今ちょっと話題のことを..........
第58号の組立作業で作業04で船体に取り付けるパーツ③(円筒形小パーツ)に関してDeAGOが誤った作業写真を載せているとの指摘が............
このパーツ③について作業写真ではランナーのゲートにつながる細い部分をゲート自身と認識して落としてしまっているのですが本来は残してゲートから切り出さないといけないらしいのです。
ゲッ、落としている.........。確かに反対側の同様なパーツにはアンテナ上のものがモールドで残されています。
うーん、細かい部分なのですがそんな指摘を見つけてしまった以上、修正しましょうか。
アンテナ部の再生
1㎜径のプラ棒を切り出し取り付けて再生された方もおられました。
当館は0.6㎜径の真鍮線を使ってみました。
後から考えたのですが船体色をオリジナルプラ色で通してしまっている当館のファルコン。塗装を考えたら不要のランナーで伸ばしランナーを用意してもよかったですね。
伸ばしても色は近いでしょうから
同径のピンバイスで開けた穴に切断した真鍮線を瞬間接着剤で固定したところです。
第70号
この号では船体前方中央上部(ミサイルベイ)の船体外板のディテールアップです。64号の表紙写真を参考に汚し塗装も実施しました。
最近、船体パーツの塗装に気が配られている様に感じます。当館ファルコンのようにプラオリジナル成形色をそのまま利用している場合は歓迎すべき改善点なのですが船体をニュートラルグレーで全面再塗装なさっている方には邪魔な存在でしょうね............難しいところです。
ディーテールアップパーツ取り付け
船体表面のすべての突起モールドのエッジには墨入れを再度追加しています。
また結構な数のパーツ取り付けがありますので説明書通りに順序良く取り付けていきます。
ディテールアップ作業は問題はないと思いますが、作業35のパーツ18は船体の汚しが完了してから取り付け、さらにパーツにも追加の汚しをしていきます。
船体前部の汚し
64号の表紙写真を見ると船体最前部とその向かって右側(実際は左舷)側部のグレー塗装分にマスキングによる塗り分け/汚し部分が幾つか存在します。
個々ではテープマスキングとタミヤのウェザリングマスターのスス、グレーを使い汚しをしています。
第71号
今号では前号のミサイルベイ上部の船体後部のディテールアップとこの船体部分のワンタッチ着脱用磁石の装着が主な作業となります。
まずは墨入れ
いつもの如くまずは墨入れです。
ディテールアップ
パーツ盛りも作業手順通りに実施すればまず問題ないでしょう。
各パーツのゲート跡の研磨処理をお忘れなく。
ただ作業02のパーツ③取り付けタグの高さが船体TP-11の溝と深さが合わずに浮いてしまいます。
パーツ③のタグを半分以下に削り、接着面がほぼ密着しました。
磁石がはまらない!
調達部材の仕様ミスなのか今回当館に配布された磁石は大小ともに全て指定された取付け穴に入りません。
無理に入れても高さのがただし位置まではいったのかのかも確認もできませんし、外すのも大変です。
下手にペンチなどで押し込んでは船体やパーツを痛めたりするだけです。
そこで今回は取り付け穴の内径をすべて電動ルーターで大きくし、ほぼ抵抗なく磁石がセットできるようにしてから瞬間接着剤を使用することにしました。
磁石大の頭の飛び出し分をノギスで計測したところほぼ2㎜でした。
この状態でスチールロールを仕込んだ船体フレーム上に問題なくぴたりと吸い付き固定します。
船体の結合と塗装
TP-11とTP-14を4本の添付1.7/40㎜のねじで固定後に表面の汚し塗装を加えました。
写真は65、66号と69、71号を参考にしています。
砲塔部との接続部の汚し
ここは69号の表紙の接写写真を参考にしました。
パーツごとにミディアムグレーで塗り分けされていたり全面的な汚しがされていたりのこの砲台根元部分。スプレー塗装で汚し処理をするならパイプ類はつける前にしないと難しいかもしれませんね。
主船体上部の状況
配布70%でやっと主船体上下は姿が現れました。
後は前部の両脇のシールドジェネレーターやトラクタービームプロジェクター等が詰まった三角部、船体側面にエンジンルームが残っていますが残り30号で完了するとなると............
