりやっていきましょう)
コクピット部は完成へ
こんな感じで9号までのパーツによる
コクピット部を仕上げてみました。
通路部の弾痕表現例
なんとか4月中に完成
さてコクピットが取り敢えず完成しましたので次は飛ばした7号、8号にもどって主船倉のディテールアップに進みます。
しかしながらこのページがコンテンツオーバーになってしまいました(笑)。
以後は新ページ<製作記2>に続きます。