第72号
今号は船体上部左舷に鎮座する大きな皿型アンテナ "レクテナ"の製作です。
レクテナディッシュ正面の塗装
71号の表紙、72号の表紙2つのレクテナ随分印象が違いますよね。
今さらですが撮影条件差だけでなく、多分これら表紙に使われているレプリカモデルは複数存在(少なくとも2つ)するんでしょう。細部の汚し等も異なりますから........
当館のファルコンはパネルの塗り分けで色合いの濃いタイプ、創刊号表紙モデル(勝手に呼称してますが)を参考にしてきましたので今回もこれに合わせました。
正面にミディアムグレーを軽く吹き、部分毎にスス、サビでウェザリングしてます。
こちらが裏面です。
少なくともパラボラの2つのエリアがダークグレー系塗装を施されているようです。ディッシュの淵辺りに塗装剥げのような跡も再現されているのですがまだ資料不足で.......
ベース部の塗装
ベース内部の底をミディアムグレー系で塗装し、ディテールパーツを置いていきました。
パーツ類は後から適当にそれらしく塗装をすることに(細部資料が少なくて)。
内部側壁は汚しのみで処理しています。
レクテナの組立
まず71号の組立説明には大きなミスがあります。
四つ足の架台を形成するパーツ⑦と⑮が取り違えられており、赤丸で示したように正しくは正面方向に太いパイプは走っている足が立ち上がる形になります。
またベースも青い丸のモールド部が正面方向左側になるようにします。
(一回間違えました.......)
プロップモデル、レプリカモデルともに写真をよく見るとそうなってますね。
またお皿を固定するV字型アームの穴と可動シャフトの合わせが非常にきついので少しづつ研磨する等を行い慣らしていく必要がありました。
あまり研磨調整をし過ぎると逆にレクテナアンテナ部の重みで垂れ下がってしまう危険もありますので様子を見ながら慎重に.........
汚しのアップです。
レクテナ取り付け部根元の船体周りをススで汚し処理をしてレクテナを差し込むように設置します。
最後にアンテナ部が上下、左右に問題なく動くことを確認しておきます。
少しレクテナのグレー塗装が強かったですかね..........
そろそろ細かい追加作業をしておきますか......
73号から数回にかけて前部三角形状の張り出し部、マンディブルの製作が続きます。各号の作業は少なめですのでこれらは後ほどまとめて製作工程をまとめます。
そこで今回はそろそろやっておくべきことを少しづつこなしていきます。
オプション作業A:主船体下面の着陸灯の追加
DeAGOのオリジナル設計には下面左右の方向灯は再現されており後日取り付け作業が課されるはずですが船体下面外周部に一定間隔で埋め込まれている着陸灯は再現されていません。
そこでこれら着陸灯を追加してみます。
下面外周の着陸灯の配置
書籍に掲載されている船体下面の写真からモデルによって着陸灯の数は幾つかのパターンがあるようです。
HaynesのOwner's Workshop Manualの下面写真では前部に8か所、後部に12か所(左右対称に半分ずつ)の着陸灯が光っています。
一方、Sholasticの3D Owner's Guide(パラパラスライス立体モデルガイド)では前部8か所、後部4か所。Hynes版では船体後部の推力偏向板の前にもずらりと着陸灯が並んでいるのに対してSholasticでは偏向板横左右に各2つずつ並んでいるという大きな差があります。
どちらを良しとするかは難しいところ(帝国の逆襲版ならHynes版?)ですが、当館はSholastic 版を参考にしました。
このSholastic版は写真の如く、ライトの配置が同じ幅で並ぶ2つの組ライトが左舷と右舷でシンメトリーに前部2組、後部1組並んでいるシンプルな配置です。
Hynes 版
Sholastic版
(こちらを採用)
LED取り付け部の新設
まず船体の指定位置に3㎜φのピンバイスで開口しました。船体フレームと干渉する位置が3か所ほどありました。
外径7.0㎜・内径5.2㎜のプラパイプを高さ6㎜でスライスした取り付け筒を作成し、船体開口部に瞬間接着剤で取り付けます。
この筒に外径5㎜の砲弾型LEDをはめ込み低白化瞬間接着剤で固定。
ただしマンディブルの取付け鍔の下面にライト穴が来ている数か所は筒を設置せずに3㎜径のLEDを押し込みます(飛び出したLED発光部樹脂先端は後ほど研磨しました)。
LED点灯!
下面から見るとこんな感じです。
意外と予想通りの出来で着陸灯を仕込めました。
後は船体内側、取り付け筒部の遮光塗装を追加しておきました。
続いての作業は73~75号の右舷マンディブル(先端の三角形状の
船体張り出し部)の作成を挟んでということで。
第73・74号そして75号までを
今号では船体前方のマンディブル(左右の三角部)の組立です。今回と次回で右舷部下面のフレーム組立と外板の取り付けを行います。
フレーム組立
前72号配布の2フレームBF-42/43と今号のBF-44を並べ、2穴連結コネクタで繋げていきます。作業は何も問題ないでしょうが組立後のフレーム根元部分は鋭い鋭角を持っていますので保管・取り扱いに注意しましょう。
墨入れとパネル塗装
いつも通りに墨入れ後、一パネルをミディアムグレー塗装します。
主船体側外板の墨入れと取り付け
こんな感じです。
第75号
前号までで完成した右舷マンディブルに取り付ける穴メカ2つの組立塗装と右舷マンディブル上部のフレームの組立が今回の作業です。
穴メカ内部の塗装
今回74・75号で配布された円筒型穴メカの追加塗装を実施します。
オリジナルパーツには今回も非常に控えめな汚し塗装が為されていますがこれではあまりにおとなし過ぎるので追加の汚しを施します。
まずいらないコピー紙等に円形打ち抜き用コンパスカッターで穴メカ内縁よりも5㎜程小さ目な円を2つ打ち抜き、この紙をマスキングとして穴メカの上に載せます。
裏はスプレーの風圧でマスキングが位置ずれしないように簡単なテープ固定をしておきます。
穴メカ内の塗装
配色は写真を参考にしたいところですがマンディブル下面の穴メカ部が明瞭にわかる写真も少ないですので多少個人の好みで塗ってもよいでしょう。
k基本的に底部はスス汚れ、側壁はニュートラルグレー、メカ類はダークグレーを中心にあまり明瞭に塗り分けず、グラデーションをかける様に仕上げる努力をしてみました。
①まずは真上から横にスライスさせながらスス(黒鉄色)を軽く塗布。
➁側壁と底部の堺周囲をニュートラルグレー吹きかけ。
③再度中心部にスス(黒鉄色)を吹いています。
仕上げ
メカ類をダークグレーを筆でおいていきました。
パーツ類を取り付け全体的にメタリック系の塗料でメリハリをつけました。
穴メカの仮固定と船体汚し
穴メカAは切り欠き部を合わせ、穴メカBは位置決め凸部を合わせて仮固定しています。
船体各部にタミヤのウェザリングマスターのスス等で汚しを追加しています。
どういったわけか上面部よりも下面部の方は汚しが少なめですね。
穴メカA近傍
穴メカB近傍
追加作業を少しづつ............Part2
船内配線の最適化(かどうかは.....)
先に配置した着陸灯群、そして避けていた船内主船倉や連絡通路に施した無計画な電飾群をそろそろまとめましょうか。
とはいえ、主船倉等の内部設備は台座を介して取り付けますのでまだその台座パーツがない時点では配線の逃がし方については再度再考が必要かもしてません。ここでは取りあえず接続バッテリーの統合とボーディングデッキと反対側のドッキング通路にすべての回路端やスイッチを集めることとしました。
写真は取りあえず作業を完了して全点灯としたところです。
着陸灯のスポット状投光跡が一部ばらついているのはマンディブル取付金具下に配置したLEDは高さ的ゆとりがないのでどうしてもLEDの頭が数ミリ出ていました。今回この改善も実施します。
着陸灯の配線統合から
こんな感じで対のライトを一本のペアケーブルでまとめた6本をさらに一つのコネクターに繋げました。
着陸灯は他と切り離し、オン・オフできるようにした方がいいですね。
主船倉等の配線統合
主船倉は中央砲塔位置から設置位置にスペーサーを挟んで仮置きにしています。
少し浮かした形で設置されるはずですから床下に配線やファイバーは通すことも可能と思われrます。
今回主船倉の光ファイバー電飾と連絡通路のライティングに使用した3㎜砲弾型LED、床下リボンLEDはブロック化して個々延長ケーブルに接続、多数のLED配線を束ねる場合はアルミ管のスリーブ内に納めて圧着した後に絶縁テープを巻いています。
数本を束ねたものはハンダ処理後に絶縁処理しています。
個々のブロックに接続した統合線にはタグをつけて、どれとどれが統合できるか組み合わせてバッテリーに仮接続してみました。
結果的に床下用のリボンLEDとスコンセスの砲弾型LEDとは相性が悪いのか統合できませんでした。
着陸灯の減光作戦
着陸灯用に使用した5㎜砲弾型LEDの輝度が高いのか床にスポット上の投光が現れます。
これもいいのですがもう少し減光させる方法を考えました。
LEDが6V-12V対応なので6Vまで電圧を下げる方法があります。現在9Vで発光させているので70%程度までは下げられる可能性があります。
もう一つは減光材を取り付ける方法です。ただ当初の樹脂充填だと手間もかかりますから今回市販の減光シールを試してみました。
LED減光シール
今回見つけたのはLiGHT DiMSという商品です。
プレカットしたフィルムシートで色は白、黒、シルバーの3種。今回白を取り寄せました(アマゾンで700~400円位で手に入ります)。
マンディブル取り付け金具下に配置したLEDは高さ的な余裕がないためにそのままでは頭が数ミリ飛び出します。これが投光パターンの不均一に影響していますのでまずこの部分を電動ルーターで削って船体と平滑化しておきます。
今回は最小の6㎜径シールを使いました。
シールなし
シールあり
全着陸灯に遮光シールを添付
効果のほどは?
こんな感じに着陸灯が投下するスポット光がマイルドで均一になりました。
76号
今号は右舷マンディブルの上面の製作です。
外板の墨入れ
二つの外板にいつも通りの墨入れをしました。
フレームの組み立てと外板取付には問題無いと思います。
穴メカDの塗装・作製
穴メカDは底面が繊細なスリット状グリル表現になっています。
またスリットの墨入れも施されていますがここはもう少し強調したいところ(好みの問題ですが)。
そこでまずこの底部の格子状スリットにアクセントカラーを入れています。
側面はミディアムグレーを筆で塗布後にタミヤウェザリングマスターで適度な汚しを実施。
機器類はベース部をダークグレー、上部にニュートラルグレーを使用。あとはメタリック系塗料等でコントラストを取っています。
穴メカCの製作
穴メカDとバランスを取るためにコピー紙の丸抜きマスキングを被せてメタリックグラックか艶消しブラックを真上から吹き付けた後に穴メカCと同じ工程で塗装を重ねていきます。
ただしこちらのCでは完成写真を参考にメイン機器の上部プレート等にミディアムグレーを多用しました。
パーツ類の取付
説明書の指示に従って穴メカにパーツを取り付けた後に最終的な汚しをついかしました。
右舷マンディブル上面の仕上げ
穴メカC、Dをフレームに取付、上面船体にスス汚しを施します。
先端部分を除き汚しは最低限に。
二重線も追加してあります。
穴メカC部
穴メカD部
第77号
この号では75号までにくみ上げた右舷マンディブル下面にパイプ類のディテールパーツを追加していきます。
説明書では4つの穴メカの一括塗装法も説明していますが個々に済ませてしまいましたので割愛します。
パイピング
説明図に従い順序通りにパーツを載せていきます。
パーツのゲート跡や側面に軽く残っているパーティングラインの跡も丁寧に処理しましょう。
根元部のレッド塗装部に加え、二重線やドットも加えてあります。
今回も輪ゴムを取忘れました.....
第78号
右舷マンディブル上下外板を外殻フレームで結合し立体化するのが今回の主作業です。
パーツ類と墨入れ
今回も必要パーツ類や側面パネル類に墨入れをしましたが、本来ならこの段階で穴メカ同様にベースとなるプレートにグレー系の塗装をしておくべきでした。
側面舷側フレームの取付
作業指示通りに5個の舷側フレームを前回初めて配布された2.0x3mmの
沈頭タッピングビスで固定していきます。
フレームはビスの頭が沈み込む用にテーパーがかかっている面が外側に向くように設置してビス留めしていきます。
上下船体の結合
写真は右舷マンディブル上下の船体をフレームに固定した状態です。
側面パネルの固定
4枚の側面パネルを取り付けます。取付は瞬間接着剤で行っています。
外側部
内側部
第79号(一部80号含む)
78号で組み立て終わった右舷マンディブルの側面パネルにディテールアップパーツを盛っていきます。
内側側面のディテールアップ
細かいパーツの取付が続きますが各パーツのゲート跡を丁寧におとしてから取付ます。
外側側面のディテールアップ
側面に取り付けたパネルにディテールアップパーツを指示通りに載せていくのですが、出来ればこの側面パネルやディテールパーツは適時穴メカ製作時のように汚し塗装をしてから設置していき、最後に仕上げや追加の塗り分けをしたほうが良いかもしれません。
ここが穴メカと同じ様な扱いになることをパーツを載せ終わってから気付き、「しまった.........」。
このままでも光の当たり方では良いのかなとも思いましたが、写真類を再検討し少しベース部を汚すことに決めました。
側面パネル部の汚し
不要のコピ-用紙とマスキングテープで船体上下面を船体パネル張り出し部を含めてラッピングするようにマスキングし、次いで側面に載せたパーツでメッシュやスリット状の部分もマスキングテープ類で部分マスクしておきます。
ここで側面部に汚しのスプレーを軽く吹き付けていくのですが、今回試しに吹き付け塗料をグレー系からスモーク(黒)に替えてみました。
軽く吹きかけた後、半乾きの段階で塗料を含ませた綿棒で不要な部分を吹き落としていきました。マンディブル外側根元の格子状構造や中央のフラスコ状パーツ等は吹き付け塗料を拭い落としています。
う-ん、粉っぽい仕上がりという予想外の効果が得られましたが、少し暗すぎたかな..........
次はこの工程でグレースモークで仕上げをしてみようかと。
右舷外側根本付近
右舷外側中央部
右舷外側先端部
先端LEDの取付
ここは説明書通りで問題無いでしょう。
LED回路は取り付ける前に点灯試験をお忘れなく。
点灯確認
やはり少しまぶしすぎるのと最前面パーツ裏側の艶消しブラック処理は必要のようです。このLED部にも減光シールを貼ってみました。
6mm減光シールを貼り付け
点灯後
右マンディブル上面へのパーツ盛り
80号前半の作業ですが上面にパイプ類を指示通りに取り付けます。
この段階で船体への仮取付用のジグ台も準備します。
第81号及び82号
今回から左側のマンディブルの組み立てが続きます。
まずは右舷側同様に下面フレーム、パネルに穴メカを製作していきます。
フレームの組立
まずはフレームの組立です。
側面フレームを取り付ける方を上側にして2穴固定具で3つのフレームを結合します。
外板の墨入れと取付
いつものように外板パネル縁の墨入れから開始です。
パネル塗装と汚し処理
写真等を参考にミディアムグレーで2箇所、イエローで1箇所追加塗装しました。
その後、汚しを追加しています。
穴メカ廻りは汚しが少なめ、先端部が右舷よりも濃い仕上げにしています。
穴メカの作成
今回も36mmの円形打ち抜きをしたマスキング用コピー紙を被せ、まず真上から艶消し黒、壁面をぐるっとダークグレーを軽く吹き付けてからモールドされた附機類をミディアムやライトグレーで筆塗り塗装しています。
その後ウェザリングマスターのススやオイルで汚しを付けてから細かいモールドをメタリック系塗料でそれらしく...........
穴メカの取付
穴メカ部は説明書の掲載写真よりも少し派手な仕上がりです。
全体の仕上がり感を統一してこんな感じに。
第82号
今号は左舷マンディブル上部を組み上げると供に先号までに組み上げた下部にパイピング等のディテールパーツを載せていきます。
ただし今回の次号83のパーツを併せて組み上げているところがありますのでこの点お許しを。
フレームの組み上げ
先号(TF-46)、今号(TF-45)、次号にて配布されるTF-44の3フレームと4つの二穴コネクターで連結します。
船体根元もフレームは実際は次号83で配布されますのでお持ちの方のみ組み上げましょう。
外板プレート取付
今号配布される先端部プレートと次号にて配布の根元部フレームにいつもの如く墨入れをしてフレームに固定した所です。
汚し等の追加
実際は次号でこの上部先端部に幾つかのディテールパーツが載りますが写真を参考にして汚しやマーキングを(忘れないうちに)済ませておきました。
左舷下面へのパイピイング
今号最後は前号で組み上げた下面部へのパイプ類の配置です。
皆さんもすでに実施されている方が多いでしょうが、作業を開始する前にランナーにパーツ番号を振っておくと良いですよ。
パイピングも完了。
第83号
今号では左舷マンディブル上部に取り付けるメカ穴を2つを作成し船体に取り付けます。
穴メカGのボトム処理
当館ではこのGにはいつもの通り、マスキング上からフラットブラックをボトム部に吹き付けます。
乾燥後、パーツ底にモールドされた機器類にダークグレー等でコントラスト塗装を済ませ、径40mmの円形切り抜き紙をマスキング用に底に置きます。
穴メカHのボトム処理
今回のパーツはすでにスリットに強めの墨入れ処理が施されています。当館ではもう少しメリハリが付けたくて先と同様にブラックで追加の墨入れ処理をしました。
処理後に径40mmの円形紙を内部に落とすように載せ側壁塗装時の保護をします。
穴メカG/H側壁部、パーツ類の塗装
塗装済みボトム部のマスキング紙を載せたまま穴メカ内側壁をぐるりと軽くミディアムグレーを吹きかけておきます。
穴メカ内部に取り付けるパーツ類にも同色のベース塗装を済ませておきます。
写真は内部の塗装を済ませた後マスキング紙を外した状況です。
穴メカGの組立
指示通りにパーツを載せていきながらディテールアップの塗装も適当に施しています。
少し派手ですがこの後にスス汚し等をさらに追加しますので派手位でもいいかと。
DeAGOの指示通りにスプレー重ね吹きで処理をされている方はそれを参考に統一なさると良いでしょう。
穴メカHの組立
こちらも指示通りにパーツを組み上げ追加の塗装を施しています。
この作業での事前注意点をひとつだけ付記しますとパーツ⑧をランナーから切り離す際には写真の右側に当たる部分(黄色の丸)の小さい突起部をランナーゲートと見誤って切断しないようにしましょう。
1ミリ程度の突起は残します。
穴メカ、パーツの取付
穴メカを指示された位置にネジ止めし、先端部の追加パーツを取り付け後に最終的な汚しを追加します。
プレートの穴メカ開口部縁の汚しに呼応するように内部にもスス汚しやオイル汚しを追加するようにしています。
第84号
今号では残る左舷マンディブル上面へのディテールアップパーツの配置と側面フレームの取付が主な作業です。
左舷マンディブル上面のパイピング
組立説明書の指示通りパーツを取り付けた所です。
上面の再仕上げ
パーツ取付後に塗装や汚しの追加仕上げを。さてどこでしょう?
追加塗装部
追加汚し①
追加汚し②
まず今回塗装済みのパネルに重なったパイプ部を同色系赤で塗装します。
色は写真の如く2種のエナメル塗料を塗料皿上で少量調色しています。
次いで先端部取付パーッに繋がる3本の後付けパイプを適当に汚し追加しておきます。
加えて穴メカ開口部縁の汚しに呼応したパイプへの追加汚しです。
ここは縁部の汚しに被るパイプ部をスス汚ししてからそのパイプ上部のみ軽く水で湿した綿棒で拭うように汚しを一部クリアーにしています。
側面フレームの取付
先に完成している左舷マンディブル下面部側面にフレームを取付けて行きます。
86号にてこの左舷マンディブルは完成予定の運びです。
第85号
今号は左舷マンディブル側面パネルの組み立て作業です。
この側面部を準穴メカとして少し側面のベース部の暗色塗装に強めの汚しを入れることしましたが右舷部では側面パネルを固定してしまってからこれら汚しを行ったため船体上下両面を完全マスキングする作業等、余計な苦労が発生しました。今回はその反省の基にパネルの固定前に必要な追加作業を終えてしまうことに。
従って今回は正式の作業工程とは異なりディテールパーツの接着を最後に回すこととしました。
細かいスリット等への墨入れ
これも後に回し、パーツ接着前に完了してもよいでしょう。
マスキング
紙のマスキングテープでベース塗装をしない部分をマスキング。
ここまでマスキングするなら筆塗りでベース(ボトム)部分を塗装した方が早かったかも(笑)。
ベース部の塗装
今回グレースモークを試してみましたがあまり芳しい効果が出ませんでしたので前回同様にスモーク(黒)を重吹きし、乾燥後にミディアムグレーをさらに軽く吹き付けてあります。
マスキング除去
テープマスキングを少しずつ剥がし、一部(スリット枠等)の塗装部を溶剤を浸み込ませた綿棒で擦りながらリムーブしていきました。
追加の部分塗装とパーツ取付
SP-23の側面パネルへ細かい塗装や指定パーツの固定を実施します。
SP-24の側面パネルへも細かい塗装や指定パーツの固定を済ませた状態です。
最終調整
組み上がっている左舷マンディブルに今回の側面パネルを仮置きして、
右舷部側面と比較してみました。
ベース部の色合いや汚し状況を極力両者でバランスが取れるように再調整します。
光の当たり方によっても微妙に見え方に影響するのですが少しベース色がズレてしまった様で.........
先端部の比較(上部合わせで重ねた状態)
根元部の比較
第86号
今号では左舷マンディブルが一応の仕上げを迎えます。
第84号でアップし忘れたこと.....
赤で塗り分けられたパネル上に這わせたパイプに同色の塗装を追加塗装しましたが、DeAGOの表紙写真ではほとんどが剥がれている表現になっていることに気付きました。
そこで溶剤を浸み込ませた綿棒の先でこすり不要部分の塗装除去を追加処理しました。
左舷マンディブル外側側面の固定
前号の回で仮固定し、右舷側とトーン合わせの調整をした側面パネルを瞬間接着剤でフレームに固定します今回フレーム穴とプレートピンの位置が微妙にずれていて固定に手間取りましたが何とかはめ込んでパネルの接合部に最後のパーツを載せます。
内側及び先端部フレームの組み込み
今号で配布されたSF09とSF10の2つのフレームを固定します。
内側パネルの組立
上が製作済みの右舷マンディブル、
下が今号で製作・汚しを入れた内側パネルを固定した左舷マンディブルの内側です。
作業は右舷側とほぼ同じ要領となりますので問題ないはずです。
先に仕上げておいた右舷内側と比較し、汚し等の調整を行いました。
先端部パーツの準備
2つのパーツを載せ、墨入れ等の汚しを施した左舷先端用のパーツです。これを取り付ける前に裏側にLED投光照明回路(赤のリード線)をビス固定し端子部を右舷同様にマンディブル内部に通します。
LED減光シールの添付
右舷同様に投光LEDの減光処理をしました。
まだ左右マンディブルの上下パネルの上にはパーツが載りそうですがこれで一応の完成ということに。
次号は下面の着陸灯の組み込みや電気回路の再確認になるようです。